CA志望生のみなさま、今回も当サイトに来て頂きありがとうございます。先日、CAの身長について以下のようなツイートをしました。

https://twitter.com/yumeflight2020/status/1441900712577753089?s=20

昔からCAは身長が高いというイメージを持たれていることが多く、身長が低いからCAを目指すのを諦めたと言っている方に会ったことが何度もあります。なぜ身長が高くなければいけないのか、本当に身長がなければCAになれないのかについてお話します!

本記事の内容

・CAに身長制限はなぜあるのか?各エアラインの一覧まとめ
なぜCAに身長が必要なのか

3分ほどお付き合いください。

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CAに身長制限はなぜあるのか?各エアラインの一覧まとめ

大手のANA・JALを始め、ほとんどの日系航空会社で身長に関する記載はありません。過去の募集要項を調べたところ、ジェットスタージャパンには【身長158cm以上、かつ、210cmに手が届くこと】の条件があり、選考会でのアームリーチのチェックで届かなかった場合は選考に参加できません。

逆に、外資系航空会社はアームリーチについて記載されているところを含めると、身長に関する記載がないところはほぼありませんでした。

身長制限の記載がある航空会社

・シンガポール航空: 158cm以上
・フィンエアー:160cm以上
・KLMオランダ航空:158cm以上190cm以下
・中国東方航空:163cm~175cm(男性は173cm~185cm)
・エジプト航空:157 cm 以上
・エバー航空:160cm以上

アームリーチに関する記載がある航空会社

・香港エクスプレス:アームリーチで208cm以上の高さに手が届くこと
・カタール航空:アームリーチで212cm以上の高さに手が届くこと
・マカオ航空:つま先立ちで腕を伸ばして206cm以上の高さに手が届くこと
・エミレーツ航空: アームリーチ(爪先立ちで片手を伸ばした状態)で、最低212cmまで届くこと

その他

・チャイナエア: 身長160cm以上、または裸足のかかと着地でアームリーチが202cm以上
・大韓航空:身体的に乗務に支障が無いこと

チャイナエアに関しては2つ条件があります。また大韓航空には身長に関する具体的な記載はありませんでしたが、文面から、身長も見られている可能性はあります。

なぜCAに身長が必要なのか

なぜこんなに身長に関する条件があるのでしょうか。それにはちゃんとした理由があります。

① 緊急時に使用する非常用設備に手が届く必要があるから
② 安全上OHS(物入れ)を確実に開け閉めできなければいけないから

どちらにせよ安全に関わる理由なので身長が条件として挙がっています。

飛行機が大きければ大きいほど天井も高くなり、非常用設備やOHSが高い位置にあります。外資系航空会社で採用されると国際線を飛ぶことがほとんどです。国際線の場合大きい飛行機で運航するので、外資系航空会社ではほとんど身長やアームリーチの条件があります。

日系航空会社も大きな飛行機を運航しますが、日本人は比較的身長が低いのでそれが前提となって、座席の横に足掛けがついていたり、JALではOHSを閉めやすくするために専用の棒が導入されていることで最近では身長を条件に入れていないのだと考えられます。

身長制限で諦めないで

アームリーチとは

先ほどからアームリーチという言葉がよく出てきますが、CA試験以外ではあまり聞かない言葉ですよね。外資系航空会社では一般的なチェック方法です。簡単にいうと、規定のラインに手が届くかというチェックです。

もちろん背伸びはOKで、会社によって靴は履いたまま行ったり、脱ぐように言われる場合もあります。背伸びして、手を伸ばして壁に貼ってあるラインを超えればチェックは通過です。

このチェックは最初に行われることがほとんどで、もし届かなければ、その場で帰らされてしまい選考を受けることはできません。

私は何度も帰らされている受験生を見ました。試験も受けられず帰らされてしまうのはとても悲しいですし、外資系CAを目指している方は自宅などで一度、届くのかどれぐらい足りないのかをチェックしておくことをおすすめします。

身長が少し足りない、アームリーチが届かない人へ

既定の身長に数cm足りないという方におすすめなのは、整体です。

実際に整体に通って身長を伸ばしたという話を聞いたことがあります。専門的なことはわかりませんが、これはエアライン受験界ではよく聞く話なのでやってみる価値はあると思います!

アームリーチは、やっていると届くようになります!手を上げることに慣らしていると、肩甲骨周りなどが柔らかくなるのではないかと思います。155㎝ぐらいで小柄でもアームリーチは楽々クリアする受験生もいるようです。

私も始めは届きませんでしたが、毎日していると届くようになりましたよ。あとはちょっとしたことですが、試験の時のスーツのインナーを腕が上げやすいものを選ぶといいですね。

それでも身長に不安がある人

小柄なCAは意外といますし、背が低いからCAになれないことはありません。先ほどなぜ身長が高くなければならない理由をお話しましたが、大きい飛行機を運航する会社では、背が低いと業務に支障をきたすと思われてしまう可能性がありますが、それは大きい飛行機だからです。

小型機を運航している会社ですと小柄でも問題ありませんし、むしろ機内で動きやすく小柄を活かせると思います。私は数種類の小型機に乗務していましたが、160㎝の私はよく頭をぶつけていました。

それぐらいの低さです。日本には小型機を運航する会社は沢山あります。身長が小さいからと諦めずにそういった会社を目指してみてはいかがでしょうか。

まとめ|CAの身長制限だって対策できる

CA受験の身長に関するまとめ

・安全運航を行う上で身長制限がある

・日系航空会社ではほとんど身長に関することは条件に入っていない

・外資系航空会社では身長制限もしくはアームリーチのチェックがある

・アームリーチの記載のある航空会社ではそのチェックをクリアしないと選考に進めない

・あと少し!という方は整体やストレッチを

・小柄さんは小型機運航の会社を目指す

身長制限があるのはちゃんとした理由があったからでした。でも、対策をしたり色んな視点で見ることができると、背が低いからとCAになることを諦める必要がないということを知っていただけたと思います。少し足りないくらいで諦めず、上記のような方法を試してください♪