CA 受験者にとって気になるのは航空会社の年齢制限ではないでしょうか?

国内大手よりも外資の方が年齢制限はゆるくてチャンスが多いと言われていますが、実際はどうなのか気になりますよね?この記事では、外資CAの年齢制限について、エアライン別に詳しく解説していきます

本記事の内容

・外資CAの年齢制限はズバリどれくらい?【国内大手よりチャンスあり♪】
・CAの年齢制限がある外資エアライン4つ
・年齢に一切の上限がない♪外資エアライン

3分ほどお付き合いください。

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外資CAの年齢制限はズバリどれくらい?【国内大手よりチャンスあり♪】

ズバリ、外資CAの年齢制限は「何歳まで」という上限はない会社がほとんどです。実力や経験があり、会社の求める人物像を満たしていれば何歳からでも可能性があります。

外資では30歳を過ぎたからCAになれないということはありません

30代後半で合格ということも可能ですし、海外では子育てがひと段落して娘がCAとして飛んでいるのを見てCAになったという方もいます。ただし、少数ですが一部の会社では、はっきりと何歳までと明記しているところもありますので、志望先を選ぶ際は注意しましょう。

年齢に関して、外資系航空会社で共通して言えることは、何歳以上からという最低年齢の規定は存在します。これは外国人CAの労働許可証を申請する際に求められる学歴と最低年齢条件があるからです。

国によって労働許可証が大卒でなければいけない場合や、高卒で18歳以上であればいいなどバラバラです。ただ、共通して言えることは、外資では年齢の上限を設けている会社は少ないので、国内航空会社よりもチャンスはあると言えるでしょう。

外資系航空会社別に好まれる年齢層あり

外資では年齢制限がない場合が多いですが、会社によって好まれるCA志望者の年齢層の傾向は存在します。ここでは好まれる年齢層の特徴について解説します。

アジア系エアライン

アジア系航空会社ではやはり若い志望者を好む傾向にあります。理由はさまざまですが、アジア圏は比較的年齢にこだわりがあり、CAに若い人を求める傾向が強かったり、外地ベースで女性の結婚や出産でCAを続けることが難しいなどの理由からと思われます。

また、欧州系に比べて外国人CAにも産休や育休制度を認めている会社が少ないという点もあるでしょう。

欧州系

欧州系では、大人な分別のある洗練された雰囲気を好む傾向があり、30代から50代の日本人CAが多く在籍しています。欧州系航空会社の採用では、新卒よりも比較的CA経験者など既卒を好む傾向があります。

若さではなく経験値を重視している点と、もともと産休育休制度が充実している会社が多いことから、長期的に働くCAも多く、採用される頻度はアジア系に比べて少ないことが特徴です。

アメリカ系

アメリカの航空会社では、年齢制限は全くありません。そして定年もありません。毎年、航空局の定める試験にパスできれば何歳まででも乗務できますし、現在世界最高齢のCAの方は82歳のアメリカン航空のCAの方です。

ただし、アメリカの航空会社では、米国籍かグリーンカード保持が絶対条件ですので挑戦するには条件を満たす必要があります。

CAの年齢制限があるエアライン4つ

ごく少数ではありますが、外資系航空会社にも年齢制限を定めている会社が数社あります。フィリピン航空・ベトナム航空・マレーシア航空・スイスインターナショナル、この4つですね。1つずつ解説していきます。

フィリピン航空

  • 20歳以上27歳以下
  • 経験者は満32歳以下

フィリピン航空は、フィリピンのナショナルフラッグキャリアです。日本人CAは、機内通訳として採用していますので、主に日本線をメインに乗務します。(2017年採用情報より)

ベトナム航空

  • 女性:2026
  • 男性:2028
  • 他社エアラインで3年以上の経験者は30歳まで

ベトナム航空は、ベトナムのナショナルフラッグキャリアです。近年のベトナムブームで日本への就航路線は多く、羽田・成田・名古屋・大阪・福岡に就航しています。ベトナムベースで、日本人CAの募集は数年に1度のペースです。前回の募集は2018年に行われました。

マレーシア航空

  • 2027

マレーシア航空もマレーシアのナショナルフラッグキャリアで、アジアの人気航空会社の一つです。日本人CAはマレーシアベースで1機に2名以上の日本人CAが乗務します。前回の募集は2010年です。

スイスインターナショナルエアラインズ

  • 2025

スイスインターナショナルエアラインズは2002年に運航を開始した日本とスイスを直行便で結ぶ唯一のエアラインです。フライトのスケジュールを50%や70%と選ぶことができたり自分のライフスタイルに合わせられとても働きいやすい会社です。前回の募集は2016年で9年ぶりの募集でした。

CA採用に年齢制限があるエアラインまとめ
航空会社名 年齢規定
フィリピン航空 ●     満20歳以上27歳以下

●     経験者は満32歳以下

ベトナム航空 ●     女性:2026

●     男性:2028

●     他社エアラインで3年以上の経験者30歳まで

マレーシア航空 ●     20~27
スイスインター

ナショナル

エアラインズ

●     20~25

 

年齢に一切の上限がない♪外資エアライン

次に、年齢上限制限のない外資航空会社を紹介します。最低年齢だけ満たしていればチャンスはありますので、是非募集が出たらチャレンジしてみてください。

エミレーツ航空:21歳以上(入社時)

エミレーツ航空は中東のアラブ首長国連邦・ドバイにベースを置き、CAは世界中から多国籍のクルーが集まっています。全就航路線に国籍関係なく乗務できる魅力的なエアラインです。

カタール航空:21歳以上

カタール航空も中東のカタール・ドーハにベースがあり、エミレーツと同様にCAは世界中の就航路線に乗務ができるエアラインです。

エティハド航空:18歳以上(高卒)

エティハド航空も、エミレーツと同様にアラブ首長国連邦の航空会社で本拠地はアブダビです。世界中から集まった多国籍なクルーと世界中の就航路線に乗務でき、CAは随時オンラインで応募しています。

キャセイパシフィック航空:18歳以上

  • 香港永住権保持+ワクチン接種証明書(2021年現地採用条件)

香港にベースを置き、世界中の就航路線に乗務ができるキャセイパシフィック航空は、人気のエアラインです。2021年に現地採用の日本語スピーカーの募集が発表されました。

昨今の新型コロナウイルス感染症の状況と、香港では日本人を含む外国人CAへのビザの発給停止・遅延トラブルがあったことから香港永住権保持者+ワクチン接種証明書が応募条件に付け加えられました。

今後の状況によって以前のように日本での採用活動が再開されるのかもしれませんが、今後が注目されます。

チャイナエアラインズ:20歳以上(募集要項には年齢記載なし)

専門・短大・大学卒業者必須のため、台湾の航空会社であるチャイナエアラインズは、その働きやすさと数年の契約更新後に正社員に登用されることから大変人気のある会社の一つです。

シンガポール航空:18歳以上 

シンガポール航空は、シンガポールのナショナルフラッグキャリアで、ひとたび募集が出れば応募者殺到で高倍率になるCA受験者に大変人気がある航空会社です。

ルフトハンザドイツ航空:18歳以上

ルフトハンザドイツ航空は、ドイツのナショナルフラッグキャリアで日本人CAはドイツベースです。ドイツの社会保障制度はしっかりしており、日本人CAもその保障を受けられます。前回の募集は2015年でした。

KLMオランダ航空:21歳以上

KLMオランダ航空は、オランダのナショナルフラッグキャリアで日本人CAを定期的に採用しています。契約制ですが最長5年までという規定があるため、数年に一度定期的に採用しています。前回の募集は2017年でした。

・年齢制限のない航空会社

航空会社 年齢規定
エミレーツ航空 ●     21歳以上
カタール航空 ●     21歳以上
エティハド航空 ●     18歳以上
キャセイパシフィック航空 ●     18歳以上
チャイナエアラインズ ●     20歳以上
シンガポール航空 ●     18歳以上
ルフトハンザドイツ航空 ●     18歳以上
KLMオランダ航空 ●     21歳以上

まとめ:外資CAに年齢関係なし|まずは挑戦してみよう

いかがでしたか?

外資系航空会社は、一部を除いて何歳までという年齢制限を定めていないところがほとんどです。外資系航空会社では、年齢よりも経験や即戦力、会社の求める人物像を満たしている人を採用する傾向にあります。

まずは、年齢で悩むよりもどんどん行動・挑戦してみましょう。