CAの仕事内容はCA受験の時によくイメージできていることで面接のPRもできて非常に重要です。

新人時代はどのように1日の業務を行っているのか一緒に見ていきましょう。

新人CAの1日の仕事内容7つ

1)業務開始前
2)ブリーフィング
3)キャビンチェック
4)ボーディング開始~離陸
5)機内サービス~巡行中
6)着陸後
7)デブリーフィングとフィードバック

3分ほどおつきあいください。

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新人CAの1日の仕事内容7つ(フライトノートを作る♪)

1)業務開始前

辛い訓練をパスしてついにようやくフライトデビューしてもまだまだ新人CAにとっての本当の出発点はここからです。一つとして同じフライトはないので、事前の情報収集は非常に重要です。

事前に旅客数、旅客情報(お手伝いが必要なお客様の有無など)、天気、フライトクルーを確認した上で、イメージトレーニングをすることを心がけていました。

出発地、到着地の天気は機内の揺れ、それによってシートベルトサインが続くとサービス時間の短縮、お手洗いのご案内にも影響するので、事前に確認することでスムーズに対応することができます。

新人時代はCAでも空酔いする人も

乗り物酔いが心配な人は強い揺れが予想されているフライトで酔い止めを飲んでいる人もいます。

オフィスに出社(ショウアップ)し同じフライトクルーの先輩方を見かけたら、積極的にご挨拶をしましょう。

ご挨拶は当たり前のことですが、同じグループに所属するメンバーでフライトスケジュールが組まれていても沢山のメンバーがいらっしゃるので、毎フライトしっかりご挨拶しお互いの認識がとても重要です。

今は電子マニュアル、お知らせの取り扱いも充実していますが、オフィスに掲示されている書類の確認をまず行います。

会社やショウアップの場所によっては、フライトクルーのお弁当などを新人が確認するケースもあります。もしわからない場合は指導担当の先輩CA確認しましょう。

2)ブリーフィング

フライトクルーが揃うとフライトに関する打ち合わせ(ブリーフィング)を行います。ブリーフィングの場所の確保も新人が行うこともあります。

クルーの簡単な自己紹介・担当区分の確認、お手伝いが必要なお客様の情報、搭乗者数、天候、サービスに関する内容など幅広い内容の確認をすることで、お客様に快適なフライトをお過ごしいただけるよう連携を深めています。

使用する機体の安全に関する知識確認に関連して、特に新人時代は安全やサービスともに確認されることが多くあります。

先輩方に勉強不足に思われることがないように日々知識の向上を心がけましょう。そしてその日の目標の確認されるケースもあります。フライトタイムや旅客数などその日のフライト状況も踏まえて、目標を決めてフライトで達成できるよう業務を行います。

3)キャビンチェック

飛行機に移動したらすぐに機内の安全チェックを行います。初便、別の場所から到着便のどちらでも機内にお忘れ物、不審物がないか、また機内清掃ができているかを限られた時間の中でしっかり確認します。

何か問題があった場合はすぐに報告し、対処してお客様のボーディングに備えます。

4)ボーディング開始~離陸

ゲートがオープンされると優先搭乗、会員ランクなど、後方座席、中央座席、前方座席などの順番にお客様が機内に搭乗されます。一人一人のお客様に笑顔でご挨拶し、お座席を迷われている方がいらっしゃった場合は搭乗券を確認してご案内します。

CAはボーディングの時にお客様の目を見て笑顔でご挨拶をしているだけではなく、体調不良の方がいないか、不審な方がいないかの確認も行っているのです。ここでの判断によってはご搭乗をお断りするケースもあります。

新人CA時代はお客様に荷物を棚に収納するお手伝いの対応に追われてしまうことも多いので、サービスだけでなく保安要員である意識を強く持ち。ボーディング時はキャビンの安全確認に注意します。

最終確認後にドアクローズをしていよいよ離陸します。最初はCAとしてフライトできることが嬉しくなって窓の外に注目しそうになってしまいますが、機内の安全確認、お客様の様子をしっかり見ておきましょう。

そして担当区分のジャンプシート(CA用の座席)の位置によってはお客様から見えるので、常にCAとしての見られている意識を忘れずにいましょう。

5)機内サービス~巡行中

シートベルトサインが消えたらまず担当区分の確認、そしてキャビンを確認しつつブランケットを配布します。慣れないうちはつい動きが早くなってしまうの

で、少しゆっくり丁寧を心がけお客様の様子を伺っていきましょう。ギャレー担当、キャビン担当の担当分けがありますので、機内サービス前に準備を行っていきましょう。

新人CAはギャレーを先に極めることを先輩からオススメされた経験があります。ギャレーで様々なメニューや準備をテキパキ行えるようになることは、今後の業務で非常に役に立ってきます。

新人CAがキャビンに出てサービスをメインに行うとよくあるのは、お客様の様々なご注文やご依頼に対応しきれず、カートで担当位置まで到達できずに、他の担当区分のCAにサポートしてもらったエピソードもありました。サービス後にはお手洗いが混雑することもあります。

シートベルトサインが出る前に小さいお子様などには、お手洗いのご案内をすることが大事です。

おそらく新人CA時代はお手洗いが担当区分になることが多いかと思います。お手洗いは不審物の持ち込み、喫煙など注意したい場所なので、どのお客様がご

利用されていたか、お手洗い内のチェックは徹底しています。国内線でもミールを食べることができる休憩時間があります。

新人時代は緊張や先輩に遠慮してしまうこともありますが、緊急時に動けるようにするためにもミールはしっかり食べます。休憩時間といっても短い時間なので、早食いはフライトを重ねるごとにできるようになりました。

6)着陸後

最終着陸体制に入り無事にランディングした後は、シートベルトサインが出ているにも関わらずベルトを外してお荷物を取り出すお客様がいらっしゃいます。飛行機はまだスポットに移動している途中なので、PA(アナウンス)またはお声かけをして着席していただきます。シートベルトサインが消えたらドアの確認をします。

降機が開始したらお客様を笑顔でお見送りします。全てのお客様が降機されたらお忘れ物、不審物が残されていないかを確認します。

よくあるお忘れ物はお土産でお名前も書いておらず特定するのが難しいケースもあるので、お忘れ物があった座席、収納棚の位置はしっかりメモし引継ぎをします。

最後まで気が抜けない新人時代に大切な1日の終わりの確認と復習

7)デブリーフィングとフィードバック

フライト終了後、キャビンまたはオフィスにてデブリーフィングと呼ばれるその日の報告及び反省会が行われます。

フライトクルーが1日のフライトでの振り返り、情報共有、サポート作成などがありますが、新人時代はかなりフィードバックをいただくこともあります。

もし意見を求められた場合は自分自身の反省点・改善点、先輩方の対応から見習いたい点、次回取り組んでいきたいことなどをお話ししましょう。慣れないうちは上手くいかないことも沢山ありますが、厳しいアドバイスも含めて応援してくださっている先輩方は沢山いらっしゃいます。

指導員の先輩から個別にフィードバックをいただくこともありますので、皆さんからいただいたフィードバックや気付きはノートに記載し、
ステイ先到着後または帰宅時にその日のフライトのまとめを作成しましょう。

フライトノートのすすめ

ノートをまとめることで気付くことのできるポイントもあるので、疲れていても頑張ってノート作成がオススメです。

翌日もフライトがある場合はフライト情報、仕事内容を事前に確認し備えてからゆっくり休みましょう。新人時代は余裕がなく大変なことも沢山ありますが、いつでも素直さ、謙虚さ、真面目さがあれば、先輩からも可愛がられるCAとして成長していくことができます。

確かに担当区分があるので自分の仕事という括りももちろんありますが、1便ごとのフライトクルー全員でフライトを作っているのでチームワークがとても大事です。素敵なチームでお客様に快適なフライトタイムをお過ごしいただけるよう一緒に頑張りましょう!

新人CAの1日業務のまとめ

・とにかく事前に情報収集しイメージトレーニングを行う!
・余裕を持ってショウアップし準備と積極的にご挨拶をする!
・ご指導いただいたポイントをメモし次に活かせるようにする!
・いろいろな先輩の接客を見て自分らしい接客を身に付けていく!