CAの面接で避けては通れない質問項目の代表とも言われる「客室乗務員を目指したきっかけ」。これに似た質問として「なぜCAになりたいのか?」と聞かれることも多くあります。

どうしてもCAになりたいけれど、「CAに目指したきっかけ」って何だっけ?

なかなか自分自身で納得できる答えが出なくて悩んでいる方も多いでしょう。CAとしてフライト経験を重ねた私の経験を元に、面接で「CAに目指したきっかけ」を聞かれた場合の対処法についてご紹介しましょう。

本記事の内容

・CA受験で頻出質問「客室乗務員を目指したきっかけ」について
・「客室乗務員を目指したきっかけ」でやらかすNG例5つ
・面接官を納得させられる「客室乗務員を目指したきっかけ」

3分ほどで読めます♪

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【CA面接】「客室乗務員を目指したきっかけ」でやらかす失敗例5

代表的なNGなきっかけ1

よく受験生でありがちで面接にはふさわしくないきっかけをご紹介しましょう。

「私が幼い頃にCAの方が飛行機で不安な時に、優しくしてくださった。」「幼い頃からよく飛行機を利用していたため昔からの夢でした。」などといった、

面接官から見て、「憧れで、CAを目指しているの?」と感じさせてしまうものは絶対避けましょう。面接官は、CAの仕事の業務理解がしっかりできているかを見ています。

CAの仕事は華やかに見えて、心身ともにタフでないと決して務まらない職業です。自分の経験をもとにCAを目指すきっかけを語ることは、良いのですが「幼い頃の経験」や「憧れ」などといったワードを使わないようにしましょう。

代表的なNGなきっかけ2

続いてありがちなNGなきっかけの2つ目をご紹介します。

CAは自分の理想の女性像だからです。」

CAの仕事は海外を訪問したり様々なバックグランドの人々と出会うことができ、自分を成長させられると感じたからです。」

などといった、面接官から見て、「会社のためでなく自分本位なきっかけだな。」と感じさせてしまうものも避けましょう。

面接官は、CAとしてどう会社に貢献する決意があるのかを見ています。決意だけでなく、会社に貢献できるどんなスキルを持っているのかにも着目します。

「理想の女性像」「自分を成長させたい。」という様な観点での発言も避けたほうが良いでしょう。

なぜCAなのか?が明確でない受験生

私がエアライン講師として感じていることの1つとして、さまざまな仕事のある中で、「なぜCAなのか。」強く志望しているきっかけがブレている受験生がかなり多いということです。

つまり裏を返せばそこを明確にした際にグッと合格率は上がります。受験生にありがちなのが

「最高のサービスを提供したいからCAになりたい。」

「さまざまな国籍のお客様に日本の良さを伝えたい。」

というような、

「それってCAじゃなくても良いのでは?ホテルや旅行会社でも実現できるんじゃない?」

という様なことのみを話すケースです。面接官を納得させられる様、そのことに加え更に

「絶対にCA出ないといけない理由」を併せて面接官に伝えることが重要です。

面接官を納得させるCA目指したきっかけ

1.実体験を交える

実体験を交えて話すことで、オリジナリティを高めることができます。

幼い時の体験談を除き、飛行機を利用する中でCAに魅力を感じたことはありませんか。例えば、留学で飛行機を利用した際に、不安で胸がいっぱいな中、CAのサービスや対応で安心できた話なども良いでしょう。

また、自分が受けたサービスでなくても、機内でCAが他のお客様に対して行ったサービスについて述べることも良いでしょう。語れる実体験がまだないという受験生も、これから飛行機を利用する際にはCAの動きをしっかり観察しましょう。

感動する場面や、CAの細かな気遣いを見つけることができるはずです。

2.説明会に行く

航空会社ではCAの採用に伴い学校や就職フェア、航空会社独自の説明会、インターンシップなどを開催しています。

そこで感じたCAの魅力、CAを改めて目指したいと感じたきっかけを述べるのも良いでしょう。説明会には、CAと直接話たり質問できる機会も多くあります。

積極的に自らコミュニケーションを図ることで、CAから直接聞いた「CAという仕事」の魅力を探ってみるのもいいですね。

説明会は、1社につき1回と考えられがちですが、チャンスがあるのであれば複数回行って色々な角度から会社やCAという仕事を見ていくのも良いでしょう。

3.書籍を読む

新卒でCAを目指す受験生は、前述の様な説明会や、インターンシップの機会が多く与えられます。

一方で、既卒のCA受験生はその様な機会がほとんどありません。しかし、航空会社から多くの書籍が出版されているのでそちらを参考にしてみましょう。

受験生にありがちなのが「CAになりたいけどJALANAの違いもよく分からない。」

という状態です。

これは明らかに、会社の企業研究はもちろんCAとしての業務理解も不十分だと言えます。書籍を何冊か読むことで、CAの仕事をしたいと思うきっかけを再確認することができます。

CAを目指すきっかけに加え、

「どんなCAになりたいのか。」「CAとしてどんなサービスを提供したいのか。」などを自問自答する最適となるでしょう。

まとめ|CAを目指したきっかけ

  • 憧れでCAを目指したと思われる様なワードを避けるようにしましょう。
  • 自分本位なCAを目指すきっかけも避けたほうがベターです。
  • きっかけはオリジナリティのあるものにしましょう。

実体験や、説明会、航空会社が出版している書籍などからきっかけを再認識することが大切です。

みなさんが、いろいろな体験をしたりツールを活用することで、面接でCAを目指したきっかけについて、自信を持って話せることを祈っています。