身長が150cm台しかないけどCAになれるのかな。
身長が低いくらいであきらめたくない。
受験生さんは、自分の身長でもCAの採用試験に受かるのか心配になりますよね。この記事を読んでる方は「何cmあればいいのか具体的に知りたい」と思っているのではないでしょうか。
・ANA/JALのCAに必要な身長・容姿を徹底比較してみた。
・身長が低くてもCAになる方法
この記事では特に「ANA・JALでは身長が何cmあればCAになれるのか」実際の体験をもとにしながら具体的にご紹介していきます。
ANA/JALのCAに必要な身長を徹底比較してみた.
いきなり結論です。同期に確認して、実際に何センチのCAがいるのか、低身長CAの情報を集めまくったところ、
ANAとJAL共に155cm、156cmがボーダーラインとしてあります。
CAに身長が求められる理由
そもそもCAという職業だけなぜ身長が高くないといけないのか。
① 荷物を入れる棚が閉まっているかチェックするため
まず客室をお客様が安全に過ごせるような状態にするのがCAの仕事です。
その際に荷物が入った棚を触ったりして閉まっているかどうかチェックするのですが、その際にある程度身長がないと棚に手が届きません。
ちなみにJALは棚のチェックをするのに棒を使ってよいそうです(如意棒と言われています笑)。またANAは棚を触るのは絶対ではなく、棚を目で見て確認してよいです。
② 緊急時にドアを開けるため
緊急時に安全にお客様を機外に脱出させるのもCAの仕事です。
そのため早く機外に逃げたいお客様がドアに押し寄せている状況でも、CAはドアが開いて滑り台が安全に使えるようになるまで、両腕を大きく開いてドアを塞がなくてはいけません。その際に両手が手すりに届かないと、CAもお客様も機外に投げ出されてしまいます。
またドアが空いても滑り台が膨らまなかった場合に、手動で滑り台を膨らませるための取手を引くことがあります。新入訓練の時も滑り台が膨らまないので取手を引くということを実習します。
取手はだいたいドアの下側についていて、片手で手すりをつかみながら、体をかがめて片手で取手を引くという動作が発生します。これができないと教官に、「機外に投げ出されますよ」と怒られます。
身長が低くてもCAになる方法
身長とCA選考試験の関係
読者の疑問「ある程度身長がないと試験にも進めないと聞きました。」
これは一部本当です。但し、外資の話。
外資系の求人には身長160cm以上などと書かれていて、入り口で身長を測定し、足りない人は帰らされるとか。
一方ANA/JALの場合は入り口で帰されることはありません。
多くの会社では面接の最後の段階で健康診断があり、そこで初めて身長をチェックされます。そのため、身長が低いから試験を受けさせてくれないということは、ANA/JALではないでしょう。
150センチ前半。。。身長が足りないけどCAになりたい
150cm前半しかないけど、やっぱりCAになりたいという皆さん。ANA/JALのグループ会社、子会社、LCCを受験されることをお勧めします!
グループ会社や子会社、LCCではB737やA320などといった、比較的小型の飛行機が使われています。またリージョナルジェットという、座席が100席以下の飛行機を使ってる会社もあります。
そのような飛行機は頭をかがめないと荷物の棚が頭に当たるほど低い位置にあります。
そのような会社では身長が問題になることはまったくありません!むしろ、身長が低い方が仕事がしやすいのでは?と思います。(ちなみに前会社では140cm後半のCAもいました)
ただし採用人数も数人〜数十人と少なめのところも多く、地域に根差した会社もあるので、面接練習やエントリーシート作成の段階でその会社に合わせた企業研究が必要になります。
CA以外の仕事にも視野を広げてみる。エアライン業界で働く。
CAにはこだわらないので、エアライン業界で働きたい!そんな方にはグランドスタッフやラウンジで働くなどの方法があります。
こちらの職業は身長制限はありません。グランドスタッフさんはよく150cmくらいの方も見かけます。余談ですが、小柄な方ほどお美しい方が多い気がしています。笑
CAとは別の面接の対策が必要になりますが、エントリーできる数も増えるので、ぜひこちらも検討してみてください。
まとめ|身長が低い場合は大手CAにこだわらない◎
CAにはある程度の身長が必要になりますが、150cm後半あれば気にすることはないでしょう。
今回の記事を3行でまとめます。
・ANA・JALのCAでは、155cm、156cmがボーダーライン
・外資でない限り、身長が足切りになることはない
・150cm前半しかないなら、ANA/JALのグループ会社、子会社がねらい目◎
「私は身長が低いから…」とくよくよせず、視野を広げてたくさんの会社を受験してみてください。何よりも大切なのは「人間的魅力」です。あなたが欲しい!と思ってくれる運命の会社が見つかると思います。