CAの人たちって大体何歳くらいまで働くんだろう。
CAを辞めた後ってどんな仕事に就いているのかな?お給料は上がる?

 

いざCAになってみると、誰もが必ずぶち当たるであろう問題「転職」。実はCAからの転職には成功と失敗、大きく2つに分かれています。

今回は、CA経験者、またCAからの転職経験者でもある私が、自身の経験をもとにCAの転職についてぶっちゃけていきたいと思います。

本記事の内容

・超人気のCAの離職率が高い理由
・転職に失敗しやすいCAの特徴・共通点
・転職成功組のCAが選んだ人気の転職先ベスト3

CA業界の離職率の高さは凄い…

筆者は数年間、日系航空会社のCAとして勤務しておりましたが、入社してまず驚いたのは、その離職率の高さ!!!

毎月末になると、「退職のご挨拶」というタイトルのメールが、何通も届きます。また、身近な同期や先輩後輩も、数多く地上に降りるという決断を下します。

飛び始めの頃は、「CAになって本当に良かった!CAって私の天職かも?!毎日本当に楽しい☆」と、キラキラしていますが、乗務を重ねるごとに「早く辞めたい・・・」という思考に変わっていくCAが多いのも事実です。

キャリアを積んだCAの退職後・次の仕事を知りたい方はCAの転職先ベスト5♪ 退職後のセカンドキャリアの作り方を合わせてお読みください。

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超人気職業のCAの離職率が高い理由

毎年、就活生の就職希望ランキングでも、必ずと言っていいほどの割合で上位にランクインしている日系航空会社。また、その中でも特に、客室乗務職は高い人気を誇っていますね。

そのため、CAを目指す学生は、毎日の努力を重ね、高倍率の中から内定を勝ち取るわけです。「そんな苦労をしてなった職業なのに、なぜ簡単に手放してしまうのか?」と、疑問に思っていました。

が、実際に働いてみると、入社後3年目あたりから思うのは次のようなことです。

①今の経験をこれ以上続けて、セカンドキャリアに役立つのかな

②安心しながら子どもを産みたいし育児したいな

③空飛ぶ肉体労働者かも。。身体がもたない・・

参考記事:CA離職率の実態|辞めたいと思う理由ワースト5【空飛ぶガテン系】

転職に失敗しやすいCAの特徴

ここだけの話、転職に失敗してしまうCAは、非常に多いです。一体どのようなCAが転職できずに涙を飲むことになるのか紹介していきます。

①目的意識のないCA

どの職業でも言えることではあると思いますが、言われたことだけをそのままこなしていたり、目標がないままのらりくらりとフライトしているようなタイプは、転職しようと思っても良い結果がついてこない傾向にあります。

理由としては、転職する際の面接でも一貫性のないことを話してしまったり、そもそも書類選考の段階で、説得力のある志望動機や転職理由を書くことができないということが挙げられます。

そのため、たとえCAを辞めたいと思っていても、転職先が見つかるまでは常に目的意識をしっかりと持ち、一貫性のある転職理由等を掲げて転職活動に臨む努力をするのがお勧めです。

 

②CAになることが人生のゴールになってしまったタイプのCA

これも、よくあるパターンですね。今までの人生をCAになるためだけに費やしてきたような方って、非常に視野が狭くて価値観が凝り固まっているんです(笑)

このタイプは、「CAになれればいいや。」というスタンスで今まで生きてきているので、逆に言うとCAになるのに過不足のない経験や勉強のみをしてきているのです。

なので、いざCAになってみたはいいものの、勤務体系や人間関係が原因で転職したいと思ったところで、突出したスキルや能力が不足しているパターンが多いため、転職活動に苦戦する人が多いです。

「自分はこのタイプかも?」と思った方は、決してCAを人生の最終ゴールに設定することのないよう、様々な能力をつけておくことをお勧めします!

 

転職成功組のCAが選んだ人気の転職先ベスト3

ここでは数々の困難を乗り越え転職に大成功したCAたちが選んだ人気の転職先を、転職理由付きでお伝えします。

①ズバリ不動の1位!同業他社への転職

こちらは、一番見聞きした転職先ですね。新卒の時にチャレンジした会社への入社をどうしても諦めきれなくて、CAとしての経験を重ねて再チャレンジして、内定を頂くというケースが周りにも非常に多かったです。

また、日系では就航していない地域も含め、世界中を飛び回りたいという理由で、外資系への転職をするCAも非常に多かったです。CAとしての経験をそのまま活かしつつ、新たな会社で心機一転頑張るのも良いですよね!

 

②看護師・保健師など(一から新しいことを勉強し直すタイプ)

こちらの転職先を選ぶCAも、一定数存在します。大学に入り直して新しいことを勉強したり、専門学校に入り直して元々好きだったことを本格的に学び直す、などです。

周りには、CAとして培った救急救命訓練の知識などを活かし、看護師や保健師を目指すために大学に入り直したCAや、お菓子作りやイラストを極めたいという理由で専門学校に入り直したCAがいました。

また、留学するために日本を飛び出すCAも周りでは非常に多かったです。

 

③秘書・広報(CA経験を活かしつつ、OAスキルも身につけたい派)

上記2つ以外だと、圧倒的に秘書が人気ですね。CAとして培った細やかな気配りや、一般常識などを活かしつつ、OAスキルも身につけながら長く働くことのできる秘書は、筆者の周りでも非常に高い人気を誇っています。

最終的には違う職種を選びましたが、最後まで転職先として迷っていたのが秘書でした。

以上、転職に失敗するタイプのCAと成功するタイプのCAとの対比や、CAに人気の転職先などをお伝えしましたm(__)m

大切なことは、

1)次のセカンドキャリアのことを考えて、働きながらスキルアップする

2)CAとしての経験をしっかり整理し、転職面接で「その再現性」をしっかり伝える

この2つです。サービス業としての最高キャリアのCA経験を、最大限に活用して次の舞台にステップアップしていきたいねすね♪