CA人気はまたANAが１位！JALを上回る３つの理由【大学生の就職人気ランキング】

読者の疑問
CAは大学生の就職希望先でも超人気だけど、具体的にどれぐらい？
JALとANAはどちらが人気？人気の理由は？
より自分に合う会社はどっちなんだろう？

2020年卒版 文系女子就職企業人気ランキング(マイナビ2020・日本経済新聞)によると、堂々の1位はANA、3位はJALでした。トップ3に航空会社が2社も入り、文系女子から相変わらず高い人気を集めている航空会社やCA。

「この超のつくANA人気の理由や、ANAがJALを上回る強み、また、ご自分が入社するならどちらの会社？」に対するヒントを、元CAが様々な情報を分析してお伝えいたします。

3分ほどおつきあいくださいm(._.)m

CA人気はまたANAが１位！JALを上回る３つの理由

文系女子にはANAの2連覇ですね。総合でも5位と超安定です。

2020年卒　大学生就職希望企業ランキング

就活生が選ぶ人気企業とは？
皆さまが就職を希望されている航空会社の人気は、具体的にどれくらいなのでしょうか？

それでは、さっそく2020年卒版ランキングTOP10を見ていきましょう。

大学生文系就職希望企業ランキング　～キャリタス就活2020　参考～
1位　伊藤忠商事
2位　三菱商事
3位　JTBグループ
4位　東京海上日動火災保険
5位　全日本空輸（ANA）
6位　三菱UFJ銀行
7位　日本航空（JAL）
8位　三井物産
9位　サントリーグループ
10位　丸紅

なんと、上位10位内に、ANAとJALがランクイン！両社ともに相変わらずの超人気企業ですね。

では、さらに文系女子に絞り込むといかに

文系女子就職企業人気ランキング　～マイナビ2020・日本経済新聞　参考～
1位　全日本空輸（ANA）
2位　JTBグループ
3位　日本航空（JAL）
4位　東京海上日動火災保険
5位　ソニー

1位がANA、3位がJAL。航空会社、CAに対する文系女子からの人気は相当なものですね。

では、その人気の理由とは？

航空会社、CAが人気の訳は？

2020年卒版の大学生就職希望企業ランキングにかかわらず、毎年必ずトップ10入りするほどの人気の航空会社。その理由はどんなところにあるのでしょうか？

・企業規模が大きい
・日本を代表する会社
・世界的な知名度が高い
・国内外に拠点を持ちグローバルに成長している
・福利厚生がしっかりしている
・EF券（社員割引航空券）も付与

これらに加えて、2020年の東京オリンピック開催に際し、羽田空港発着の国際線増便にともない、航空会社の需要が増すこともポイントではないでしょうか。

また、CA職が女子に人気なのは、下記のような理由があげられます。

このように人気の航空会社やCA職ですが、では、ANAの人気がJALを上回る理由とは？

ANAの人気がJALを上回る理由

ANAもJALも、文系では両社とも総合TOP10入り、文系女子ではTOP3入りの超人気企業。では、ANAがJALの人気を上回る理由はなんでしょうか？

下記にANAの強みを、3点にクローズアップしてみました。

・世界最大の航空連合加盟
世界最大の規模を誇るスターアライアンス加盟により、国内外の運行やマイルでも提携する航空会社が増え、就航国や空港も多いため、乗り継ぎの良さなど、全ての面で利便性が高く、結果として、お客様に選ばれやすくなり、企業の評価も上がっています。

・世界最高評価獲得
イギリスのSKYTRAX社が運営するワールド・エアライン・スター・レーティングで、2013年から7年連続で、世界最高評価の「5スター」を獲得しています。サービスレベルが世界的にも高い評価を得ている企業です。

・右上がりの経営
ANAはここ数年、売上高や乗客数を確実に伸ばし続けています。また、営業利益を安定的に成長させています。お給料は、ANAとJALではほぼ同じくらいですが、ややANAが高い傾向にあります。

実績に裏打ちされた評価の高さが、人気にも比例していると言えますね。

人気のANAのCAになるほうが、JALのCAよりハッピー？

大切なのはCAになってからですね、どんな仕事でもそうですが。

ANAに入れば、全てオーライ？

答えは、もちろんNOです。人気の企業に入社することと、貴女の幸せがイコールとは限りませんよ！何故かと言うと、企業はそれぞれに独自の企業理念、経営方針を持ち、経営はその上に成り立っています。

入社すると、会社の目指す方向に社員一丸となって進んでいくわけですから、企業理念、経営方針に影響され、結果として、会社の文化や組織風土に染まる部分が出てきます。

実際に、「航空会社のCA」と言っても、各社様々なカラーがありませんか？カラーというと、抽象的な雰囲気のようにも聞こえますが、会社の目的の違いは、CAに求めるものの違いとなっているのが現実ですので、人気だけで就職先を決めてしまうと後々、「イメージと違った」ということにも。

そうならないためにも、会社の企業理念、経営方針が自分に合っているかを考えてみるのも、とても大切なんですよ。

それでは、ANA、JALのビジョンを見ていきましょう。

全日空のビジョン　ANA　VS 　JAL

ご自分がその会社に入社したら、会社と共にどのように成長していけるのか？そのイメージのヒントとなるのが、会社のビジョンです。

それでは先ず、ANAのHPから、企業ビジョンを見てみましょう。

・グループ経営理念
【安心と信頼を基礎に、世界をつなぐ　心の翼で夢にあふれる未来に貢献します】
これに続いて「挑戦し続ける」「強く生まれ変わる」という文言が組み込まれています。

・グループ経営ビジョン
【ANAグループは、お客様満足と価値創造で世界のリーディングエアライングループを目指します】
これに続いて「世界をリードし続ける確固たる地位を築くこと」とあります。

ここから読めることは、世界をリードする、強い航空会社として成長するではないでしょうか？実際に、ANAは数年前に国際線の数でJALを抜き、どんどん増便しています。

世界一を目指すANAに入社すると、グローバルな視野や感覚をもち成長していけるというイメージが描けるのではないでしょうか？
採用の際には、今後、英語の成績や英会話も重視される？かもしれませんね。

日本航空のビジョン　ANA　VS 　JAL

次にJALの企業ビジョンを見ていきましょう。

JALの会社案内・企業理念のページ最上部には、

・【世界で一番お客さまに選ばれ、愛される航空会社になる】とあります。

続いて、「日本に育てていただいた航空会社です」「その感謝の気持ちと決意を胸に、これからも日本の翼として、日本と世界の空をつなぎ続けていきます」と表現されています。

・JALグループ企業理念
JALグループは、全社員の物心両面の幸福を追求し、
一、お客さまに最高のサービスを提供します。
一、企業価値を高め、社会の進歩発展に貢献します。

この後に、「お客さまに最高のサービスを提供する」、「努力を重ねて利益を上げ、株主配当、納税、社会貢献等を行うことにより、社会の一員としての責任を果たす」と続きます。

ここから見えることは、顧客満足を高め、利益を上げ顧客や社会へ貢献するではないでしょうか。日本的なサービスの強みを活かして世界一を目指すプライドが感じられますね。

顧客満足を重視し、こまやかな感性を発揮して、質の高い日本的なサービスを、世界に向けて提供するCA像が浮かびますね。

まとめ｜CA人気はANAが連覇中！JALブランドを上回る

2020年卒大学生の人気就職先でも、圧倒的な人気。今回は、その人気の理由をご紹介しました。

また、今、最も勢いのある航空会社・ANAの強みを3点にクローズアップし、ANAがJALよりも選ばれている理由を客観的に分析してみました。

後半は、ANA、JALの企業理念から、両社の志や目指す方向を見ていきました。両社のビジョンの違いが明確に感じられたのではないでしょうか？

人気企業への入社が、ご自分に最適の就職先とは限りませんから、就職活動の際には、企業研究をしっかり行って、どうぞご自分に最も合う会社にハッピー入社されてくださいね！