CAになるには、TOEIC600点が必要と言われているけれど、実際はどうなんだろう?
英語がとても苦手・・・TOEICどうすればいい? 帰国子女は有利?

英語に関してのこんな悩み、ありませんか?

十数年、JALの国際線CAとして働いてきた私も英語が苦手で、大変苦労してきました。今回は、そんな私がどうやってTOEICを乗り切ってきたのか、どのような努力をしたのかなども含めて、CAのリアルな英語力についてお話しします。

本記事の内容

・CAに求められる英語力が低すぎる?TOEIC600では危ない話
・【CA向け】とにかく急いでTOEICスコアを上げる方法3つ

3分ほどで読めます^^

Sponsored Link

求められるCAの英語力

CA採用時はTOEIC600点が基準

日系の航空会社のCAの採用時には、TOEICスコア600点程度の英語力が求められている場合がほとんどです。あまりにTOEICスコアが低い場合には、書類選考で落とされてしまう可能性があります。

CAの採用試験はTOEICスコアだけで決まるものではないですが、せっかく他の資質に優れていても、TOEICスコアが低いだけで面接までたどり着けないのは悔しいですよね!TOEICスコア600点以下の場合は、少しでも600点に近づけるよう、努力しましょう。

気になる実際のCAの英語力ですが、「CA全員英語が得意!」というわけではありません。それでも、全体的に考えるとTOEICのスコアの平均は高めです。

ちなみに私は英語がとても苦手で、TOEICスコアは500点台でした。仕事で必要な英語は訓練で教えてもらいますが、英語そのものが苦手な私は、訓練についていくのがとても大変でした。英語のできる帰国子女の同期が、とても羨ましかったです。

めでたく入社したのちも、CAは常にTOEICスコアアップと語学力の向上を求められます。特に、JALやANAは日本のフラッグキャリアであり、外国のお客さまも多いので、英語力は必須です。2020年のオリンピックに向けて、ますますその需要は高まるでしょう。

CA就活前にTOEICは受験しておこう

CA就活はESをはじめ、やることが多い。できることならTOEIC勉強と同時進行はキツイので、できることならCA就活が本格化する前にスコア達成しておいた方が絶対いいです!詳しくはCA就活でTOEICはいつまでにとるべきか+3か月独学メニューで解説しています。

TOEICスコアは、あくまでも英語ができるかどうかの目安ですが、世間の共通の認識として、英語力を数値化したものと言い換えられます。

何らかの事情がない限り、一つの指標となるTOEICは受験しておいたほうが良いでしょう。JALのCA募集要項には「TOEIC 600点以上、または同程度の英語力を有する方」とあります。つまり、帰国子女だったり、海外留学経験があったりして、英語力に自信があれば問題ないということですよね。

ただ、この場合は面接の時に「では、なぜTOEICを受験しなかったのですか?」と聞かれる可能性もあります。 ちなみにANAでは「TOEIC 600点程度以上の英語力を有する方」とあります。 

英語以外を学ぶなら中国語や韓国語

「英語は得意!もう1ヶ国語習得した方がCAになるために有利かな?」とお考えの方は、ぜひ第二外国語の習得にチャレンジしてください。第二外国語ができるからと言って、即採用ではありませんが、自己PRにも活かせますし、実際の機内でも使えるシーンがたくさんあります!

そして、もし第二外国語を学ぶのであれば、中国語や韓国語をおすすめします。ジェットスターのCA募集要項では「北京語に堪能であれば尚可」とありますし、春秋航空のCA募集要項にも「中国語に堪能な方は優遇致します」と記載されています。(2018年採用時点)

近年、日本には中国や韓国からのお客さまが大勢訪れています。国内線なのに、機内の大半が中国のお客さまという光景を何度も経験しましたし、韓国線のお客さまは、ほとんどが韓国人で、機内通訳が乗務しているほどです。

中国や韓国のお客さまの中には、英語も日本語も通じず、安全に関する説明に時間がかかる場合があります。そんな時に、中国語や韓国語のできるCAがいたら、本当に心強いです。

英語ができないCAの話  

お恥ずかしい話ですが、私の入社時のTOEICスコアは350点くらいでした。(今なら入社できていないかも知れません・・・)私ほどTOEICスコアの低いCAはいなかったのではないでしょうか。

英語ができないと、こんなことが大変!
  • 入社後の英語訓練 (英語のロールプレイングや英語の授業。もちろんテストもあり)
  • 国際線訓練での英語 (入社訓練と同様。内容はもっと細かくなる)
  • 乗務時の外国籍のお客さまとの会話(お食事の内容、乗り継ぎの質問、クレームなど)
  • 外地の乗務員とのコミュニケーション
  • 海外ステイ中のトラブル(迷子になる、ホテルのトイレが詰まる、忘れ物をするなど)
  • 英語のアナウンスを急に担当した場合、単語が読めない。

英語ができないことで、いろんなことに不便を感じましたが、一番大変だったのはやっぱり「訓練」です。

CAは、入社後や国際線移行の際に、英語だけでなく、ほかの業務に関する知識を学ぶための訓練を受けます。訓練では毎日、覚えなければならないことがたくさんあります。

訓練が一緒だった帰国子女の同期は、英語に関する心配事が何もなかったので、ほかの授業に集中することができ、「訓練は余裕だった!」と申しておりました。

英語ができない私は、毎日寝る時間が足りないほど必死だったのに・・・

このような苦労をしないためにも、あらかじめ英語に馴染んでおくことをおすすめします。

Sponsored Link

CA向け|TOEICスコアの上げ方をアドバイス

さて、そんな英語のコンプレックスを解消するために、実際私がやっていたことをいくつかご紹介しましょう。

  • ひたすらTOEICを定期的に受験
  • オンライン英会話でコスパ良く学ぶ
  • TOEICアプリを活用してコマ切れ時間で学ぶ

大したことはやっていないのですが、とりあえず簡単なところから英語に慣れることが大切です。早速、一つずつ説明していきます。

ひたすらTOEICを定期的に受験

TOEICスコアを上げるためには、TOEICに慣れることが必要です。公式のTOEICテストは受験料が高いので、社内で行われていたTOEIC IPテストを、3ヶ月に一回ほどの頻度で受験していました。

テストが終わったあとって「今回もできなかったな。ちゃんと勉強しないとなー。」と反省することありませんか?

次のテストの日程が分かっていれば、何となくモチベーションを保ったまま、次のTOEICが受験できます。しかも、コツがつかめてくるので、受験しているだけでTOEICスコアが少しアップしますよ!

忙しい人は「スタディサプリTOEIC」で細切れ時間を活用

TOEICの点数を、短期間で一気にあげたい方は、「スタディーサプリTOEIC」を活用するのもアリです。この内容で月2980円はお得。 私が気に入ったのは次の4つです。

・TOEIC本試験の20回分がアプリで受け放題
毎月200問の厳選問題が配信される
・最短3分からの「コマ切れ時間」活用
・TOEIC990点満点講師の授業が受け放題

7日間は使用期間で完全無料なので、どんなもんか試してみたい方はどうぞ。ハマると思います。TOEICの勉強ってこんなに手軽でいいの~♪って感じになりますよ。

TOEICのスコアくらいは自分の独学でなんとかするもんですが、残された期間があまりない方や自分一人じゃ継続が不安って方はこのようなアプリを使うのもアリですね。

⇒ TOEICテスト対策の神アプリ「スタディーサプリTOEIC」

 

まとめ|TOEIC 600点はCAにとって最低限

CAに必要なTOEICと第二外国語

CAの募集要項に英語力が求められているのには、それなりの理由がありましたね。今後は英語力だけでなく、第二外国語についての注目も高まりそうです。英語に自信がある方は、他の言語の習得にチャレンジしてみても良さそうですね。

  • CA採用時にはTOEIC 600点は最低ライン
  • 英語力があってもTOEICは受けておく
  • 可能であれば中国語・韓国語にチャレンジ

TOEICからは逃げられない

CA採用時だけでなく、CAのキャリアアップにも関係してくるTOEICスコアからは、CAを目指す以上、絶対に逃げられません。どうにかしてTOEIC 600点以上を目指す必要があります。

逆に考えれば、英語が苦手でもTOEIC 600点さえ取っておけば、CAの募集要項を満たすことになります。英語が苦手な人がTOEICの点数を上げるための参考として、以下の三点をお伝えしました。

  • ひたすらTOEIC受験をして形式に慣れる
  • オンライン英会話でコスパ良く学ぶ(⇒DMM英会話
  • 忙しい人は「TOEICアプリ」を活用してコマ切れ時間で学ぶ (⇒  スタディーサプリTOEIC)

CAの仕事とTOEICは切っても切れない縁だということが、お分りいただけましたか?

英語力に自信のある方も、ない方も、ひとまずTOEICを受験し、現在のご自身のレベルを明確にしておきましょう。

「英語アレルギー」である私の経験から、私と同じく英語が苦手なCA受験者の方に、少しでも自信を与えられたら幸いです。ぜひ、前向きにがんばってくださいね!