高校生の頃から将来自分がやりたいことが決まっているのは、本当に素晴らしいことですね!
私がCAを目指し始めたのは大学三回生の最後の方。「私は一体何がしたいんだろうか。CAってかっこいいかも?」くらいの感覚で受け始めたので、新卒採用は惨敗・・・(受かる人は受かるんでしょうけどね^^;)
その後、既卒試験を受けながら「どうせ受験するなら、高校生の頃からがんばればよかったなぁ」と何度も思ったものです。
今回はそんな私の失敗を踏まえて、高校生活をどのように送れば良いかについて考えていきましょう♪
CAになるために高校生活をどう過ごすか
英語はしっかりやっておく
CAといえば、やっぱり英語が得意なイメージですよね。
実際のところCAは英語が得意な人ばかりではありませんが、国際線では半分以上が外国のお客さまということもありますので、やっぱりできるに越したことはありません。
CA受験の際の募集要項にも「TOEIC 600点」が明記されている以上、その点数を持っていないと不利になります。
できれば高校生活で英語に親しみ、「英語が得意!」と言えるようになっておきたいものですね。
- TOEIC600点以上を目指す
- 英会話教室に通う
- 学校に外国籍のお友達がいれば、積極的にお友達になってみる(英語以外でもOK)
- 英語で書かれた本を読む
- 洋画を字幕で見る(字幕なしでも意味がわかるようになるといいですね!)
- NHKの英語番組で英語を勉強
- 英語の先生にアドバイスをもらう
英語はインプットだけでは上達しません。インプットしたらアウトプットできる環境を作るといいですよ。
得意な教科をつくる
高校生活の中で、得意な教科はなんですか?
高校生の頃からCAを目指していると、どうしても「早くCAになりたい!」という願望だけが先行してしまい、「とりあえず、英語!」になってしまいがちです。
もちろん、英語はとっても大切なのは先ほどお話しした通りなのですが、CAは英語ができればOKというものでもありません。
CA受験の際、英語ができる人はまわりにたくさんいます。
その受験生の中で一番英語ができることを目標にするより、何か他のことを得意にしておく方が、面接官の印象にも残りやすいアピールポイントになりますし、人間的にも成長できるはずです。
そして、CAとは全く関係がないと思われる教科であっても、実はCAの業務で役立つことがあったりするんですよ!
いくつかの教科を例にあげて考えてみましょう。
- 国語→CAは膨大な量のマニュアルを読み込まなくてはならない。読解力、理解力
- 数学→機内販売、時差の計算は当たり前。論理的思考、冷静さ
- 体育→CAは体力が勝負!忍耐力、持久力、体力
- 世界史→世界各国のお客さまのお相手CA。その背景がわかっているのとわかっていないのでは大違い!教養、相手を察する力
- 日本史→日本の代表として、自分の国のことを知っておくことは大切です。一般常識、教養
- 化学→機内で実験をすることはないと思いますが、化学は適切に・冷静に・手順を考えて研究をしますよね。そんな力もCAには必要!
CAの仕事と関わり合いのなさそうな教科ほど、面接官の「なぜCAに?なんか面白いぞ!」という印象に残るでしょうね。
やりたいことを思いっきりやる!
アルバイトやクラブ活動だけにとどまらず、もし何かやりたいことがあるのであれば、今のうちに思いっきりやっておくことをオススメします。(常識の範囲内でね。)
高校生活で知り合った友達は一生の付き合いになることもありますし、いろんなことを経験しているうちに、自分の本当にやりたいことを見つけるきっかけにもなりますよ。
高校生活で得た経験は、CAになるときにもきっと役に立ちます。
- クラブ活動に打ち込む→自分の役割や得意なこと、など
- アルバイトでの経験→老若男女分け隔てなく付き合える、計算が得意、接客が楽しい
- 学校の文化祭→協力することの大切さ、期間内に完成させる計画性
- 本をたくさん読む→知識が豊富、語彙が増える
- 習い事→それをやることで得たもの
- 趣味→没頭できることの素晴らしさ、集中力、リフレッシュ方法
- 友達との交流→社会に出てから頼りになる友達は大切
CA受験の際のエントリーシートには、「打ち込んだこと」「興味のあること」「それらをCAとしてどう活かせるか」などを書く場合もあります。
CAへの進路を考える
CAになるためには「高校を卒業してからどうするか」についても考えておかなければいけませんね。
ちなみに大手航空会社(JAL/ANA)のCA募集では専門学校・短期大学以上を卒業していることが条件になっています。
なんらかの社会経験(アルバイトを含む)を採用条件にしているところもありますので、いろいろな航空会社の募集要項をチェックしてみてくださいね。
大学へ進学
大学は高校とは違い、自分のやりたいことを積極的にすることができます。
高校生の時よりも自由な時間が増え、いろんな経験を積むことができる4年間は、長い人生の中で貴重な時間だと言えるでしょう。
高校生ではできなかったこと、社会に出てからでは時間がなくてできなくなることが色々とあるので、大学に進学して損はないと思います。
- アルバイト
- 旅行
- 自由な時間が増える
- 自分の興味があることを専門的に学べる
- サークル活動
- いろんな人とのふれあいや経験
私は大学に進学し、社会人になってから既卒でCAになったのですが、高校生の時には特にやりたいことがなく、大学進学も迷っていました。
今となっては、大学に進学して自分のことを考える時間があったからこそ、いろんな経験もできたし、CAになろうという目標ができたのだと思います。
CAになったからこそ言えることかもしれませんが、大学生活の4年間は無駄ではなかったと心から思います。
専門学校へ行く
CAにはエアラインの専門学校出身者もいます。
高校の時から「CAになる!」と決めて、卒業と同時に専門学校に通い航空業界のことを学んでいるので、私の知っている専門卒のCAは意識が高い人たちが多かったです。
専門学校には元CAの講師がおり、サービスマナーや機内アナウンスなどの疑似体験もできますし、CA採用の際には書類の添削、面接の練習などもしてくれます。
エアラインの専門だけあってその指導は厳しいものですが、元CAによる「現場の生の声」が聞けるのはいいですよね!
何よりも、同じ世界を目指す仲間がまわりにたくさんいるというのは、とても心強いことでしょう。
留学を考える
もし、留学できる環境にあるなら一度経験しておくことをオススメします。社会に出てしまってからでは、なかなか海外留学する経験は得られません。
最近は高校の修学旅行で海外ホームステイをするような高校もあるようですが、できればもう少し長く1年くらい留学するといろいろと見えてくると思います。
大学での交換留学生制度や語学センターの留学プログラムなど、さまざまな種類のものがあるので、興味があれば探してみてください。
留学経験で得られること
- 英語が上達する
- 物事を大きく捉えて考えられるようになる
- 世界から見た「日本」がわかる
- 日本の常識と世界の常識の違い
- 異文化を体験することで、教養が深まる
まとめ|充実した高校生活を送ろう!
高校生活は人生で一度きり
大人になる一歩手前のこの時期は、考え事・悩み事はあるにせよ、いろんなことにチャレンジできる大切な時間です。
お友達と思いっきり遊んだり、一緒にいろんな経験ができるのもこの3年間で最後かもしれません。
ぜひ、悔いの残らないように楽しい高校生活を過ごしてくださいね!
その中で、もしCAという職業に興味を持っているのならこれらのことを少しだけ思い出し、実行してみてください(^^)
- 英語はTOEIC 600点以上を目指す
- 英会話を中心に学ぶ
- 得意な科目に打ち込む
- 遊びも、勉強も真剣に!
- 興味のあることにはチャレンジしてみる!(失敗してもOK)
人生は社会に出てからが長い!進路はじっくり考える
CAは60歳の定年まで働き続けることのできる仕事です。
今高校生のあなたは、14歳から18歳くらいでしょうか。20歳でCAになったとしても40年働くことになります!
- 4年間の大学生活を経てからCAになっても遅くはない
- 大好きなCAに少しでも早く近づきたいなら専門学校もあり
- 留学は人生の中で大きな経験となる
人生は社会に出てからの方が長く、社会に出てしまってからはなかなか自由な時間が作れなくなります。
ぜひ進路はじっくり考えて、素敵なCAになるために今ある高校生活をenjoyしてくださいね♪