CAの職に就いたら、貴女はいつまでフライトを続けますか?
CAからの有利な転職先は? 転職を成功させるコツは?
定年までずっと!と最初は思っていても、長い人生には、いろいろな生活や心境の変化があるもの。
また、一生で携わる職業はCA一つと限定する必要もなく、よいチャンスがあれば、転職して別の仕事を楽しむのも恵まれたキャリアと言えるでしょう。
今回は、転職歴ありの元日本航空のCAが、CAの転職事情と「元CAの経歴」を高く売るポイントをお話しいたします。
・元CAの強みが活かせる転職先べスト5
・CAキャリアを上手く活かした♪ 転職成功者の特徴
3分ほどで読めます。
一度きりの人生、CAだけじゃもったいない?~CA転職事情~
結論は、5年以内にかなりのCAが転職しています。もちろん、そのキャリアを活かして^^
CAが転職したくなるタイミング
憧れのCA職に就いても、様々な事情から、定年までCAを続けてラストフライトを迎えられる方は、2割以下と実に少ないのです。
その反面、CAの経験を強みに転職を成功させて、新しいキャリアに邁進される方も多いんですよ。
では、CAが転職に舵を取るタイミングには、主にどのようなものがあるのでしょうか?
・入社後、2年以内
CA職に就いたものの、実際には自分には合わなかった場合
・CA以外の仕事がしたくなって
ファーストクラスも経験し、CAの基本は概ね習得した入社5、6年目。転職市場的にも元CAのタイトルが最高値のタイミング
・趣味や資格を活かして
CA以外に自分の進みたい道が見え、そこで社会貢献したくなったタイミング
・結婚や出産でCAを辞め、その後、育児が一段落して
第2のキャリア形成や自己実現に意欲が湧いてくるタイミング
人生は一度きりですから、常に自分のベストを見極めて、CA以外でも活躍のチャンスがあれば、転職も建設的ではないでしょうか。
CAの経験が高く評価される転職先Best 5
元CAの経歴があれば、転職先は引く手あまた?
そうであれば、嬉しい限りですが、世の中、そんなに甘くはありません・・・、悪しからず。
ただ、もちろんCAの経験を高く評価してくれる職種もあります。
元CAの強みが活かせる転職先べスト5
・受付、レセプション職
企業受付、マンションコンシェルジュ、レストランレセプションなど。20~40代まで幅広く活躍できる様々な就業先があります
・VIP接遇職
各エアラインのVIPアテンドなどの業務。40代、50代など落ち着いた接客ができる年齢の方が多めです
・秘書
将来、秘書を希望される方は、30代前半までには秘書に転職がマストです。秘書経験があれば、年齢を問わず秘書の転職先はあります
・マナー講師
どこかのマナースクールに雇用、登録の他に、ご自分でスクール経営されている方も多数です
・ホテルスタッフ
接客の経験や語学力を、即戦力として活かせられる職場です
やはり、CAの経歴が最大の訴求力となるのは、高度な接客スキルやマナーが求められる職種ですね!
趣味や資格を活かした多彩で多才な転職組も
CAとしてフライトをしていると、様々な方にお会いしたり、いろいろな国へ行けたり、貴重な経験をしたり・・・と、つまりは見聞が広がるんですよね。
そうして、夢中になれる趣味や活動や勉強が見つかって、それを極めて起業したり、フリーランスで活躍される方も実に多いんです。
また、ここだけのお話ですが、プロフィールに「元〇〇客室乗務員」と入ると、世間の注目も集まりやすいメリットがありますから、皆さま、各自の情熱や才能、センスに加えて、その後光もしっかりと輝かせて頑張っていらっしゃいますよ。
以下は、私の知人で、元CAの現職です。
・お料理教室運営、執筆、出版
・ヨガ インストラクター
・ソムリエとしてワインバー経営
・インテリアコーディネーター
・公認会計士
・英会話塾経営、出版
・占い師
・アロマセラピスト
・派遣会社経営
皆さまのキャリアの花、なんとも多彩ですね。CAの他にもこんなに素敵な花を咲かせられたらラッキーですね!
セカンドキャリアについてもっと知りたい方は、関連記事として、CAの転職先ベスト5♪ 退職後のセカンドキャリアの作り方で詳しく解説しています。
「元CA」の経歴を高く売るにはコツがある。
CAが中途採用で人気なのは、ファーストキャリアで「一流のサービス」を経験しているから、です^^
転職先企業が「元CA」の経歴に求めるものは?
企業の立場で考えてみると・・・
新卒や20代前半の転職者は例外として、業界や職種の未経験者を採用することは、一から教育することになる為、一般的にはメリットが見出し難いもの。
では、企業が中途採用(キャリア採用)を行う理由は?ズバリ、即戦力が欲しいから。
ですから、よろしいですか皆さま、「元CA」の経歴で勝負するからには、採用担当者に「CAの経験をされた方だからこそ欲しい!」と思わせなければならないのです!
では、企業が「是非 欲しい!」と「元CA」の経歴に期待する5大ポイントとは?
・一流の接客マナーや接遇スキル
・臨機応変な対応力
・気付きのセンス
・協調性
・高度なコミュニケーション能力
採用側の視点にたってみると、応募者の自分にどんなことが求められているのかが一目瞭然ですね。
CAとしてお仕事をしている間にも、高い意識をもって取り組み、もしもの転職の際には、自信をもってこれらをアピール出来るようしておきたいものですね。
接客経験者がライバルだった場合の差別化は?
求人票を見ていると、「この会社、いいかも!」と、キラッと光る案件が。
でも、貴女がいいと思う案件は、おそらく待遇や条件がよく、他の方にとっても魅力的なはず。好敵手も多いのでは?
このような場合は「元CA」の強みでもある、語学力や国際基準の接客スキルやマナーをアピールしましょう。
待遇や条件のよさは、会社の規模と比例することが多いもの。このような会社では海外との業務のやりとりや、外国人顧客の対応などもあったりします。また、世の中の流れとして、これからもますますの国際化が見込まれますよね。
そこでアピールできるのが、国際線乗務で培った語学力や、インターナショナルな対応能力なんです。
実務で使っていたスキルは、ちょっと海外旅行をして身に付けた程度のレベルとは違いますから、大いにアピールして、ライバルに差をつけましょう!
実際に、「○○語を使って国際線で業務していました」の一言は、強い説得力を発揮する一言なんですよ。
元国際線CAがライバルだった場合の差別化は?
現実問題として、元CAが「いい!」と思った求人案件は、他の元CAの転職希望者にとってもいいもの。
同一案件に、同じような年齢の元CAが複数名応募してきた場合は、企業側は次にどんなところを見ているのでしょうか?
ズバリ、PCスキルです。
基本的過ぎて、驚かれましたか?
でも、「元CAだからこそ」ここを重視されるのが事実なんです。
もし、貴女がCAから転職して、給与もアップさせたいと望むような場合には、単純に接客業務だけでは難しく、現実的には企画や業務などに関する書類や資料の作成も求められます。
しかし、CAの仕事にはPCを駆使するような業務はありません。既存のフォームに「入力」出来るスキルがあれば事足ります。企業側もそのことを知っていますから、「CAさんはPCスキルが低い、大丈夫かな」と懸念しています。
ただ、よほど高度なPCスキルを求められる職種を目指す方は別ですが、CAからの転職の場合は、概ね簡単な書類や資料の作成が出来れば大丈夫ですので、「問題なく出来る」ことを上手くアピールしましょう!
まとめ:今回は、CAからの転職のリアル
今回の記事をまとめます。
前半部分では、
・転職のタイミングは多くが5年以内
・元CAの強みが活かせる転職先べスト5
・ファーストキャリアを活かした多彩な転職組
をご紹介しました。
一度きりの人生ですから、CA以外にも経験したい仕事が見付かったら、トライしてみるもの人生に豊かさが増すのではないでしょうか。
そして、転職を成功させるには戦略も必要。
・「元CA」の経歴を高く売るポイントは「一流のサービス」をアピール
・ライバルとの差別化するには「国際経験」「グローバルな対応力「PCスキル」
人生いろいろ~♪ 定年までCAを続るもよし、キャリアチェンジもまたよし。貴女色の大輪の花を咲かせてくださいね。