エントリーシートから始まるCA採用。CAは人気の職業なので、一度の採用試験で多いときは1万人分のエントリーシートが集まることもあります。

CAの採用試験はエントリーシートから始まり、多くの受験者がこの時点でふるいにかけられるため気が抜けません。ぜひ、採用者に興味を持ってもらえるエントリーシートにしたいものですよね。

今回は、エントリーシートを書く際のポイントを中心に、一番重要である志望動機の書き方について、一緒に考えていきましょう。

みんなとはひと味違う志望動機を書き上げて、他の受験生との差をつけちゃいましょう♪

CAエントリーシートの第一印象で差をつける

写真は自分史上最高のものを!

あなたが採用担当だったとして、エントリーシートのどこを最初に見ますか?

エントリーシートで一番先に目がいく場所は写真ではないでしょうか。写真はそのエントリーシート自体の印象を一瞬で決めてしまうほど重要なものです。

妥協はせず、プロのカメラマンに撮ってもらって、自分史上最高のものを用意しましょう♪

エアラインを得意とする写真館にお願いすれば、ヘアメイクも含めてトータルコーディネートしてくれますよ!自分で撮った写真、普通のカメラ屋さんで撮った写真との差は歴然です。

実際にあった!印象が良くない写真
  • 集合写真の自分のところを拡大したもの
  • 前髪で顔が隠れてしまい、表情がわからない(髪がボサボサ)
  • 暗い印象
  • 笑顔がない
  • メイクをしていない
  • カジュアルすぎる服装
  • 写真がはがれている

写真がはがれることは絶対に避けたいものですが、万が一のことも考えて写真の裏には「受験番号と名前」を書いておきましょう。

志望動機はポイントを絞って、読みやすい文字で記入!

志望動機はツラツラと文字を書くのではなく、ポイントを3つくらいに絞り、それぞれについてわかりやすく書くのがいいと思います。

志望動機欄には長い文章を書いてしまいがちですが、1日で大量の志望動機を目にする採用担当者の身になってみれば、パッと見たときに要点のわかるものの方が好印象だからです。

熱意を文章で伝えることも大切ですが、見えない相手(この場合は採用担当者)への配慮も必要です。

志望動機欄 記入例

私が御社のCAを志望する理由は3つあります。

1.(ひとつめのキャッチーな志望動機)

<その理由やエピソード>

2.(ふたつめのキャッチーな志望動機)

<その理由やエピソード>

3.(みっつめのキャッチーな志望動機)

  <その理由やエピソード>

文字はボールペンを使い、行間や文字の大きさにも気を使って丁寧に書きましょう。

もし書き間違えてしまったら、修正ペンや修正テープは使わず、最初から書き直しします。間違えてしまった時のことを考えて、提出書類を記入する前にコピーを取っておくことをオススメします。

エントリーシート提出のルールを守る

CA採用の募集要項には、エントリーシートの提出方法について記載があります。これらのルールは必ずチェックして、正しく提出しましょう。

CAには相手の気持ちを察する力、先を読む力、確実に仕事をこなす力が必要です。提出した書類を見る人のことを想像しながら、不備のないように準備してくださいね♪

実際にあった!印象の良くないエントリーシート
  • 必要書類が揃っていない
  • 英語の証明書を添付し忘れて、後から別便で送られてくる(たくさんの書類の中から該当者を見つけるのは難しい)
  • 「書類の左上をステープラー(ホッチキス)でとめて」と書いてあるのに、指定以外の場所をとめてある(右どめはともかく、袋とじになっているものもありました・・・)またはクリップでとめてある
  • 郵便料金不足(不足分は誰が払うんでしょう?)
  • 応募締め切りを過ぎている(論外です)
  • エントリーシートが汚れている(クリアファイルに入れて送付すると安心ですよ)
  • 「ステープラーってなんですか?」というような内容の、電話問い合わせ(調べましたか?)

差がつく志望動機を書くために

同じ志望動機ではつまらない

CAを目指す人の志望動機、だいたい想像がつきませんか?

「小さい時から憧れていた」「飛行機を利用したときに出会ったCAを見て・・・」などでしょうか。

もちろん、それらはCAを目指すきっかけとなった出来事なのですから、エピソードとして盛り込むといいと思います。

ただ、それだけではインパクトが足りません。

CAという仕事はサービスだけではなく、保安面でも重要な役割を担っています。つまり、ホスピタリティや華やかさだけでなく、CAの責任感や冷静さにも注目する必要があるというわけですね!

CAの仕事内容を詳しく知っておけば、他にどのような要素が必要になり、自分の何が活かせるのかがわかってくるはず。

人とは違う志望動機を書くために、CAの仕事や航空会社の仕事について、事前に下調べしておきましょう。

自分の今までの人生を棚卸し

次に必ずやらなければならないことは、自分の人生経験の棚卸しです。

これがなんともめんどくさいし、しんどい作業なんですよね(^^;)

でもこれをやらないことには、自分がCAとして何ができるのか、何をどう活かせるのかがわかりません。覚悟を決めて、一気に取り組みましょう!

棚卸しのヒント
  • どんな小学生(中学生・高校生・大学生)でしたか?
  • アルバイトでの思い出深いエピソードは?
  • 部活動・サークル活動での自分の役割は?
  • 今までで一番努力したことは?
  • 一番辛かったことは?どんなふうにそれを解決しましたか?
  • 自分の性格(いいところも、悪いところも)
  • 自分に足りないところ(それを補うためにどうしたらいいかも考える)
  • 好きなこと、苦手なこと

ちょっと考えただけでも、こんなに考えなければいけないことが・・・(笑)

就職活動に関する本には、もっと詳しく棚卸しする方法が書かれていますので、参考にしてください。

文章は具体的にイメージできるように

エントリーシートに記入する志望動機は具体的に書くようにしましょう。

数値化できるところは具体的に数字を書くようにすると、読んでいる人がその状況を想像しやすくなるのでオススメですよ。

  • 健康を維持するため、毎日100回のスクワットを日課にして・・・
  • 3年間一度も休むことなく・・・
  • 毎日2時間の英語学習を続け・・・

という具合ですね!

まとめ|エントリーシートは自分の分身

エントリーシートは、採用担当者に自分を売り込む最初の関門です。

どんなに印象の良い人でも、書類選考に通らなければ面接にも呼んでもらえず、自分の熱い気持ちをぶつけることもできません。

エントリーシートは第一印象がよく見えるように、工夫しながら作成しましょう。

  • 写真は全体の印象を決める。自分史上最高のものを準備!
  • 志望動機はポイントを絞ってわかりやすく
  • 誤字脱字には注意。字は丁寧に。
  • エントリーシート提出前に、募集要項を再度チェック

完成したエントリーシートは一度自分で読んでみるだけでなく、ほかの人にも見てもらうといいですね!

自分が今まで何をしてきたかを振り返ることは大切

「特に何もアピールできることがない」と思っている人も、自分の棚卸しをしてみると自分のアピールポイントやCAという仕事に生かせそうな一面が見えてきます。

一見マイナスかもしれないと思うことでも、裏を返せばプラスになるんですよ。

  • おとなしい性格 →冷静に周りの状況を把握する力がある
  • 気が多い →好奇心が旺盛
  • 心配性 →物事を慎重に進めるので失敗が少ない

自分の棚卸しとCAの仕事をよく理解していれば、自分だけのオリジナルな志望動機ができてきます。

誰しも何かしら、CAという仕事に生かせる素質があるはず!ここは時間をかけて、しっかりと取り組んでください。

あなただけにしかかけない志望動機を武器に、CAの書類選考を突破しましょう!