あきらめきれない、再チャレンジしたい

子供の頃からのCAになるという夢を捨てきれずに、一旦は違う職に就職したけれども中途採用を受け続ける人はたくさんいます。

中途採用は新卒以上に現職場での経験とスキルが求められます。CAと同じサービス・接客業での経験が断然有利と思われがちですが、必ずしもそうではありません。

中途採用においてはどういった方が合格しているのでしょうか。

本記事の内容

・CAに転職したいけど未経験ならどれくらい難しい?【中途採用の共通点3つ】
・倍率100倍?!中途採用の書類審査の突破法【CA職ということを忘れるな】

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CAに転職したいけど未経験ならどれくらい難しい?【中途採用の共通点3つ】

 未経験受験の合格率は?

未経験が可能かどうか、まずエアラインによって応募基準が異なります。

CA未経験でも応募できるのかを最初にきちんと調べましょう。CA経験を必須とする会社や、CA経験他、サービス業での接客経験があれば応募可能な会社もあります。

筆者の経験上、中途採用面接に来ている人たちの多くは空港のグラウンドスタッフ業、ホテル業、あとは現役CA達です。国内エアラインの場合は、頻繁に中途採用の募集がでますが、外資系エアラインの場合は新卒・既卒を特に分けていないことがほとんどです。

前者では新卒の場合は何百人と一気に採用しますが、既卒の場合は基本的には数十人の募集になるので、枠は少なく倍率はかなり高くなります。

どんな方でもやる気があり、応募条件を満たしていれば応募できますが、競争率は非常に高いです。また書類・面接選考ともにCA経験者と比較されますので、これだけは負けないという強みや、自分だけにしかないスキルを全面にアピールする必要があります。

CAへの転職に役立つ職務経験とは?

まずはサービス業です。理由はサービス業に携わることによってCAに求められる能力を培うことができるからです。

例えば、クレーム処理能力、臨機応変に対応する能力、基礎的なマナー、問題解決能力、英語やその他外国語の語学力などが挙げられます。ここでちょっと考えてみてください。あれ?と思った方、そうです。これらの能力は決してサービス業だけで必要なものではないのです。

IT業であろうが、小売業であろうが、物流業、旅行業など様々な業種で知らず知らずと身に付く能力です!重要なのは業種ではなく、「自分が現職で何を学び、CAという職においてどのようにそれを活かすのか」です。

合格者に共通するポイント

笑顔、おもてなしの心、語学力、落ち着いている、なんて当たり前です。そんな陳腐なアピール方法では面接でさようならです。あなたが中途採用であることを忘れてはいけません。

まず1つめは、目標・理想像がはっきりしていることです。面接中に自分でも話していることがわからなくなったりしませんか?どの面接でも一貫性のある話し方が重要です。

そのためにはCAとしてこんなことがしたい、こういうCAになりたい。というのを過去の経験から語れる必要があります。

2つめは、現職で学んだことをどう活かせるかです。職種は関係ありませんが、お客様とのエピソードや、チームワークに関するエピソード、問題解決エピソードなどを組み込めるといいですね。エピソードをたくさん持っていくことが大切です。会社はあなたの経験を買うのです。

最後3つめは、適応能力と柔軟性です。特に外資系エアラインで重視されるポイントです。新しい環境に身を置き、素早くあらゆる知識を自分のものにする必要があります。

自分の中の「当たり前」は、必ずしも相手やお客様の「当たり前」ではありません。そのことを理解し、場所、人種、文化にとらわれず、どこでも何にでも適応していける柔軟性が必要です。

倍率100倍?!中途採用の書類審査の突破法【CA職ということを忘れるな】

書類審査で気を付けることとは?

中途採用が気を付けたいのは書類写真ですね。

CA用の写真館まであるほどCA書類写真は少し特徴的です。ポイントは自然な笑顔。歯をみせて笑ってもかまいませんが、歯並びに自信のある方に限りますね。

特に書類審査の場合は、声を聞いたり、実際に話すことができないため、写真の中のあなたの雰囲気が全てです。できれば専門の所で撮ってもらいましょう。

次は、現職に関しての内容です。

現職で得た知識やスキルを100%書類に記入する必要はありません。CAとして働くにあたって必要なものだけに絞りましょう。要らない項目は削り、しっかりと他をアピールする方が断然効果的です。

CA転職の際の志望動機

「なぜあなたは航空業界で働きたいのですか?」、「なぜCAに興味があるのですか?」

これは、面接官がCA未経験者に必ずといっていい程聞く質問です。また、「なぜ数多くあるエアラインのうち弊社を選ぶのか?」すぐ答えることができますか?

この質問、真に受けてダラダラとCAに対する夢や憧れを話していませんか?面接官の立場からすると、もう聞き飽きた話です。

彼らは、他業者がどうしてエアラインで働きたいかよりも、あなたがどう会社に貢献できるかを見ています。

CA経験者と差別化を図り、ちょっと違うお客様とのユニークな経験や、そこから得たことを私はこういう形で活かしていけると思います、等といった志望動機だといいでしょう。

まとめ|中途採用されるCAたちのアピール

CAの中途採用は非常に難しいと言われていますが、合格する方は合格します。

大事なのは自分が積み上げてきた経験をエアラインという枠内でどう活かすか、既卒者のCA転職はそれが全てです。

理想のCA像を把握し、それに向かってどうしていくか、自分は何を貢献できるのか、こういう理由でCAに適性であることを思う存分アピールしましょう。

周りが経験者であっても怖がる必要ありません。あなたの方が幅広く深い経験を持っていますから。