\こんな方向け/
・CAの仕事ってどんな内容?知らない世界だから不安だな。
・ハードで不規則なスケジュールを有効に使ってプライベートな時間も充実させたいな。

毎回異なる路線、フライトタイム、サービス内容、ステイ先・・・変化が多くハードなCAの仕事内容とスケジュールはどうなっているのでしょうか?

乗務歴11年の元CAが、CAの一日のお仕事を、お客様の目に見える内容から、紹介される機会の少ない部分まで詳しくご紹介します。

不規則なスケジュールをメリットに変える方法も実例を交えて伝授。読み終える頃には実際のCAライフがイメージできますよ!

本記事の内容

CAの一日のお仕事内容|表も裏も大解剖
使い方次第でメリットがたくさんのCAのスケジュール活用術

3分ほどで読めます。

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CAの一日のお仕事内容 表も裏も大解剖

CAの一日のお仕事内容は、具体的にどのように進められているのか、一緒に見ていきましょう。

さて、いよいよ明日からフライトです。CAのお仕事は、実はフライト前日の準備から始まっているんですよ。

CAの仕事はフライトの前日から始まっている~出社場所・時間の確認~

CAのお仕事は、乗務する便によって毎回出社の場所や時間が異なります。出社場所が成田or羽田、場合によっては新幹線の改札口ということも!

時間も便の出発によって早朝、お昼過ぎ、夕方、深夜など様々なので、CAは毎回、出社場所と時間の確認をし、自己管理をしています。

次に、出社時刻から通勤にかかる時間を逆算して、自宅を出る時間→起床の時間→必要な睡眠時間の確保→前日の就寝時間を決めます

社会人として当たり前なことに思えるかもしれませんが、慣れてくると同時に起こしがちなのが、実はこの出社ミス。

ですから、どんなにベテランCAでも毎回しっかり確認しています。

最初は少し面倒に感じられる逆算ですが、自分の出社までのパターンがつかめるとスムーズにできるようになりますし、実際のCAのお仕事でもフライトタイムや到着時間を意識してサービスプランが組み立てられるようになるので役に立ちますよ。

さて、出社場所・時間の確認が終わったら、フライトの予習をしましょう。

CAの仕事はフライトの前日から始まっている~乗務フライトの予習~

毎回、サービス内容、フライトタイム、客層、入国情報、必要書類、機種など、様々に異なる便に乗務するCAは、前日にフライトの予習をします。

フライトタイムが短い国内線は、路線や時間帯などの特徴から、サービスプランを考えておくと有利ですし、短・中・長距離によってサービス内容やメニューなども全く異なる国際線は、フライト全体を具体的に把握しておくと安心です。

サービスの予習をしなくても乗務はできますが、前日にイメージフライトをしておくと、実際に乗務が始まってからがスムーズですし、注意点などもリマインド出来ますので、やはり予習はおすすめです。

また、CAには緊急事態の際の保安任務があります。保安は新人だから分かりません、出来ませんは一切通用しない、CAの仕事内容で最も重要な部分です。

機種毎に消火器や酸素ボトル、AEDなどの非常用器材の搭載位置や、緊急脱出の方法などが異なり、どんなにベテランCAでも必ず勉強をしていく、CAなら絶対に疎かにできない準備なんですよ。

次は、持ち物の準備に移りましょう。

CAの仕事はフライトの前日から始まっている ~携行品の準備~

ステイ先も毎回違うので、CAは携行品もフライトに合わせて変えています。

特に衣類は、ステイ先の気候や過ごし方等の目的に合わせて選ぶ必要があります。

例えば、国内線の二泊三日でも一泊目は真冬の札幌、二泊目は常春の那覇だったり、国際線で南半球へのフライトでは季節が逆になるので、日本は真夏でもスーツケースにはコートを入れていくことも。

また、私の経験上、海外のホテルのエアコンは日本人には肌寒いと感じることが多く、南国でも薄手の上着を持っていくと重宝しました。衣類選びは体調の自己管理にもつながります。

ところで、CAの乗務必携品は、客室乗務員ID、サービスや保安に関するマニュアル、国際線ではパスポートも必要です。

また、フライト先の入国情報に目を通して、必要があれば書類も用意しておきます。IDやパスポートを忘れると乗務が出来ませんよ!

フライトに必要な制服の枚数も用意したら、明日のフライトに備えてぐっすり休みましょう。

使い方次第でメリットがたくさんのCAのスケジュール活用術

CAになるメリットは良い給料・待遇以外にもたくさんあります。

メリットがたくさんの平日休みを満喫する

一見ハードで不規則なCAのスケジュールは、工夫次第で、実はメリットがたくさんなんです。その一つが、平日休みです。

先ずは、CAの代表的なフライトパターンをご紹介。

国内線は、日帰り、一泊二日、二泊三日。国際線は、これに一泊三日、二泊四日のパターンが加わります。

一か月のスケジュールは、例えば国内線の日帰り→国内線の二泊三日→二日間の休日→国際線の二泊四日→三日間の休日というようにフライトと休日が組み合わされて、休日はだいたい11日前後です。

土日祝に必ずお休みが入るわけではありませんが、その分、お買い物も、旅行も、予約の取りにくいレストランへのディナーも、空いている平日を活用できるメリットがあります。

ホテルやレストランの平日限定のお得なプランも利用できたりして、ラッキーなこともたくさんですよ。

もし、旅行や結婚式等でどうしても休みたい日がある場合には、事前に有給の申請が出来ますから、平日のメリットと有給が活用できるCAのスケジュールは魅力的ですよね。

早朝着後、深夜発前の時間を有効活用|プライベートタイムはプラス一日に

CAの一か月のお休みは11日前後とお話ししましたが、フライト前後の時間を上手に活用すると、プライベートな時間は、実は多いのですよ。

例えば、早朝着便の乗務帰りにショッピングや、ランチに出かけたり、次の日から二日間の休日が入っていれば、空港からそのまま二泊三日の旅行に行くことも可能ですよね。

また、一旦帰宅してお昼まで仮眠をとっても、午後から夜まで予定が入れられるので、ほぼ丸一日の休日のような使い方ができます。

その逆に、夜間発の便ではお昼にお習い事などに行って、一旦帰宅して仮眠をとってから乗務、深夜発の便では友人と軽くディナーを楽しんでから出社ということも、体調とスケジュールのやりくり次第では可能です。

ただ、時間と体調のマネージメントも、CAとしてのお仕事の一部ですから、決してご無理のないように。

それさえ心がけておけば、CAのスケジュールは、仕事の日にもプライベートな時間を設けることが出来るので、とてもお得感があるんですよ。

ステイ先は趣味や勉強に使える贅沢な時間

CAのスケジュールのメリットは、ステイ先での時間もプライベートに充当できることです。

例えば、早朝発の便で始まる国内線のパターンでは、午後の早い時間にはホテルへチェックインでき、そこから次の日の集合時間までは完全にプライベートな時間。

全国津々浦々、観光では行く機会がない神社仏閣を狙って訪れる御朱印CA、秘湯巡りが趣味の温泉CA、各土地の郷土料理を堪能するグルメ派CA・・・と、ステイ先で各々の趣味を満喫しているCAがたくさんいます。

二泊四日の長距離国際線では、ステイ先での滞在時間は約二日間あり、丸一日かけて小旅行も可能です。また、日本にいると用事も多いので、まとまった時間がとれるステイ先で集中的に勉強して、資格を取得する方もいらっしゃいますよ。

仕事でいろいろなところへ行けて、しかもそこでプライベートな時間を自由に楽しめるCAのスケジュールは、他のお仕事では得ることのできない、CAならではの最大のメリットではないでしょうか。

まとめ|CAの仕事内容・スケジュール

機内サービスを中心に「仕事がきつそう。。。」というイメージが大きいCAのお仕事。

でも、実際にはお客様の目には触れない準備も多かったり、一見、不規則でハードそうなスケジュールも、使い方次第でプライベートな時間が多く、メリットがたくさんだったりと、CAライフに新たな興味や魅力を感じられたのではないでしょうか。

今回は、フライトの前日からすでに始まっているCAの準備と、スケジュールをご紹介しました。

今後も、他のサイトでは取り上げられる機会の少ない部分まで、徹底大解剖でCAの仕事内容をご紹介して参ります。一連を読み終えるころには、あなたもCAお仕事内容通になっていますよ!

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