CAを目指す大学生が学ぶべき有利な第二言語ってなんだろう?
そして言語以外でCA受験に有利になりそうな資格は?
今回はこのような疑問に答えます。CAを目指している大学生の皆さんに私がお勧めする第二言語はズバリ!韓国語か中国語です。
➀日本国内への旅行者が多い国の言語(使用頻度が高い)
➁機内アナウンスは日本語、英語、そして韓国語と中国語
➂受験する航空会社の選択肢が広がる
3分ほどお付き合いくださいm(._.)m
書いている人:Milly 大手国内航空会社にて12年間CAを経験。またCAとしてだけでなく、社内で韓国語セミナーと韓国語アナウンスの講師を担当。152センチの低身長からCA受験で工夫した点や育児しながらのフライト経験をCAを目指す人に伝えていきたい。 |
CAを目指す大学生が学ぶべき第二言語は韓国語か中国語である理由
➀日本国内への旅行者が多い国の言語(使用頻度が高い)
近年、日本の航空会社にとって、日本への旅行者が多い韓国と中国の言語を習得することは必須です。韓国や中国からの旅行者は年々増加しており、機内での使用頻度が大変高いからです。
航空会社も韓国や中国からのお客様に満足していただくために様々な取り組みをしています。
例えば、CAに向けて韓国語や中国語セミナーの実施をしたり、韓国語・中国語検定の取得をしたCAは特別なバッジを着用することが出来たり、給与や等級アップに直接反映する制度を設けています。それほど韓国語と中国語を話せる人材は重要なのです。
LCCなど気軽に海外へ旅行が出来る時代。今後も更に国際化が進み、国際・国内路線共にアジア圏の言語が話せるCAが求められるでしょう。
これから履歴書を提出される皆さんは、初級レベルの資格取得であっても是非資格欄に記入して下さい。例え初級取得が出来ていない場合でも“初級取得に向け勉強中”であることは記入しましょう。努力していることをアピールすることが大切です。
機内アナウンスのマニュアルは日本語、英語、そして韓国語と中国語
韓国語と中国語はCA業務に欠かせない機内アナウンスにも活かすことが出来ます。
その為、航空会社は韓国語と中国語のアナウンスが出来る人材を増やしたいと考えています。
日本発着路線の機内で流れているアナウンスは基本的に日本語と英語です。しかし、私がいた航空会社では韓国や中国からのお客様が搭乗している場合、韓国語と中国語のアナウンスも実施することになっていました。
全員がアナウンスを実施出来る訳ではなく、韓国語と中国語のアナウンス試験に合格したCAだけが実施出来る為、昇給や給与にも関係していました。韓国語、中国語が出来ることが合格にプラスに働くことは間違いありません。
受験する航空会社の選択肢が広がる
韓国語か中国語を習得することで受験する航空会社の選択肢が広がると考えています。国内線、国際線ともに需要があるからです。
外資の場合は英語と各航空会社のベースがある国の言語取得が望ましいですが、多くの日本人CAの場合、日本発着路線の乗務が多いスケジュールになっています。
その為、日本を経由するアジア圏のお客様も多く、韓国語や中国語を使う機会も多くなっています。
また、上記➀➁でも記載した通り、国内線でも韓国語や中国語の需要があるため、国内・国際線ともに多言語に比べて受験する航空会社の選択肢は広がるのではないでしょうか。
第二言語以外で大学生がとれるCA受験に有利な資格
言語以外にもCA受験において強い武器になる資格や経験はあります。CA受験に役立った資格や経験で私がお勧めしたいのは3つです。
➀福祉施設でのボランティア活動
➁救急救命講習の受講
➂手話検定
私は大学生の時に、地元の障がい者支援センターにて1か月ボランティアを経験しました。その時の経験がCA合格に繋がったと確信しています。なぜなら、履歴書や面接試験での返答はほとんどがその時の経験から得た答えだったからです。
詳しくお話していきますね。
福祉施設でのボランティア活動
ボランティア活動を通して、相手の気持ちを察し、こちらから動くという接客の原点を学ぶ経験をしました。
意思疎通が上手くできない方とのコミュニケーションも相手の立場に立って考えることでスムーズになったり、喜んでいただけたりすると身をもって経験することが出来るからです。
私の場合は、地元の障がい者支援センターを直接訪ね、ボランティアでスタッフの方のお手伝いをさせていただきたいとお願いしました。
大学に通いながらのボランティアだったので、平日は週三回授業後に、土曜日は一日お手伝いさせていただきました。
救急救命講習の受講
保安要員であるCAにとって救急救命は大切な仕事の一つ。CAの仕事はサービス要員である前に保安要員としての役割が最も重要です。
実際に機内で急病人が発生した際にも応急処置を行うことがある為、救急救命講習を受講することで保安要員としての仕事を理解していることをアピールできるからです。
私は市の消防署にて3時間の普通救命講習を受講しました。全国の各市区町村にある消防署や日本赤十字社が実施している講習もあるようなので、問い合わせて受講してみましょう。
手話検定の取得
機内で活用できる資格として手話検定の取得も有効です。
言語ができる人、マナー系の資格をもっている人はたくさんいますが、手話はなかなかいません。つまり、付加価値が高く差別化できる資格ということですね♪
第二言語と併せて取得しておくと、実は超~有利に働く資格の一つです。
まとめ|CAを目指す大学生の第2言語
CAを目指す大学生の皆さん、第2言語は下記3つの理由から韓国語か中国語がお勧めです。
➀日本国内への旅行者が多い国の言語(使用頻度が高い)
➁機内アナウンスは日本語、英語、そして韓国語と中国語
➂受験する航空会社の選択肢が広がる
CAの仕事は英語が出来て当たり前の職業です。第二言語を習得することは、CA合格に有利に働くだけでなく、合格後もフライトや昇給に関わる重要な要素となります。
また、言語以外の資格取得や経験もCA合格のためには有効です。
CAに合格する為の資格取得や経験が目的ではなく、習得するためにした努力や経験を自分のものにして、自分の言葉で面接官にアピールしていきましょう。