CAになりたいけどCAの厳しい訓練が怖くてたまらないあなたへ。

CAに内定しても、CAの辛い訓練期間を乗り越えて合格しなければ、CAとしてフライトすることはできません。

実際日系航空会社でも、訓練についていけない場合、訓練の延長、外資航空会社に至っては脱落し強制帰国させられる場合があります。

しかしながら、強い心を持ち、正しい要領で訓練を受ければ合格が約束されます。

辛い訓練で脱落する新人の共通点について、日系・外資の訓練を経験した私がご紹介しましょう。

本記事の内容
  • CAの訓練で脱落する新人CAの共通点
  • 辛い訓練を余裕で乗り越える方法
Sponsored Link

つらい訓練期間で脱落する新人CAの残念な共通点3つ

 

訓練内容の積み残しがある

CAの新人訓練は、ありえない分厚さの教科書をすごいペースで、学んでいきます。

その際、1日分だけでも、復習せず積み残しがあると大変なことになります。

次の日はまた新しいことを学ぶため、雪だるま式にどんどん未消化な部分が増えてしまい、訓練に追いつけなくなってしまいます。

テストも1日にいくつもあり、点数が低いと再テストになります。

その場合、通常の勉強プラス、再テストを受けるための勉強もしないといけないため寝る時間はありません。

「これくらいなら、明日やろう。」「今日は疲れたからここまででいいや。」と考える人は脱落しやすいです。

同期と力を合わせない

上記でお伝えしたように、半端ない範囲の専門知識を短期間で叩き込まないといけないため、同期の存在は必要不可欠です。

分からないところを教えあったり、時に分担作業をしたり励ましあったりすることが大切です。

しかし、私の訓練中のある同期の例ですが、「自分さえ良ければいい。受かればいい。」と思っていたのか、訓練で使う物品を独り占めして自主練習をしていたことがありました。

また、自分の筆記や実技のテストがうまくいかないと、周りの同期に八つ当たりする困った同期もいたのを覚えています。

同期は敵でなく仲間です。

その意識がない人も脱落しやすいでしょう。

CAの仕事への業務理解不足

CAのイメージは「華やかで綺麗。」「空港を颯爽と歩き世界中を飛び回れる。」などと漠然としたイメージを持ったまま入社するCAがいます。

しかし、現実は心身ともに過酷な環境で、ストレスにも耐えながら働かないといけない大変な仕事です。

その、理想と現実のギャップを知らないまま訓練に入り、現実の厳しさを訓練で初めて知り失望するCAは少なくありません。

CAは笑顔でお客様にサービスするだけが仕事ではありません。

お客様の命をお守りする、保安要員としての大切な役目があります。

保安訓練は声が枯れるまで、火災や緊急着陸、急減圧など様々な異常事態に備えた訓練をします。

少しのCAの判断の誤りが大変な事態を招いてしまうことから、訓練教官はとんでもなく厳しく指導します。

入社前のCAの業務理解不足から、その環境に耐えきれず脱落するCAも多くいます。

辛い訓練を余裕で乗り越える方法

 

早い段階でのあんちょこづくり

あんちょこと呼ばれる、知識や必要事項をまとめたノートを作成することが必須です。

膨大な知識のまとめたあんちょこは、一朝一夕でできるものではありません。

訓練が始まったと同時に、少しずつあんちょこを作っていくことをお勧めします。

テスト前ややOJT中にも必要事項をすぐに見直すことができ、CAのお守りのような存在になります。

知識が定着してくると、あんちょこをリバイスしたり、プラスアルファの知識もアップデートしていきます。

訓練を終えた後も、あんちょこはフライトに必須であり、いつもあなたのフライトを支えてくれるアイテムとなるでしょう。

同期とのシミュレーション

CAの訓練は筆記のみならず多くの実技のテストがあります。

保安に関する脱出手順の訓練から、サービス手順、英語や中国語での接客のチェックまで幅広く確認されます。

そのため、一人でノートをまとめて暗記していても、実技のテストには合格できません。

同期と、緊急時の脱出方法のシミュレーションをしたり、機内の緊急時に使用する酸素ボトルや火災の際の煙を遮るスモークフードの使用方法を確認したり、お客様とCA役になってロールプレイをすることが有効です。

同期だからこそ、分からないことを共有しながら切磋琢磨して頑張れます。

同期に情報を提供することを惜しまず、同期みんなで訓練に合格したいと思うCAは訓練を必ず乗り越えることができます。

 自分のテンションを上げるアイテムを活用

長い訓練期間は、週末も勉強に追われます。

相当な根性と持久力が必要です。

そのため、少しでも自分のテンションを上げる工夫が必要です。

例えば、文具や時計や、勉強中に使う髪留めを新調するのいいですね。

テンションが上がる作業用BGMを見つけるのもいいでしょう。

私は訓練中、心身ともにクタクタだった際にアロマに目覚め、勉強机にアロマディヒューザーを準備して驚くほど集中力がアップしました。

あとは当時の彼氏や恩師の励ましの手紙を何度も何ども読んで、自分を奮い立たせていたのを今でも覚えています。笑

みなさんにあった訓練の辛さを軽減してくれそうなアイテムを見つけることが、訓練成功の鍵となるでしょう。

 まとめ|新人CAがつらい訓練を乗り越えるために

  • 訓練はものすごいペースで進んでいくため、1日でも積み残しをしてしまうと脱落しやすいです。
  • 同期と協力しなかったり、入社前にCAのリアルな業務理解ができていないCAも脱落傾向にあります。
  • 計画的にあんちょこを作ったり、同期とシミュレーションをするCAは訓練を乗り越えることができます。
  • 自分の精神を安定させるアイテムを見つけておくと、苦しい訓練も乗り越えやすくなります。

みなさんが辛い訓練を無事乗り越えて、立派なCAになられることを祈っています。