航空会社の中でもJAL・ANAの CAのポジションの圧倒的な人気は昔も今も変わりません。

しかし、実はここ数年、少~しだけJAL・ANAの CAへの合格率が緩くなっているのです。

これからCAを目指す方には嬉しい限りの話ですね。ANAで働き現在はエアライン講師として活躍する私が、リアルな合格率や合格までの道のりについてご紹介しましょう。

本記事の内容

・【JAL・ANA】CA受験の合格率が少しだけゆるーくなってきた話
・まだまだ厳しいJAL・ANA採用試験の突破方法

3分ほどおつきあい下さい。

 

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【JAL・ANA】CA受験の合格率が少しゆるーくなってきた話

完全にオリンピック効果ですね。チャンスすぎます。恩恵を受けましょう♪

最近の採用状況

最近のJAL・ANAの採用数はかなり増加しています。2020年のオリンピックを意識した採用に加え、羽田の発着枠の増大や大型機の機材の導入による人材確保などさまざまな要素が合わさりこのような大幅な採用数拡大につながっています。

この間の採用では10年ほど前には経営破綻により採用がゼロにまでなったJALが新卒だけで500人ほど採用したり、ANAも新卒だけで600人採用、既卒を100名採用したと言われています。

受験者数は変わらず多いですが必然と倍率が下がるので以前よりも、合格率は確実に緩くなっていると言えるでしょう。ただしこのような売り手市場もいつまでも続くわけではないので、しっかりと受験対策をし続けるのが懸命です。

インターンシップの充実

採用の合格率と関連するのがインターンシップの充実です。最近では企業説明会に加えインターンシップにより、会社についてリアルに詳しく知ることができます。

JALでは1DAYと3DAYのインターンシップも開催されました。会社の概要だけでなくJALが大切にしている考え、CAについての業務理解につながるグループワークも用意されています。

また、インターンシップに挑むためにエントリーシートを早い段階でかくことになるので本採用前に書類作成になれることができます。

早い段階でエアライン就職を意識することができるところも、合格率が緩くなる理由の1つと言えるでしょう。

書類選考の移り変わり

エントリーシートの傾向は年々変わってきています。以前は手書きだったエントリーシートも今ではJAL・ANA両者ともWEBでの提出になりました。

最近の採用から大きく変わったのがANAが実施している文字でのエントリーシートに加え動画での自己紹介を提出するといった採用方法です。ここでは、文字や顔写真だけでは伝わらない受験生の雰囲気、声のトーンや話し方までしっかりチェックされています。

もちろん内容に関してチェックされており突破するのはやや難しい傾向にあります。しかし、この関門を突破できると合格への道のりはグッと縮まるといっても良いでしょう。

まだまだ厳しいJAL・ANA採用試験を突破する対策3つ

少し緩くなってきたとはいえ、やはり採用試験は狭き門です。すべきTO-DOまとめました。

面接官の目を引く身だしなみ

最近は合格率が少し緩くなっているものの、試験内容のレベルは高く志願者も多いです。そのような倍率を突破し、見事合格を手にいれるには正しい対策方法をとる必要があります。

JAL・ANA共通必須準備として、最も大事なことは面接官に機内で働くイメージを持っていただける身だしなみです。私も現役のCAの時は教官に「オシャレと身だしなみは違います。」と口を酸っぱく言われていたのを覚えています。

どの年齢層からも好まれる清潔感があり明るいメイクと後れ毛がないきっちりしたヘアスタイルが必須条件です。
スーツも一般企業のものより細身のものが好まれます。

面接会場にはスタイルがよく少しでも身長が高く見えるように、身長が低めの方は高めのヒールを履くことをお勧めします。

徹底的な自己分析

ANAではなんと2次面接から個人面接です。

たくさんの受験生がいるにも関わらず個人面接をするということは、外面適正のみならず内面適正もしっかりとチェックしているということです。

JALに関しては個人面接は最終面接だけですが、かなり深いところまで質問されます。優秀な人材が多く受験するJAL・ANAで選ばれる人材になるためには徹底的な自己分析をすることが合格の要となります。

自分自身のPRは最低5つのエピソードをしっかりと深いところまで語れるようにしましょう。

また、そのエピソードはCA適正をアピールできるようホスピタリティ・チームワーク・努力や挑戦、体力の強みなどを準備すると良いでしょう。

徹底的な志望動機

前述にもあるように、最近の採用では、面接官はすごく深いところまで掘り下げて受験生に質問します。それは受験生の強みだけではなくJALやANAの志望動機も同じなのです。大手2社はお互いのことを意識しています。

頻出するのが「どうしてJALではなくANAなのか。」またその逆の質問です。最近は優秀な人材はダブルで合格できることもよくあります。

そのため面接では、本当にうちに来てくれる強い意志はあるのかと採用担当者も目を光らせています。

最終面接では圧迫面接でわざと否定的なことを受験生にいうことがありますが、そのプレッシャーにも曲げずJALまたはANAを志望する動機をしっかり伝えられるようにしましょう。

まとめ|【JAL・ANA】CA受験の合格率を上げる工夫

本記事の内容を3つにまとめました。

・近年の採用は、インターンシップや変化する書類選考によりエアライン受験への対策期間が長くなり、早い段階から会社や業務への理解を深めることが可能。

・ JAL・ANA共に採用数が大幅に拡大しており、エアライン受験生はチャンスです。

・ しかし、受験者のレベルが高いためしっかりと身だしなみを整え自己分析や志望動機などの構成を考えておくことが重要。

皆さんも適切な対策をしっかりとすることでグッと合格は身近なものになります。実力は一朝一夕ではつきません。地道な努力を重ねることで見事JAL・ANAのCAとして活躍されることをお祈りいたします。