CAとしてしっかり働いていけるか不安なあなたへ。
華やかなイメージとは裏腹にCAの仕事は不規則・ストレスも溜まりやすいため、離職率は高めです。
3〜5年で辞めるCAは非常に多いです。
体調の問題で、ドクターストップがかかり仕方なくフライトを降りることも少なくありません。
日系・外資系航空会社でCAとしてフライトした私が、CAの勤続形態についてご紹介しましょう。
- CAをやめやすい人・やめない人の決定的な違い
- CAとして強く生き残る方法3つ
体力がないCAは3~5年で確実に辞めていく【いつも生き残るのは体育会系】
CAが辞めていく現状
不眠症になったり、精神的に追い詰められるCAは多いです。
海外ベースで日本に全然帰ってこれず、病んでしまうパターンもあります。
逆に、日系航空会社小型機乗務で、先輩との距離が近すぎて息がつまり病む人もいます。
2人乗務で馬の合わない先輩と3泊4日ずっと一緒にフライトする…。
そのような心労に耐えきれないCAも多いです。
小さい会社だと自分がした些細なミスや、噂も一気に広まります。
そういった環境にうんざりして会社を去る人も多いです。
航空業界はトランスファーが盛んに行われるので、水面下で現状よりも条件の良い航空会社への転職活動を進め、
突然退職するといったケースも非常に多いです。
CAを辞めやすい人の特徴
1.体力がない人
時差への対応やロングフライト、重いカートの操作や手荷物収納などCAの仕事は肉体労働です。
気候も、目的地によって全く違うため体力がない人は体が持ちません。
せっかくのステイ先でも寝てばかりでリフレッシュもできません。
2.いつまでも引きずる人
機内でのクレーム、先輩CAからのきつい一言などに対していつまでも引きずると精神的にも厳しいです。
同じことを繰り返さないように反省することは大事ですが、不必要にウジウジする人は辞めやすいです。
3.ルーズな人
時間にルーズでなんでも遅刻したり、忘れ物をしたり、整理整頓ができなかったり。
そういうルーズなCAは会社からも警告がありますし、フライトでも信用されません。
いつの間にか、会社にもいづらい雰囲気になったり、自分自身のモチベーションも下がってしまいます。
辞めることに対しても抵抗がないタイプの人が多いため、結果すぐ辞めてしまう傾向があります。
CAをなかなか辞めない人の特徴
1.とにかく元気な人
体育会系のノリで、満席のフライトでもイレギュラーでも気合いで乗り越えようとする気概のあるCAは長続きします。
少々厳しい環境でも不満を言うのではなく、どう乗り越えてやろうかポジティブに考えられます。
2.地道な努力をコツコツ重ねられる人
CAの仕事は常に勉強です。
新しいポジション、役職へのトレーニングに追われます。
それに加え、自己啓発にも力を入れ自分をブラッシュアップさせることを楽しめる人は長続きします。
3.いい意味で図太い人
CAは心身ともにタフなことが必須なため、少々のことでは動じないことが大切です。
ロングフライトでは昼間にいきなり休憩で仮眠をとれ。と言われることもあります。
「いつでもどこでも寝られます!」「どんなに怖い先輩とのフライトでも気にしません!」と言うような図太さが備わっている人も長続きしますね。
CAとして強く生き残る方法
基礎体力をアップさせる
CAとして生き抜くには絶対に「体力」が必要です。
実際にエアライン面接でも「体力に自信がありますか。」「体力アップのためにしていることはなんですか。」といった質問が多くされるのも体力維持に対する意識があるかチェックされているためです。
体力に自信がない人は、ウォーキングやランニングを今すぐ始めましょう。
ジムに通うのもいいです。
日頃から階段を使う、一駅分くらいは歩くなどといった習慣をつけるのも大切ですね。
それに加えて、食生活も見直しましょう。
ダイエットをしてカロリー不足なCAや、料理をせずコンビニの食べ物ばかりを食べるCAにはならないようにしましょう。
なかなかステイの多いCAが自炊するのは難しいですが、自炊しなくてもバランスを意識した食生活を送ってくださいね。
リフレッシュ方法をいくつか持つ
CAの休日は不定期のため、土日休みの友人とはなかなか予定が合いません。
そのため、一人でもできるリフレッシュ方法を見つけておくことが大切です。
ヨガやアロマ、お茶などなんでもいいです。
あとは、ステイ先でもできるリフレッシュ方法も持っておきましょう。
ランニングでもお酒やグルメを嗜むでもいいのです。
自分の心が解放されるようなことを、場所や状況に合わせて実践することで、心の状態をいつもいい状態に保つよう心がけてくださいね。
それ以外にも、ダイビングや登山など日常でたくさんできるわけではないけれど、思い切り自分を解放してあげられる方法も準備しておきましょう。
中長期のキャリアプランを持つ
CAの仕事は、機内での保安・サービス要員として日々働いていきます。
マイフライトでお客様や違う仲間と乗務しますが、乗務内容は大きく変わらないため数年働いていると、マンネリ化してしまうことがあります。
そのため、自分はどのようなキャリアを歩んでいきたいのかを考えながら働くことが大切です。
CAとして昇進して役職に就きたいのか、地上に降りて企画や人事などCAの経験を生かしながらも違う部署で活躍したいのか。
もしくは、期間を設定して、起業の準備を進めるのか。
目の前のことだけでなく中長期のキャリアプランを持つことは、自分自身のモチベーションアップにも繋がります。
まとめ|体力のあるCAになるために
- 体力がない、メンタルが弱いCAはすぐに辞める傾向があります。一方で、とにかく元気であったり地道な努力を重ねる人、いい意味で図太い人はCAとして比較的長く生き残ります。
- CAとして生き残るために、とにかく基礎体力を上げることが大切です。
- その他、リフレッシュ方法や中長期キャリアプランを持っておくことも重要です。
みなさんが心身ともに健康な状態でフライトされることをお祈りします。