その生態に謎の多いCA

CA達は、いったいどれくらいの家賃で、どのような場所に住んでいるのでしょうか。フライトでほとんど家にいないんだから、どんなマンションでもいいんじゃない?そう思われがちですが、そんな生活リズムだからこそ、譲れない条件も数多くあります。

元JAL客室乗務員だったわたし自身、入社してから退社するまで、3度、引越しを経験しました。そんな客室乗務員の実態をお話しします。

本記事の内容

・東京のCAさんの一人暮らしに人気の場所・相場
・CAが一人暮らしを決める条件・ポイント

3分ほどで読めますm(__)m

Sponsored Link

CAの一人暮らしにオススメの場所は?

基本は駅近ですね。

現役CAに人気の駅をいくつかご紹介します

① 京急空港線沿いの駅(例 蒲田、穴守稲荷、平和島)
何と言っても羽田空港に近いというメリットがあります。

JALでは、羽田空港から成田空港まで社用のバスを定期運行させているので、どちらの空港にも便が良く、航空関係者も多く住んでおり、仕事で悩んだ時など、すぐ同期と集まれるという良さもあります。

② 横浜、水天宮
こちらの2つの駅にはCATというバスターミナルがあり、空港へのリムジンバスが運行しています。

スーツケースを貨物スペースに預けることができるため、バス利用を好むCAも多くおり、人気の場所です。京急空港線沿いに比べて落ち着いた雰囲気がありますが、家賃はその分全体的に高いので、中堅〜ベテランCAが多く住んでいます。

③ 品川駅周辺(大崎、田町、大井町、泉岳寺)
品川駅は、羽田空港へは京急線で、成田空港へは成田エクスプレス線で一本という便の良さで人気があります。

京急空港線沿いに比べて家賃は高いですが、山手線の利用もしやすく、都心に出ることを考えると大変便利な場所だと思います。

一人暮らしのCAは、どれくらいの家賃のマンションに住んでいるの?

管理費を含め、大体8〜9.5万円のマンションに住むCAが多いです。

CAには住むマンションを決める上で譲れない条件も多く、また日々の多くの時間を慣れないホテルや、海外で過ごすため、せめて日本にいる時は最高の空間で寛ぎたい、そう考え、住居選びは決して妥協しないCAが多くいます。

また最近は、同期同士でルームシェアをするCAもおり、お互いが長距離のフライトで留守にする時を見計らって友達や家族を呼んだりするなど、特殊な生活リズムを逆手にとって日々を充実させる方法もあるようです。

入社年度によりますが、JALの家賃補助は1万円前後であるため、その補助を利用しても、8〜9.5万円が妥当であると思います。

元JALCAオススメの引っ越しプラン

これまでオススメの駅をいくつか例を挙げてきましたが、多すぎてよくわからない、という方に、現役時代引っ越しを3度経験した元JALCAがおすすめの引っ越しプランを提案します。

CAおすすめの引っ越しプラン

入社1年目…
京急空港線沿いの駅に住み、訓練と慣れない国内線乗務期間は同期と支え合う。

入社2or3年目…
仕事に慣れてきた頃に契約更新のタイミングがやって来るので、水天宮や田町など、羽田/成田両空港に便の良い、自分に合った雰囲気の場所に引っ越す。

JALでは、入社後の訓練は羽田空港近くの新整備場駅のビルで実施されます。約2ヶ月間ですが、勉強量も多く、また訓練後約1年間は羽田発着の国内線を乗務するため、その期間は、羽田空港に近い場所を強くオススメします。

国際線を乗務するようになると、どちらの空港にも便が良い場所が最適なので、間を取った場所に引っ越すといいのではないかと思います。

これだけは譲れない!CAの一人暮らしに重要な条件とは

CAならではの条件3つです。

オートロック、宅配ボックス、24時間ゴミ捨て場があること

CAはスケジュールによっては、月の半分も家にいないこともしばしば。

長期間家を離れるからこそ譲れないのが、防犯面で大切なオートロック、ネットで注文した商品をタイミングよく受け取ることができない時に必要不可欠な宅配ボックス、曜日指定だとフライトでどうしても出せない時に重要となる24時間ゴミ捨て場、の三点です。

私自身、3度引っ越しを経験しましたが、どのマンションもこの三つの条件は必ず満たしていました。

駅近であること

よく空港などで目にされるかと思いますが、CAはほとんどの通勤時にスーツケースを引いています。

長距離フライトの際は5〜7日間用の大きなスーツケースを、宿泊を伴う国内線や中距離のフライトの際は手荷物サイズのスーツケースを常に引いているため、それだけで体に大きな負担となりますし、ただでさえフライトでクタクタに疲れているので、駅近は外せない条件です。

また、終電に近い時間で帰宅することもあるので、夜道を歩く時間がなるべく少なくなるよう、この条件を最優先しているCAもいます。

CA出没スポットに近いこと

そんなフライトでクタクタになって帰宅するCAですが、休日はかなりアクティブに動きます。私の周りのCA仲間は、休日にスポーツジム、ヨガスタジオ、キックボクシングなどに通うために、それらに近い場所でマンションを決めたCAもいます。

またお酒が好きなCAは、仲間と蒲田駅や銀座駅に出没するために、それらの駅に便の良い場所を選んだりしていました。

ですので、豆知識ですが、こういった場所に行けば、読者の方々もCAと出会えるかもしれませんね^^

まとめ|CAの一人暮らしの場所・相場

今回は謎に包まれたCAの生態を少しだけお話ししましたが、いかがでしたでしょうか。

テーマに対する答えをまとめると…

・CAの一人暮らしの相場は、8〜9.5万円!
・最適な場所は、入社一年目は京急空港線沿いの駅 →2〜3年目に羽田/成田両空港に便の良い駅に引っ越す!

どの場所が一番良い、とは一概には言えませんが、やはりCAが多く住んでいる場所はそれなりに生活するには便利で、治安も良い傾向にあると思います。

これから航空会社に入社される方は、自分なりの条件とともに、楽しんでお家探しができますように♪