CAを目指す受験生が気になっていることの1つとして「英語力」があるのではないでしょうか。

近年は1年目から国際線を飛ぶことや、訪日外国人の増加により、航空会社は受験生に以前よりも高い英語力を求める傾向にあります。

実際に私がCAを目指しだした時のTOEICスコアはたったの290点でした。そこからCAになりたいという強いを持ちつつ今では950点に上げる事ができました。

劇的なスコアアップに成功し、実際に国際線の客室乗務員としての乗務経験のある私が、TOEICスコアをアップさせる方法をご紹介しましょう。

本記事の内容

・CAになりたい人向けのTOEIC勉強法【スクール講師のノウハウ】
・CAとして機内で英語を使えるための「実戦的」な勉強方法

ポイントは机上での勉強とそれ以外での勉強を両立させること。
3分ほどで読めますm(__)m

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CAになりたい人向けのTOEIC勉強法【スクール講師のノウハウ】

正しい教材×正しい勉強法。シンプルですね。

3冊だけ♪TOEICスコアアップに必要な教材

私のTOEICの生徒さんでたくさんTOEICの教材を買ってしまい、うまく使いこなせない方がいらっしゃいます。
最初は3冊で十分です。

TOEIC教材は3冊だけ

・音声付きのTOEIC単語帳
・なるべく薄いTOEIC文法教材
・TOEIC公式問題集シリーズ

1つずつ説明していきます。

音声付きのTOEIC単語帳

これは英単語の本ならなんでも言い訳ではなくTOEIC単語の本にしましょう。音声付きのものであれば、あとは自分が勉強しやすいと感じるもので大丈夫です。

単語はひらすら目で見て暗記するのではなく、例文の中で覚えるようにしましょう。そして音声とともに声に出して発音して見ることが大切です。

なるべく薄い文法書

TOEICのスコアや英語力を上げるために分厚い参考書で英語の理論を学ぶのは遠回りです。

最低限の文法の成り立ちを復習することで英語力の基礎を身につけましょう。なぜなら大学受験ほど細かい文法問題は出ないから。基本、リーディングできる文法力があればそこまで高度な文法力は要りません。

後述するCAが機内で必要な英語力という点でもそれほど高い文法力は要らないんですね♪

TOEICの公式問題集シリーズ

公式問題集を利用して何度も実際のTOEIC試験の形式に慣れましょう。

一冊につきテストは2回分しか収録されていないので1回ずつ2時間で解ききった後にしっかりと復習する勉強方法にしましょう。

オススメはTOEIC公式問題集、3冊を3周まわすこと♪

まず何から勉強したらいいの?

リーディングセクションのパート5に特化した練習を強化することで全体のスコアを上げる準備になります。

パート5は文法問題ですが、カテゴリー分けすると以下の通り。

TOEIC PART5文法問題

①品詞問題
②動詞の形の問題
③語彙問題
④文法問題
⑤語順の問題

そのカテゴリーごとに勉強することで、膨大に思えた文法問題がとてもシンプルになります。おすすめの勉強法としては、ただ答えを選ぶだけでなく解き終わった後に設問が訳せるかチェックします。

この短文の意味をとる練習を重ねることがパート6.7のスコアアップにも後につながります。

リスニングの勉強法に関しては、問題を解いた後の復習として必ずスクリプトとともに音声と一緒に音読する方法が効果的です。これで英語が聞こえる回路を作るのです。

留学しなくてもこの方法で私はTOEICリスニング満点を取得しました。

実際のTOEIC受験突破方法

TOEICの公式テストとIPテストの両方をなるべく多く受験することがポイントです。

航空会社のほとんどがIPスコアでのスコア提出を許可しているので、CAを目指す受験生は大学や専門学校などでIPテストも並行して受けている傾向にあります。

必然と何度もTOEICを受験することで問題傾向や時間配分を掴むことができるようになります。

具体的にパート5は1問20~30秒、パート6は1問30秒、パート7は1問1分を目安に解いていくことが理想です。

この時間配分を意識するだけでも「スコアが50点ほど上がった!」という私の生徒さんも多くいらっしゃいます。
また、2時間という長い試験時間で集中力が持たないという生徒さんも多いので、普段から時間を測って問題を解く練習をしたり、公式問題集を実際のTOEICテストさながらに2時間かけて休まず解く練習をすることも大切です。

CAとして機内で英語を使えるための勉強方法

今から準備できることは3つあります。

おすすめのオンライン英会話2つ

私はCAになるためにオンライン英会話を駆使してスピーキングレベルを上げました。

オンライン英会話は通学式のスクールよりも格安で自分の隙間時間を使って効率よく学ぶ事ができます。

なるべく毎日英語をアウトプットすることで自然と英語が口から出やすくなります。

何よりもオンライン英会話では勉強したいことを生徒側からリクエストできるのでフリーカンバセーションに慣れたら、接客英語のロールプレイなどをリクエストすると良いでしょう。

おすすめのオンライン英会話はDMM英会話

DMM英会話には104カ国もの国籍の講師が在籍しています。そのため、さまざまな英語のアクセントを学べることはもちろんのこと、講師の出身国の文化について触れることができるところが魅力です。

アジア人の先生だと月6000円程度。やはりネイティブと話したい♪という方には月およそ15000円のネイティブプランがあります。週1回の英会話教室に比べたら、毎日25分英語を話せるのでコスパ良すぎ、ですよね。

2つ目は、レアジョブです。

レアジョブの魅力は、英会話レッスンだけでなく、skypeを通じてマンツーマンで学習相談ができ、目標やレベルに合わせた学習プランを作成してもらえるところです。

業界最大大手だけあって登録数No.1.常に多くの講師からレッスンを選べて安定感ありです。

TEDなどアプリを利用した英語のシャワー

「英語は1日聞かなければ3日退化してしまう」と言われています。ですから、日々なるべく英語を聞きまくる環境を作る事が大切です。

しかし学生も既卒生もエアラインスクール通学や、部活やアルバイトなどそれぞれに忙しい毎日を過ごされていて、なかなかまとまってTOEICの勉強時間が確保できず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

私はとにかく隙間時間を徹底的に駆使することを続けました。

例えば通勤中やジョギング中のリスニング、お風呂に入っている時や料理や洗濯など家事をしている時間までも全ての時間で英語を流すことを大切にしていました。

流す英語は洋楽などよりも、TEDやTOEIC公式問題集で勉強したリスニングセクションや、単語の音声がついているCDで短い英語の短文を聞くことをおすすめします。

アルバイトやボランティア活動

オンライン英会話やアプリ、英語のシャワーにより日々英語のインプットを繰り返します。そのアウトプットの場を作ることが実際にCAとして働く際に役立つ英語力の獲得につながります。

おすすめなのは、外国人が多く来店する店でのアルバイトや、訪日外国人ガイドのボランティアなどです。

アルバイトでは実際に接客スキルを身につけながら英語力の向上ができますし、時にクレーム対応や難しい状況になることも体験できます。

そのような経験こそが自信を持って英語を話す事ができる近道です。

ボランティアにおいてもアルバイトと同じでホスピタリティ精神を持って相手に喜んでいただけるように考えながら英語を使うことになるので、TOEICの勉強だけには留まらないCAに必要な英語力をつける事ができます。

まとめ|CAになりたい人のTOEIC勉強方法

今回の内容を3行でまとめます。

CAのためのTOEIC勉強法

・ 机上での勉強とそれ以外の勉強の方法を混ぜて、多くの時間英語に触れる
・TOEICスコアはもちろん、機内でCAとして働くことを想定する。
・インプットした知識を積極的にアウトプットする場面を作り出す。

英語が話せるようになると、CA内定が近づくだけでなく、世界が変わります。

これは大袈裟ではなく本気でそう思っています。皆さんがCAとして英語を使ってお客様の期待を超えるサービスをされるのを願っています。

 ⇒ 参考記事: CA就活でTOEICはいつまでにとるべきか+3か月独学メニュー