日本の航空会社を代表するJAL・ANAのCAの採用試験内容は簡単ではありません。

しかし正しい方法でしっかりと早い段階から採用面接の準備を進めることで対策は十分可能♪

本記事の内容

・【JAL・ANA】CAの採用試験の内容+選考フロー
・ CA受験で、高い倍率を突破する攻略法

日系CA、外資CAとしてキャリアを積み、現在ではエアライン講師としてのセカンドキャリアを積んでいる私が、リアルなJAL・ANAの採用試験内容や対策方法についてご紹介しましょう。

Sponsored Link

【JAL・ANA】CAの採用試験の内容+選考フロー

令和のCA受験、最新情報をお伝えします。

最近のJAL・ANA選考の傾向

最近の傾向として、JALもANAも以前に増して受験生の中身をしっかりみて採用する傾向があります。また、学生の本職である勉学についての質問が増えていると言った傾向があります。

学生でありながらアルバイトの話ばかりを面接でするよりも、ゼミ活動や力を入れた授業についてなども語れることが重要です。

また、ANAのCAは1年目から国際線に乗務することや2020年のオリンピック、訪日外国人の増加によりCAの英語力にシビアです。規定ギリギリの600点を持っているだけでは少し物足りない印象です。

何度もTOEICを受験したり日常的に英会話に触れることで英語の基礎力もあげることが大切です。

JAL CAの採用試験内容

募集発表が出たらWEBでのエントリーシートを提出します。そしてWEBでの筆記試験と書類の結果1次試験に進むことができます。

試験内容はグループディスカッションでその後グループ面接もあります。ディスカッションではチームビルディングがしっかりできている事、身だしなみなどアピアランス面をチェックしています。

2 次審査はグループ面接です。数問は英語での質問なので英語で話す事に動じず笑顔で対応することが大切です。

3次審査が最終試験であり個人面接です。エントリーシートの内容から深くたくさん質問が飛んでくるため資格欄のような小さい欄まで何を質問されても対応できるほどまでしっかり対策しましょう。

ANA CAの採用試験内容

募集発表が出たらWEBでのエントリーシートを提出します。

ANAの特徴としてWEBでの書面のエントリーシートに加え1分間の自己紹介動画を送る必要があります。

ここで面接会場に足を運ぶ前に第一印象をしっかりチェックされているので、話し方、声の調子、また方言が強い方は標準語で明るく話すようにしましょう。もちろんCAをイメージできるような最高の笑顔のものを送りましょう。

1次審査はグループ面接です。

志望動機に関する事ばかり聞かれたり、自己PRについて深く聞かれたりと傾向は試験の部屋によって全く異なるので、幅広く準備しておくことが大事です。

2次審査は個人面接です。最終面接と変わらないほどしっかりと質問が飛んできます。

3次審査は最終試験で、2回目の個人面接です。なぜJALではなくANAなのか、なぜそこまでANAで働きたいのかをしっかりと伝え続けることがポイントです。

CA受験で、高い倍率を突破する攻略法

まずは業界・業務を熟知する

私が講師をしている中で、たくさんの学生がどうしてもCAになりたいという強い気持ちを持っています。

しかし、どうしてCAになりたいのか聞いても面接官を納得させられるような理由を述べる学生は非常に少ないです。私が学生に口を酸っぱくして指導しているのが業界・業務理解の徹底です。

しっかりと航空業界や業種の理解をすることで、自然と夢物語ではないしっかりとした説得力のある受け答えができるようになります。

なぜ、航空業界なのか、なぜCAなのかを追求し続けるとともに、理由だけでなく自分自身の抱負も添えて話すことが大切です。

5つの自分の強みを準備せよ♪

前述でお話したように、JALもANAも面接ではかなり深い質問までされます。

そのため、いわゆる自己PRと呼ばれる「自分の強み」は最低5つ準備するようにしましょう。

CAに求められる強みの代表的なものとしてチームワーク・ホスピタリティ・努力挑戦・体力・国際コミュニケーション力が挙げられるでしょう。

※その強みを証明するエピソード、そこでの困難だったこと、困難の克服方法と結果、その中での学んだことをしっかりと整理します。これは本当に重要な作業ですのでぜひ実践してみてください。

面接がびっくりするほどうまくいくようになります。

自然と具体的に話すことができるようになるので、圧迫面接にも遭いにくくなるでしょう。

頻出質問の練習

JAL・ANAの試験の過去問を利用し、たくさんの質問にあらかじめ触れておくことが大切です。特に喜怒哀楽に関するもの(最近腹が立ったことは?)などの質問はアイスブレークでよく聞かれます。

また、今日面接会場に来るまでの気づきは何ですか。と言った受験生の感性をきく質問も多いです。それに加えてあなたをものに例えると何ですかシリーズもの問題も準備しておきましょう。

動物・花・フルーツ・電化製品に例えたら何ですかなどと突発的に聞かれては焦ってしまいますよね。あなたの質問整理ノートを早めに作成することをお勧めします。

また最近気になるニュースについて聞かれることがありますが、宗教や政治の話はCA面接ではタブーなので避けるようにしましょう。

まとめ|CAの採用試験の内容を先回りした対策◎

・ 最近の面接傾向として、深いところまでしっかりと質問されたり、個人面接が2回あったりと相当な対策が必要です。

・ 難しい試験に突破するために5つの強みを整理するとともに、過去問を探していろいろな質問に慣れ、ノートに整理しておくことが大切です。

幸い今はJALもANAも多くの受験生を採用しています。なぜJALなのか?なぜANAなのか?を明確にして人事担当者に「一緒に働きたい!」と思っていただけるような受け答えができるまでしっかり対策していきましょう。