「CAって身長高くないとなれないんでしょ?」

何度この質問をされたかわかりません笑 CAを目指している皆さんも、同じ疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。特に身長150センチ代の方。

ズバリ、ANAのCAは身長が高くなくてもなれるんです

この記事は、”CA=背が高い”と言う概念を覆し、皆さんの疑問を解消できる記事になっています♪

元ANA客室乗務員の私が、CAにとっての身長のリアル事情についてお話しします!

本記事の内容

・身長が低くてもCAになれる事実
・身長が低いデメリット
・身長よりも大切なこと

3分ほどで読めます( `ー´)ノ

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身長が低くてもCAになれる|諦めないで!

実は身長制限はない

ANAの募集要項を見てみましょう。

ANA新卒募集要項(羽田ベース)

専門学校・高等専門学校・短期大学・4年制大学または大学院の文系学部・理系学部(全学部)を卒業または修了見込みの方。

  • 裸眼またはコンタクトレンズ矯正視力が両眼とも1.0以上であること。
  • 航空機乗務に際し必要な体力を有し、呼吸器・循環器・耳鼻咽喉・眼球・腰椎等に支障がないこと。
  • 東京国際空港(羽田空港)と成田国際空港に公共交通機関を利用し120分以内で通勤可能な場所に居住または居住予定であること。
  • TOEIC600点程度以上の英語力を有すること。
  • 入社までにパスポートの取得が可能であること(国籍は問いません)。

参考:ANA採用HP

ここからも分かるように、身長に対しての記載はありません。

つまり身長が何cmでもCAになれるチャンスがあるんです!

ANAだけでなく、JALやその他日系航空会社のほとんどには、身長制限はありませんので、より可能性が広がりますね♪

 

ANAのCAは150cm前半がいる

募集要項になくても、身長が低いと実際はCAに受からないんじゃないの?

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

正直なことを言うと、やはり平均的には160cm台が多く、170cm台のCAも少なくありません。

しかし、ANAのCAには150cm台の人が何人もいるんです。

実際同期に153cmのCAがいましたが、正直それより低いCAに会ったことがありません。

身長制限はないものの、この約153cmが新たな壁なようですね。

 

CAで身長が低いデメリット

受かっても大変なことがある

身長が低くてもCAになれた人たちには、他の人よりもちょっとした苦悩があるんです。

それは、オーバーヘッドに届かないと言うことです。

CAが身長が高い方が良い理由の1つとして、オーバーヘッドの荷物の出し入れをすることが必要だからなんです。

座席の横にフットステップがあります。

それを使って上の方にも手が届きますが、身長が150cm台だと、それを使っても辛いところがあり、腰を痛めるCAもいます。

 

かなりシビアな外資の身長制限

外資の航空会社には、多くの安全業務を理由として、明確な身長制限を設けています。

外資の航空会社の身長制限
シンガポール航空:158cm以上
・キャセイパシフィック航空:アームリーチ208cm以上
・ルフトハンザ航空:160cm以上
・エミレーツ航空:160cm以上かつアームリーチ212cm以上(つま先立ち可)
外資にはアームリーチチェックと言う、手を伸ばして規定の線まで届くがと言うチェックを行うところが多いです。
身長が足りなくても、このチェックでクリアすれば良い。
と言うことは、手が長い人は有利ですね!笑

 

CAには身長よりも大切なことはたくさんある

日系の航空会社に身長制限はないと言っても、身長が低いことは全く問題ないとは言えません。

そのため、そのハンデを吹き飛ばすような輝くものが必要です!

面接での完璧な身だしなみ

CAの面接での身だしなみは、他の一般企業とは少し違います。”このままでCAの制服が着れるかどうか”がポイントです。

つまり、

・機内でも映えるメイク(濃い口紅など)
・乱れのないヘアスタイル(シニヨンなど)

が必要です。

身長が低い人は、他の誰よりも自信を持てる身だしなみにしましょう!

CAに必要な4つの人間性

必要な人間性

① 協調性
② 自己管理能力
③ 責任感
④ 人柄の良さ

① 協調性

CAの仕事はチームワークが必要です。ANAのCAは、基本的に毎回違うクルーとフライトをするため、初めて会う人とでも上手く仕事ができるかが大切です。

② 自己管理能力

時差があったり、労働時間が不規則なCAは、体調を崩さないように自己管理がしっかりできていなくてはいけません。またハードな仕事なため、体力をつけておくことも必要です。

③ 責任感

CAは保安要員でもあります。万が一のことがあっても機内の安全を守る責任感を強く持っていなくてはいけません。

④ 人柄の良さ

CAは本当に様々なお客様と接します。どんなお客様にも良い印象を持たれ、安心感を持ってもらえるような存在でなくてはいけません。また一緒に働くクルーに対しても、そういった人柄の良さは大切です。

ESや面接でのアピール力

そしてこの人間性をアピールできるかが大事です!ESや面接で、いかに自分のことをしっかりと伝えられるかよく考えましょう。

面接においては、どんな質問にも自信を持って答えられるように準備をしておかなくてはいけません。難しい質問でも、パニックになることなく答えられるような臨機応変さも面接官は見ています。

皆さんの素晴らしい人間性を、しっかりとアピールしましょう!

CAになりたいと言う強い気持ちを忘れない

CAの就活は大変です。

倍率が高く、面接回数も多いため、心が折れそうになるんです。さらに身長のハンデがある人は、人一倍挫折しそうな時があるかもしれません。

そんな時は、

「なんでCAになりたいと思ったんだろう」

と初心に戻り、「CAになったらこんなことがしたい!と自分の将来を想像して、就活を乗り切りましょう!

ヒールで自信を持とう♪

身長にコンプレックスがある人は、面接で高めのヒールのある靴を履きましょう!

ただし、ピンヒールや高すぎるヒールはNGです。太めのヒールで、高くても5cm程度の靴を選びましょう。

これで自信を持って面接に臨めますね!ただ身体測定ではもちろん脱がなくてはいけませんが・・・笑

まとめ|CAに求められるのは”人間性>身長”

CAの面接で1番の採用の基準となるのは、皆さんの人間性です。

いくら身長が高くても、CAに求められる人間性がなければ採用されないんです。150cm台の皆さん!まだ諦めないでください。

皆さんの素晴らしい素質を、十分に面接でアピールできるようしっかりと自己分析をし、就活に臨んでくださいね♪