アラブ首長国連邦のドバイをベースとするエミレーツ航空のCAたち。
ステイ先ではどのように過ごしているんだろう？ ドバイに住んでるなんてとんでもなくゴージャスな待遇を受けているのでは… エミレーツでのCAのやりがいや魅力が知りたい。
今回はこのような疑問にお答えします。
・エミレーツ航空CAの待遇って実際いいの？
・エミレーツ航空CAのやりがいは？
・ステイ先での過ごし方はどんな感じ？
１つずつ答えていきたいと思います。エミレーツ航空CAの待遇は実際のところどうなのでしょうか。得られる待遇を一覧にまとめました。
1. アコモデーション(社員寮)の光熱費、家賃、水道代は全て会社負担
2. 有名ショップやレストラン等で割引がきくFACE CARD (およびPLATINUM CARD)が配布される
3. 本社やアコモデーション間の移動、外出の際に便利な無料シャトルバスが利用できる
4. 年に１回無料の母国行きチケットが配布される
5. スタッフ割引ではMAX90%オフの航空券が買える上、友人や家族を登録すると割引対象に
6. 医療費が無料。本社内のクリニックで無料診察が受けられる
7. 勤務中機内での食事、飲食はすべて無料
8. ステイ先では3つ星4つ星ホテルに宿泊できる（ホテル内飲食割引あり）
9. 本社内のエミレーツショップやレストランで割引を受けられる
一覧にして見てみると、エミレーツ航空の福利厚生が充実していることがわかりますね。多くのCAは日常生活の中で無料特典、割引をうまく利用しながら、お金を貯金し生活しています。
仕事で世界を周りながら、休日には家族や友人たちとチケット割引を使って旅行に行く。これぞCAの醍醐味ではないでしょうか。
エミレーツ航空CAのやりがいとは
エミレーツ航空のやりがいはなんと言っても、130か国以上の多国籍なCA達と世界を周りながら働けること。
エミレーツ航空が就航する国は76か国、122都市にも及びます。好奇心旺盛なCAたちにとって、人種もバックグラウンドも全く違う人たちと働ける環境は、とても刺激的であり、モチベーションややりがいの源となっています。
エミレーツ航空はドバイをベースとするイスラム圏の航空会社の為、お客様の層はイスラム教の方はもちろんの事、文化や宗教、国籍も多岐に及び、一様ではありません。文化や宗教が異なるお客様への対応を、一緒に働くCAから学ぶことは実際非常に多いです。
また世界初の2階建て旅客機、エアバスA380に乗務し仕事できることも、CAたちのやりがいに繋がっています。世界最大の旅客機に乗り、ラグジュアリーできらびやかな機内で勤務する。胸を張って働ける環境での勤務は、CAたちの誇りです。
エミレーツ航空CAのスーパーパワフルなステイ先の過ごし方
CAの仕事といえば昼夜逆転は日常茶飯事。時差に加え機内での長時間勤務がある為、一見きらびやかな世界に見えますが、実は非常に体力が必要な仕事です。エミレーツ航空は就航路線が国際線のみの為、ロングフライトの機会が多くあります。そのため、CA達は想像以上にタフです。
レイオーバー(フライト先の国に滞在すること)の場合、勤務終了後はまずステイ先のホテルにチェックインします。国によって滞在時間が変わりますが、基本的には約24時間の滞在です。
ホテルチェックイン後は自由行動となるのですが、好奇心旺盛で、各国の料理や文化、観光を楽しみたいCAたちは、ステイ先の観光スポットに行ったり、オススメの体験ツアーに参加したり、美味しいと有名なレストランに足を運んだりして滞在期間を過ごします。
ステイ先の国が母国の場合は、実家に帰って家族に会うCA、友達や恋人と過ごすCAもいます。驚くべきことに、中には長時間のロングフライトを終えた後、その足でディズニーランドに遊びに行くスーパーパワフルなCAもいます。
仕事が終わり、ルームサービスを頼みながら、ホテルの部屋でリラックスして過ごすCAもいますが、せっかく違う国に来たのだから外に出て楽しみたいと思うCAが多いです。
エミレーツ航空のCAが思う働いてよかったこと
特典満載！エミレーツ航空の３つの神制度
エミレーツ航空では、お金を貰うよりも価値があるかも？と思うような嬉しい制度が存在します。今回はその一部を紹介させていただきます。神制度は「フライトスワップ制度・アコモデーションリクエスト制度・ビッド制度」の３つです。
フライトスワップ制度
まずはフライトスワップ制度。フライトスワップ制度は他のCAとスケジュール済のフライトを交換できる制度です。自分のスケジュールされているフライトと交換したいフライトがあれば、他のCAに交換をリクエストすることができます。承認されれば仲の良いCAと一緒に乗務することや、行きたい土地にフライトすることも可能です。
アコモデーションリクエスト制度
次にアコモデーションリクエスト制度。アコモデーションリクエスト制度は、自分の住んでいるアコモデーションから引越しをしたい際に、住む場所のリクエストがかけられる制度です。友人CAのアコモデーションに空きが出た場合や、住みたいロケーションのアコモデーションに空きが出た場合、リクエストすることができます。
ビッド制度
最後に紹介するのがビッド制度。ビッド制度とはフライトスケジュールが決まる１か月前に、自分が行きたい場所もしくは乗務したいフライトに希望申請ができる制度です。毎月行きたい土地に行ける可能性があるなんて、素敵な制度ですよね。
一度見たら忘れない真っ赤なリップ、赤い帽子
エミレーツ航空のCAといえばそう、真っ赤なリップに赤い帽子、そしてベージュカラーの制服が印象的ですよね。有名スポーツチームとスポンサー契約を多く結んでいるため、スポーツ観戦中にテレビで見かける機会もあるのではないでしょうか。
エミレーツ航空のCAたちが厳しい訓練を乗り越える中、誰もが皆心待ちにしている日があります。それは、エミレーツ航空CAの制服が配布される日。
たかが制服にそんな大げさな、と思われるかもしれませんが、高い倍率を乗り越え、エミレーツ航空で働くことになったCAたちは、例外なく制服を着る日をとてもとても楽しみにしています。
ネイルやリップに赤いエアラインカラーをまとい、エミレーツ航空CAのアイデンティティーとも言える赤い帽子かぶって働けることは、CAたちの夢であり誇りなのです。
もちろん制服を着ている時間は会社の顔となっているため、軽率な行動は厳禁。その上厳しい身だしなみチェックもクリアしなければなりませんが、すべてひっくるめてCAたちの自信につながっています。
ここだけの話ですが、機内でCAに一緒に写真を撮るよう頼むと、あの赤い帽子を貸してくれる優しいCAさんもいるので、エミレーツ航空を利用した際は、頼んでみてはいかがでしょうか。頼む際は比較的手が空いていそうな時間帯を狙うと、成功率がアップしますよ♪
エミレーツCAは石油王に出会えるって本当？【おまけ】
エミレーツ航空に入社した日本人CAが友人たちから一番聞かれる質問はなんでしょう？と尋ねられれば、おそらくこれ。
「石油王に会ったことある？」
ドバイ＝お金持ち、石油の国というイメージを持つ日本人が多いのではないでしょうか。
実際に会えるのか、結論を言うと “石油王には会えないが、王族に会える可能性はある” です。まず衝撃的なお話しをすると、実のところドバイでは石油がほとんど取れないのです。
世間のイメージではドバイは石油産業で成り立っていると思われていますが、石油王はおろか石油自体がそもそもあまりありません。周辺には産油国が多いので、そこから来ているイメージなのかもしれませんね。
しかしながらエミレーツ航空で働く王族の方もいらっしゃるため、王族の同僚に会う可能性はあります。
まとめ｜エミレーツ航空CAは福利厚生も制度も好待遇！
ここまでのお話をまとめると、
・エミレーツ航空CAは福利厚生も制度も充実している
・やりがいの源は国際色豊かな同僚たちときらびやかな乗務環境
・ステイ先の楽しみは美味しいものと新しい体験、そして観光地巡り
とんでもなくゴージャスできらびやかな生活ではないけれど、非常に充実して楽しい生活を送れるエミレーツ航空のCAライフ。
余談ですが、美味しいものは美味しい、良いものは良い。の概念の元、ステイ先ごとにCAが買って帰る定番のお土産があります。日本線では外国人CAお土産人気ランキング第1位は、ロイスチョコレートでした。フレイバーがたくさんあり、とてもお美味しいので機会があれば是非♪
