コロナウイルスのせいで先が見えないエアライン業界。。。
CA受験生として、今何を準備しておけばいいのかな?優先順位はまずTOEIC?
今回は、安定の国内大手「JAL/ANA」の採用の倍率を予想してみます。
そして、採用中止の「今」やるべきことと、他のCA受験生に差をつける方法をお伝えしますので、新年からの行動リストに入れてもらえれば幸いです。
・【2022年に向けて】CA採用・募集・倍率を徹底予想してみた。
・CA受験生・ライバルと差をつける方法3つ
3分ほどで読めます。おつきあいくださいm(__)m
【2022年に向けて】CA採用・難易度・倍率を徹底予想してみた。
ANAはCA採用なし(今のところ)
残念ながらANAは2022年度の客室乗務員と地上係員の採用中止をすでに発表しています。
これは社員の雇用を守るためで、新卒採用を一旦抑えてコロナ禍を乗り切ることが最優先。実際社員の間でも、「いま入社しても仕事がないし」という雰囲気です。
採用中止は残念ですが、早めに中止を発表することで、CA就活生も早めに進路を考えたり準備する時間も増えるのではないでしょうか。
通常のANA客室乗務員 募集について、過去何年か分のデータをまとめます。ざっくり計算なのであくまで参考までにm(__)m
ANA客室乗務員 これまでの募集・倍率まとめ
新卒採用およそ500人 ⇐ 約15000人の応募
・ES、自己紹介動画、WEBテストなど 15000➡️3000
・1次 グループ面接 3000➡️2000
・2次 個人面接 2000➡️1000
・3次 最終面接 1000➡️500→およそ倍率30倍(30人に1人合格)。但し、第一関門のESを乗り越えれば、その後は6倍ほどになる。
・既卒採用およそ 80人 ⇐ 約5000人の応募
→およそ倍率60倍(60人に1人合格)
この応募人数が、コロナ終息後は更にこれまでの応募人数の3倍になると予想されています。つまり、ちょっとした芸能オーディション並の倍率・難易度、ですね^^。。
ANAのCA募集ゼロの2年間を振り返る
ANAも実は客室乗務員の採用をしていなかった年があります。2002年と2003年です。
この2年間はSARSなどの影響により客室乗務員の採用がゼロでしたが、翌年は新卒のみですが採用を再開しています。この流れでいくと2023年度は採用再開を期待したいところ。
JAL、CA募集あっても、少ない。。。
ANAは2022年度の採用中止を発表していますが、まだJALは特に発表をしていません。
しかしながらCAが他社に出向したというニュースもあり、「CAが余っている」ことは間違いない。このことから採用はないか、あっても少ない。。。しかし財政状況はANAよりは良いことから、採用再開した場合ANAより採用人数は多いのではと予想しています。
通常のJAL客室乗務員 募集について、過去何年か分のデータをまとめます。ざっくり計算なのであくまで参考までにm(__)m
JAL客室乗務員 これまでの募集・倍率まとめ
新卒採用およそ400人 ⇐ 約15000人の応募
・ES、テストセンター 15000 ➡️4000
・1次 グループディスカッション 4000 ➡️1800
・2次 グループ面接 1800 ➡️1000
・3次 個人面接 1000 ➡️400→およそ倍率35倍(35人に1人合格)。但し、第一関門のESを乗り越えれば、その後は10倍ほどになる。
・既卒採用およそ100人 ⇐ 約5000人の応募
JALも毎年新卒400人の応募に対して15000人、既卒は年によってまちまちですが100人に対して5000人くらいの応募があります。やはりANA同様、コロナ後はこれが更に3倍の応募人数にはなりそうです。またJALの方が既卒が好きな傾向があるかもしれませんね。
ANA・JAL以外の他の会社は?
2021年度もソラシドエアやオリエンタルエアブリッジのように、採用があった会社もありました。
子会社やグループ会社など規模が小さい会社では、退職された方の分を補うために、採用がある可能性もあります。また国内線だけを飛んでいる会社は、Go To トラベルなどのおかげもあり、コロナの影響が比較的少ないです。
採用が期待できるので、いつ募集がかかっても対応できるよう備えましょう。
高難易度・倍率のCA就活~ライバルと差をつけために「今」すべきこと
TOEICスコア(600では足りない)
言わずもがな、ですがライバルと簡単に差別化できる方法がTOEICの点数を上げることです。募集要項には600点程度と書いてありますが、その程度では足りない。
700点以上あったほうがいいですね。800点くらいあると「この子はしっかり英語を勉強してきたんだ」といういい印象を持ってもらえます。
しかしながらTOEIC点数だけで差別化はできません。ANAは昔国際線を急拡大した際に、帰国子女を大量採用した結果、社内がギスギスしてしまったようで英語力だけ高くて人として魅力のない方は採用していない。
そのため、英語を勉強するにあたってどんな工夫をしたのか、どんな苦労があってどう乗り越えたのか、しっかりお伝えできるようにしましょう。
既卒は現職での経験をアピール・言語化しよう。
2021年度に採用がなくなり、やむなく他の業界に就職した方もいらっしゃるかもしれません。
エアライン業界が第一志望だったけれども、たまたまチャンスがなく、志望していない業界に行ったけれどもそこでちゃんと努力して誇れる成績を残せた。そんな方はエアラインの採用担当からしても、「どんな状況でも努力ができる子なんだな」と評価すると思いませんか?
また既卒受験だと、「現職をどう頑張ったのか」徹底的に聞かれることになります。そこで、志望していない業界だからはやくエアライン業界に転職できるよう頑張った子と、志望していない業界だけどそこで一生懸命頑張りましたと言える子だと、絶対後者の方が魅力的に映りますよね。
魅力的に映るように、「現職で頑張ったことネタ」作りをすることをお勧めいたします。
即戦力に繋がる資格取得
人件費に余裕がないため、新卒にでも「即戦力」を期待して採用します。つまり、新人を一人前になるまでゆっくり教育している余裕がないのですね。。
CAになってから役立つ資格として、サービス介助士、手話検定、中国語検定、ワインエキスパート検定(ソムリエは実務経験がないとなれません)などが挙げられます。
これらもただ取得するだけでは会話のネタの一つにしかなりませんので、どんな工夫をしたか、どんな困難をどのように乗り越えたかお話しできるようになってください。
中国語は、社内でもわざわざ講習をやるほど必要とされているスキルです。中国人の50代より上の方は、英語を話せる方が少ないようなので、中国語を話せると重宝されます。
大学時代に中国語を勉強された方は、ぜひ受けてみるのをお勧めいたします。ちなみに各社、中国語やフランス語がある程度できるとつけられるバッジがありますが、英検でいうと二級くらいの能力を持っているとつけることができます。
まとめ|今は焦らず、ライバルに差をつける行動「高倍率・高難易度を勝ち取る」
2022年度のJAL/ANAの受験生は今年も採用があるか不安に思っていると思います。しかし2022年もグループ会社を中心に採用があるでしょう。
今回の内容をまとめます。
・コロナ後の募集再開は2023年。ANA・JAL共に例年の3倍は応募予想
・TOEICは最低700、できれば800点が必要+工夫した点を話せるように
・新卒 ⇒ 頑張った経験のネタ作り/既卒⇒現職での経験値を上げる
・即戦力に繋がる資格(サービス介助士、手話検定、中国語検定、ワインエキスパート)
また今年受けられなくても、エアライン業界のいいところは「既卒採用」があります。そして、いつか採用は必ず再開します。どんなに雨が降っていても、雲の上は必ず晴れています!はやく一緒に青空が見れますように☆