CAの就活をしている間は、何をどれだけやってもいろいろと不安が付きまといますよね。
そんな気になる不安の一つに「学歴」があります。
「CAの就活をする上で、やっぱり学歴は大切?」
「名前にブランド力のある学校なら、CAの就活にも有利なのでは?」
そんなことを考えたことはありませんか?
今回は、CAと学歴についてと、新卒者・既卒者にとって学歴よりも大事なことをアドバイスします(^^)
CA就活時に学歴フィルターってある?ない?
CAの就活における学歴フィルターはない
学歴フィルターとは、ある一定のレベル以上の大学の出身者を、採用の基準にする手法です。
私は直接CAの採用を担当したことがないので、確かなことはわかりませんが、周りのCAの話を聞く限りでは、CA業界に学歴フィルターはありません。
もちろん、私たちが知らないだけで、学歴フィルターによってCAに合格している人がいるのかもしれませんが、CA業界が学歴フィルターよりも、一人一人の人間性を大切にしていると思われる根拠をあげてみました。
- 大手では一度に1000人規模の採用を実施 (そんなにいい大学の人ばかりではない)
- ANAやJAL系の新会社のエントリーで行われている「動画で自己紹介」(「頭の良さ」ではなく、「人間性」を重視)
- 有名大学を出ていると言っても、人の性格はそれぞれ(CAの仕事は、学力では計れない)
- 航空会社は会社説明会や一次試験で、なるべく多くの人と「対面」できるようにしている(会ってみないと印象がわからない=印象が大事)
いかがですか?
これだけ根拠をあげてもまだ、「学歴がないから・・・」って悩みますか?
大丈夫です。会社が求めているのは、「あなたの人間性」です!
外国語大学は有利?
外国語大学や英文科を出たからって、CA採用に直接的に有利になるわけではありませんが、「英語やその他の外国語ができる」ということ自体は、有利に働くでしょう。
- 航空業界は外国からのお客さまが増加傾向にある
- オリンピックに向けて、ますます日本の航空会社の利用が見込める
- 日本の「おもてなし」は世界から注目されている
- 海外基地のCAもいるので、英語でのコミュニケーションが必須
- なるべく手をかけず、英語が得意なCAを増やしたい
英語圏だけでなく、アジア圏からのお客さまも増えているので、中国語や韓国語、タイ語なんかができるのもポイントが高いですね!
もちろん、外国語ができるだけではCAにはなれないということは、ここで改めて言うまでもないと思いますが・・・
CAにはいろんな出身母体がある
実際に、私のまわりにいたCAたちの出身母体はさまざま。
私の知っている限りをご紹介します。(他社のCAも含む)
- 有名大学卒(割と少なめだった印象)
- 外国語大学卒、4年生大学の英文科卒
- 4年制大学の英文科以外卒
- 女子大、短期大卒
- 大学院卒
- 専門学校卒(2年制)
- 通信大学卒
- 高等学校卒
- 看護学科卒
航空会社の募集要項によっては、学歴を「4年制大学以上を卒業していること」を条件に明記されている場合や、特になんの学歴も必要とせず、年齢制限のみが条件の場合もあります。
自分の入社したい航空会社の募集要項は、早めにチェックしておくといいですね(^^)♪
実際に仕事をする上で、今までの学歴はまったく関係がなくなる(聞かれもしない)ので、CAはやっぱり、その人の人間性や性格が重要視される世界なんでしょう。
CA就活において、学歴よりも大切なこと
新卒者は経験から学ぶ
新卒のCA採用試験では、ある意味、全員がおんなじスタートラインにいることになりますよね。
そんな中で、何がポイントになるかといえば、今までの「経験」でしょう。
大学生の間は、自由になる時間も割とありますし、学業やサークル活動、アルバイトなど、自分が「やろう!」と思うことにチャレンジしやすい環境にあります。
- サークル活動で打ち込んだ経験
- アルバイトで学んだ経験
- 学業を極めた話
- 社会と関わって得た経験
- CA になろうと思ったきっかけとなる経験
新卒者は「学歴」よりも、より多くの「経験」を積んで、人間味を深めることが大切でしょう。
面接官に「この子は、他の新卒者よりもいろんな経験をしているな。」「ただ経験しているだけじゃなく、そこからいろいろ学ぼうとしているな!」と思ってもらえるといいですね!
既卒者は卒業してから何を得たかが大切
CA採用は既卒者にも寛容で、既卒者が採用される機会も多くあります。
一度社会に出てしまえば、「どこの大学出身か」とか、「現在就職している会社」などは、関係がありません。
CAの既卒受験者の前職については、本当にさまざま。実はCAには、前職がCAとはまったく関わりのなさそうな仕事をしていた人もたくさんいるんですよ。
「何をやっていたから、CA就活に有利」とかは、あまりないと思いますが、その会社で「何を学んだか」は大切です。
「CAになりたいから、今の仕事は手を抜いています」ではダメだと言うことは、言わずもがなですよね?
- 現在の職場で頑張っていること
- 現在の仕事で気をつけていること
- 現在の仕事から学んだこと
- 現在の仕事から気づいたこと
これらの事象から、「CAに生かせそうなこと」をアピールできるといいですね。
既卒での就活は新卒者の就活と違い、時間の使い方が難しくなります。
- 勉強にあてられる時間が少なくなる
- 試験日と会社の業務との日程調整が難しい
社会人たるもの、「今やっている仕事」をおろそかにするわけにはいきません。
そこをうまくやりくりし、「責任ある行動をとれる」ことも大切です。
新卒者も既卒者もTOEIC対策はしっかりとやっておく
どの航空会社にしても、CAの募集要項には「英語の語学力」に関する記載が多く見られます。
大手ANAやJALではTOEIC 600点程度が求められていますね!
採用担当者は、「学歴」よりもむしろ「英語の語学力の高さ」を重視しているようです。
英語がネイティブ並みなら、TOEICの点数がなくてもいいのですが、TOEICは英語力を可視化して、他の人との比較をしやすくなるというメリットがありますので、ぜひ受験しておくことをおススメします。
まとめ|学歴よりも人間性を高めよう!
学歴は気にしなくてもいい
CAには、いろんな出身母体の人がいるというお話をしました。
有名大学を出ていると、自分の自信にはなると思いますが、CAの就活に有利になるかと言われれば、そんなことはありません。
会社が大事にしているのは、その人の「人間性」だと言うことですね。
そして、その次に大切なのは、何と言ってもTOEIC。
CA採用の際は、目に見える形で語学力を証明する必要があるんでしたね!
いろんな経験をしよう
新卒者も既卒者も、CAになるチャンスは大いにあります。
新卒者の方は、みんなスタートラインが同じですので、そこから「どんな経験をしたか」がカギになりますね!
- 何を学んでいるか、どんなことを学んだか
- 自ら考えて、行動する力があるか
- 新入社員としてのはつらつさ
- 学ぼうという意欲の高さ
既卒者の方は、いろんな経験をしている人が受験してくるので、アピールが難しいのも事実ですね。
その分、他の人とアピールポイントが被りにくいという、メリットもあります。
- 即戦力を求められている
- 社会経験から何を学んでいるか
- 社会常識が身についているか
学歴はあまり気にせず、自分らしさを大切にして、CAの就活を頑張ってくださいね!
今、あなたが必死にやっていることは、きっとあなたをより魅力的に成長させることになるでしょう♪