JALでは更なるグローバル化に伴い、2015年度の新卒採用から、英語面接を導入するようになりました。

「どういう風に対策したらいいんだろう…」
「英語で何を聞かれるんだろう(T-T)」
不安に思ってる方が多くいると思います。

そんな方々の疑問に、元JAL CAがズバリお答えします!ただでさえ日本語での面接について考えることがいっぱいなのに大変ですよね…

本記事の内容

・JALのCA英語面接に向けて今やるべきこと
JALのCA英語面接では何を見られているか?先回りせよ。

3分ほどおつきあい下さい。

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JALのCA英語面接について

JALでは二次面接時に英語での質問がなされます。面接の詳しい概要は以下のとおり。

所要時間:30分
面接官:2人(男性40代〜/女性CA30代〜)
受験生:3人

一人持ち時間は単純に計算すると10分です。うち回答に使える時間は5〜7分といったところでしょうか。その中で英語の質問が基本的に一人に一回なされます。

JALのCA英語面接に向けて今やるべきことズバリ3つ!

・リスニング力を鍛えよう。

面接ではそれまで日本語だったにもかかわらず、急に英語での質問がなされます。ですので耳が英語に慣れていないと、突然の英語に??となってしまいます。

私は受験生の時、以下の方法で「英語慣れ」をしていました。

【映画】
映画を日本語字幕で見てストーリー把握→英語字幕を目で追う→英語字幕のまま一緒に発音してみる

【無料動画サービス】
TED(英語でのプレゼンを公開し、日本語字幕も選択できます)、YouTube(英語講師やバイリンガルの方のチャンネルなど)

【リスニング教材】
簡単な英会話の教材の音声を流しておく。どれも朝起きてから寝るまで、隙間時間は流しておくとよいでしょう。聞いておくだけではなく、聞き取れなかった言葉は英文で理解して、自分のものにします。

・自分の面接している姿をスマホで録画

後述しますが、英語の面接では単に英語力だけを見られているわけではありません。

もし聞き取れない場合でも、感じ良く聞き返せるか、笑顔が無くなってしまっていないか、そんなところを見られています。ですので自分を客観的に把握するために、撮って→見て→改善して、を繰り返す練習をオススメします。喋るスピードは適度か?猫背になっていないか?優しい雰囲気が出せているか?等チェックしてみてください。

ちなみに私が受験生の時は、この録画練習を一番重視していました…!自分の変な癖が見つかるのです(;´д`)

・英語質問の答えをあらかじめ考えておこう。

周りの現役CAに、どんな質問がなされたか、アンケートをとってみました。

TOEICのスコアが高得点(750〜990)であったり、留学や居住経験がある受験生には少し難易度の高い質問がなされるようです。また地方出身者はその地域について聞かれたり、ESの内容に沿った質問もなされるようです。

【直近の行動を聞かれる質問】
What did you eat for breakfast?
What did you do yesterday?
How did you get here today?

【趣向を聞かれる質問】
What is your hobby?(favorite animal/color/season/sports)
Have you ever been abroad?
What do you do in your free time?

【日本についての質問】
What japanese food do you recommend?(Japanese culture /place in Japan/Japanese souvenir)

【ES関連質問】
How did you learn English?
What is your part-time job?

これらの質問の答えを2〜3行で考えておき、友人や家族の誰かに投げかけてもらい、即座に答える練習をしておきましょう。

JALのCA英語面接では何を見られているか?

実は面接を通して、英語力以外も見られています♪

まずはもちろん英語力

近年インバウンドのお客様が増え、さらに来年の東京オリンピックに向け、実際に機内でも英語力を求められるシーンは増えると予想できます。

私は現役時代、「サービスはきめ細やかであるが、英語が通じず、もどかしい思いをした」という外国人の方の意見を目にし、大変悔しい思いをしました。

ただ私個人の考えですが、英語力は+加点であって、英語ができたからといってJALの求める内面的な魅力がないと、合格は難しいかなと思いますので、英語だけにとらわれないこともポイントかと思います。

咄嗟の対応力

機内では一見日本人のお客様に見えるけれど英語をお話しになる方(中国系の方など)がおり、突然英語で話しかけられる場合がよくあります。

こんなシーン以外でも、忙しい中突然お飲み物をリクエストされたり、突飛な質問をされるお客様などもいらっしゃいます。そんな時に驚いた様子で真顔になってしまったら失礼ですよね。

ですので、面接官は「どんな時でも冷静な対応ができるか」という力も英語面接の中で見ています。

笑顔力のチェック

上述した咄嗟の対応力に少し似ていますが、面接官はどんな時でも笑顔でいれているかを見ています。でも英語が苦手な方は難しいですよね。

そんな方に笑顔が崩れてしまいそうになった時の裏技をお伝えします。言わないことが理想ですが、どうしても困った場合使っても素直で好印象を抱かれやすいです。

【質問が聞き取れなかった時】
笑顔は崩さず、でも謙虚に「May I peg your pardon?/もう一度おっしゃっていただけませんか?」と言いましょう。

【質問が難しくて言葉に詰まってしまった時】
笑顔は崩さず、遠慮がちに「I’m very sorry, but could you give some time?/申し訳ございませんが、少しお時間を頂けませんか?」と言って少し時間を頂きましょう。

他の受験生の時間を削ってしまうことになるのでなるべく早く答えを思いつきたいところですが、この姿勢を見せて、答えとなる単語だけでも発せれば、英語面接のせいで落ちる、といった結果には繋がらないと考えます。

まとめ|JALのCA面接ですべきこと3つ

本記事ではJALの英語面接についてお話ししました。

今やるべきことはこの3つ。

・リスニング力を鍛える!
・自分の面接している姿をスマホで録画する!
・英語質問の答えをあらかじめ考えておく!

実際の面接で大切なのは、英語に自信の無い方は、上手く答えられなかったとしても落ち込まず、一瞬で忘れて他の受験生の話を笑顔で聴く姿勢です。逆に自信のある方は、喋りたくなる気持ちをぐっと堪え、簡潔に、2〜3行で答えることです。

不安な気持ちの受験生の方々も、精一杯の対策をすればそれが自信になり、本番もあっという間に乗り越えられます。(英語面接は時間で考えると3分ほどです!)

受験生の皆様は、後悔の無いよう、でも無理せず、日々をお過ごしください♫