「CAは退職後、どんな仕事についているんだろう。」
「どうせ働くなら、CAを辞めても、引き続きキラキラした仕事がしたい!」
CAの定年は60歳。がんばればずっとCAとしてお仕事できます。ただ、CAはどんどん若い人が入ってきますので、体力的に辛くなって、セカンドキャリアを考える時期があるのも確か。
今回は、実際にCAを辞め、セカンドキャリアに踏み出す決心をした私が、人気の転職先やセカンドキャリアついてお話しします。
・CAの転職先ベスト5♪ 退職後のセカンドキャリアの作り方
・CA退職後に困らないために、働きながらすべき3つのこと
3分ほどおつきあいください。
CAの転職先ベスト5♪ 退職後のセカンドキャリアの作り方
CAに人気の転職先ベスト5
CAは華やかな世界に慣れているので、CAを辞めても、なかなか普通の仕事では満足できません。(^^;)
なるべく華やかで、元CAということが生かせる仕事を探そうとします。CAの退職後の転職先ベスト5をランキングしてみました。
- 秘書
- 受付
- スクール講師
- マナー講師
- 他社のCA
1.秘書
秘書という仕事も人気の転職先の一つです。近くにステータスの高い男性がいるという環境が、機内のファーストクラスに似ているという理由もあるかも知れません。
気の使い方、英語、所作など、CAの仕事が生かせることも多いですが、秘書業務に関しては無知なので、勉強が必要です。多くのCAが現役時代からオフを利用して資格の勉強などをしています。
私もCA時代に安心大手のユーキャンを利用してとりました♪ 通信講座なので、ステイ先やオフの日に少しずつ、約4か月で取れるので時間コスパ良し。次の仕事が秘書でなくても役立つので、この先いろんな場面で頼りになる資格です。
2.受付
華やかで、会社の顔でもある受付業務も人気があります。
ただ、受付には若い人が多いので、ある程度の年齢で転職を考えるCAには不向きです。30代までの転職なら十分アリでしょうね。さらに、お給料も安い場合が多いことがネックになります。
3.スクールの講師
CAスクールの講師になる人もいます。CA受験のためにスクールに通う人は、毎年たくさんいますので、そこで今までのノウハウを伝授するお仕事です。
CAスクールでは元CAというだけで、生徒の皆さんから尊敬の眼差しを受けることができ、やりがいもあります。元CAが数人集まって、新しくCAスクールの会社を立ち上げる、といった話もよく聞きますし、最近ではオンラインCAスクールも目立ってきましたね。
4.マナー講師
機内で学んだ所作を、マナー講師として生かそうとする元CAもいます。
国際線の機内でファーストクラスまで担当したCAは、その経験から得た所作がマナー講師として生かせます。しかし、実際の社会マナーを訓練で学んでいるわけではありませんので、改めての勉強が必要です。
CAは自分を高めようとする人も多いので、現役中から独自にサービスマナーや、テーブルマナーを学んでいる人も多くいます。
もし、CA退職後にマナー講師を選択肢の1つとして考えるなら、おススメの資格はサービス接遇検定♪この資格がどれだけ有利になるかを記事にまとめています。
⇒ CA就活が有利に運べたマナー資格♪超おススメは「サービス接遇検定」
5.他社のCA
結局は同業他社に転職するCAも多くいます。決め手は、路線だったり、人間関係だったり、キャリアアップだったりとさまざまですが、転職先としては圧倒的に人気があります。
CAはやっぱりCAという仕事や飛行機が大好きです。
CAが転職を考えるタイミング|退職後の転職が難しい?!
CAを続ける中で、何度か転職を考える機会があります。そしてCAたちのおよその転職年齢は30才前後。CAはどういったタイミングで転職を考えているのでしょうか。
CA同士の人間関係
CAという職業は、想像以上に体育会系で女の世界です。はっきり言って、ドロドロしています。ウワサ話が大好きなので、おもしろいネタがあれば、あっという間に広まります。
仕事ができないCA、厳しい(怖い)先輩CA、態度が大きいCAなどは、格好のネタ!CAが2人以上集まれば、だいたい会社の悪口、ほかのCAの噂話などで盛り上がります。
人のうわさを、それだけしているということは、自分もどこかで、だれかに、何かの話題にされているはず。そう考えて、人間関係に疲れてしまうこともあります。
体力的な問題
CAは体力のいる仕事です。重い荷物の上げ下げ、時差、ハードなフライトパターンなどに、体力の限界を感じる時があります。
離着陸で腰を痛めたり、なかなかトイレにいけず、膀胱炎が悪化することも。若い時は気力でなんとかなっていたことも、だんだんと回復に時間がかかるようになってきます。
年齢と立場の問題
入社してまだ数年のCAは、若い人が多いので、再就職も可能です。
一番難しいのは、中堅どころのCAです。一般のCAから、CAをまとめる立場へのキャリアアップが求められるようになります。会社で求められることも多く、責任も重い。
年齢的には30代半ば、一般企業が正社員として採用してくれる標準的な年齢ギリギリのところです。下からは、次々と若いCAが入社してきます。
「本当にこのままでいいんだろうか?」そう考えてしまうタイミングです。
CA退職後に困らないために|働きながらすべき3つのこと
大きくは次の2つです。
① 働きながら「スキル・資格の積み上げ」
②辞める前から転職サイト・エージェントのフル活用
転職するまでに① 働きながら「スキル・資格の積み上げ」
CAのお仕事は、ある程度時間が経てば、誰でもできるようになります。
ここで大切なのは「働きながらどんなスキルを身につけるか」ですね。以下、現役CAが働きながらしていることです。CAを退職後の転職に差がでます。
CAからの転職で失敗しないために
- PCスキル
- TOEICスコア見直し
- 接客・マナー資格、秘書検定、ソムリエ資格
次の仕事のためのPCスキル
CAというのは華やかでサービス業の最高峰なのですが、悪く言えばつぶしがききません^^。。飛ばなければただの人の可能性すらあります苦笑 オフィスで働く上で必要なPCスキルがないCAも多数、毎日のフライト情報を印刷したり、上司からのメール返信しかできない人は要注意です。
よって、辞める前からPCスキル(ワードとエクセル)だけは身につけておくべきなんですね。
私がしたのは超初心者バレバレですが、に安心大手ユーキャンの「PC入門講座」 エンジニアにでもならない限り、これで十分な資格でした♪
CAをしながら、「自分は何ができるようになったか」を常に整理しながら「スキルの積み上げ」をしていくべきなんですね。
CA退職後の転職活動で大切なのは、CA経験を新しい職場でどう生かすことができるか、つまり「スキル・経験の再現性」が最も大切だからです。採用担当はそこを見ています。
間違っても、CAとして毎日大変で楽しかったけど、「身についたスキルとその再現性が上手く話せない」というようなことにならないように気を付けたいですね。
転職するまでに② 転職サイト・転職エージェントのフル活用
転職サイトや転職エージェントって、多くの方が「転職を決めたあと」に利用するものだと考えています。が、おすすめは在職中から情報収集も兼ねて利用すること。現在の自分のスキルや経験、キャリアについて客観的に意見をもらえます。
大事なのは定期的に利用することで、思わぬ求人情報がはいってきたりします。CAというサービス業での最高のファーストキャリアを最大限つかって次の仕事に繋げたいですよね。
おすすめの転職サイト・エージェントをいくつかあげておきます。
・パソナキャリア
求人数を幅広く提案してくれるので、次に考えている業界の動向などをまずは全体的に知りたい場合などは特におすすめ。登録しておいて求人を多くもらうことだけでも価値あるエージェント。
・マイナビジョブ
20代に特化した第二新卒・既卒向け転職エージェント♪ 転職キャリアが浅くても1つ1つサポートしてくれるので、はじめての転職で何をしていいか分からないという人向け。自分では気づいていないアピールポイントをしっかり気づかせてくれる。
・年収800万円以上のハイクラス転職「キャリアカーバー」
大手企業とパイプが強く、書類選考や年収交渉をかなり頑張ってくれる。過去の面接で聞かれたことや採用が見ているポイントでなども教えてくれて信頼度高い♪ 内定までしっかり伴走してくれるので心強い。弱点は地方求人に弱いこと。
「なぜ転職したいのか」を本気で考える
CAが「転職」を考えるには、何かしらの理由があります。 お金、自分らしさ、ワークライフバランス、育児 etc…
CAよりもやりたい仕事が見つかっている場合や、時差や人間関係、体調などに悩みがある場合など、その理由は人それぞれ。
転職するにしても、なりたくてなったCAという仕事。「本当に後悔はないのか」もし、何か問題があるのなら「解決する方法はないのか」について、一度考えてみましょう。
私は、自分で納得してCAを退職したのですが、転職活動の時などに「元CA」だとわかると「なぜ辞めたんですか?もったいない・・・」と、よく言われます(^^;)
まとめ|CAから転職後のセカンドキャリア
いつもキラキラ輝いていたい元CA
CAはその仕事を辞めても、華やかな仕事をしたい人が多いということがお分かりいただけたでしょうか。
せっかくみんなが憧れるCAをやっていたのだから、CAというステータスを活かした仕事で、セカンドキャリアも輝いていたいというのがCAの本心です。でも、現実はなかなか難しいんでしたね。この記事で書いたことをまとめます。
- CAに人気の華やかな転職先5つ
- 辞める前から転職サイト・エージェントを活用
- 働きながらすべき3つ「PCスキル・TOEICスコア・資格取得」
元CAはこんな仕事がしたい!
CAという仕事を辞めたくてもなかなか辞められないのは、CAという仕事に魅力がたくさんあるからです。もし、次のような項目を全てカバーしている仕事があったなら、CAは喜んでその仕事に飛びつくでしょう。
- 華やかで目立つ
- 接客が役立つ
- お給料がいい
- 仕事が楽、人間関係が楽
- スーテータスの高い男性に出会える
- ちやほやされたい
- プライドが満たされる
実際のところ、これらを全てカバーするような素敵な仕事はないように思いますが、CAは少しの妥協と自らの努力で、少しでも自分の理想に近いキャリアを築けるよう、常にチャンスを狙っています。
もし、あなたがCAになって、その後のセカンドキャリアまで考えるのであれば、今から所作やマナーの勉強をしておいたり、空き時間で得意なことを更に極めておくことが必ず必要になってきます。それが、転職に成功してステップアップしているCAの条件です。