CAになりたいけどなんだか敷居が高い。「私にもなれるのかな。すぐに辞めることにならないかな。」
と漠然と不安を抱える方へ。
「CAに向いてないよ。やめた方がいいよ。」と言われるCAには確実に共通点があります。
国内・国際線のCAを経験した私だからこそ感じるCAに向いていない人の特徴をご紹介しましょう。
- CAに向かない・やめた方がいいタイプ5つ
- CAとして活躍できる人の共通点「健康」「挑戦」「理想像」
CAに向いていない人・やめた方がいいタイプ5選【チヤホヤされません】
【外面的適正に関する】CAに向いていない人・やめた方がいいタイプ
1.美容に関する意識が低い人
CAはお客様に見られる仕事です。
どれほどロングフライトで疲れていても、メイクやヘアセットが崩れていてはプロ失格です。
姿勢が悪いのもご法度です。
ジャンプシートというCAが着席するシートは、お客様と向かい合わせになることがあります。
それ以外にも空港を歩いたり、客室乗務員は何かとお客様の目に触れやすいので常に気を張って、自分を美しく見せる努力を惜しまないことが必須です。
2.嫌なことがあると笑顔でいられないタイプ
お客様や先輩に叱られて、つい笑顔が消えてしまうCAがいます。
ご指摘をもらっている際は、笑顔でいるのはおかしいですが、いつまでも笑顔を取り戻せず引きずってしまうのは困ります。
笑顔のないCAに接客される他のお客様の気持ちを考えて、なるべく早く気持ちを切り替えられることが重要です。
【内面的適正に関する】CAに向いていない人・やめた方がいいタイプ
3.チームワークが苦手なタイプ
CAの仕事はチームワークなしでは務まりません。
常に、他のCAと連携をとったり助け合いながらフライトを創りあげます。
「自分の担当区分の仕事以外はどうでもいい。」「自分さえ、ミスやクレームもなくフライトを終えることができたらいい。」という考えを持つCAはやめた方がいいです。
そのような考えのCAは、一緒に乗務していてもすぐに分かりますし、チームの士気を下げることにもなります。
4.おもてなしにあまり関心がないタイプ
CAとして働いていると、お客様に喜んでいただくために創意工夫を重ねるCAと、そうでないCAは顕著に現れます。
「CAは航空会社のイメージを決める顔」であることを自覚して働くことを第一に考えられない人はやめた方がいいでしょう。
【身体的適正に関する】CAに向いていない人・やめた方がいいタイプ
5.身体的に些細なことでも不安がある人
CAは早朝から深夜まで不規則なスケジュールで働いたり、時差や気温差などにも柔軟に対応しながら働かなければなりません。
健康に自信があったCAですら、体を壊して長期休職をせざるを得ない場合もあります。
そういったことから、心身ともに丈夫であることが肝心です。
「生まれつき、風邪をひくとすぐに中耳炎になってしまう」、「腰痛持ちで長時間の立ち仕事や重いものを持つと痛みが出てしまう。」などといった、体の悩みを持っている人もCAの仕事はやめた方がいいです。
無理して乗務して、副鼻腔炎になったりヘルニアになったりしたCAもいます。
CAとして活躍できる人とは
まずは心身の健康を一番に優先できる
CAの仕事は「健康な体」が資本です。
私がCAをしていて感じたのは、体調を崩して休職するCAがとても多いということです。
不眠症やパニック障害のような精神的なものから、ひどい偏頭痛、腰痛などを患うCAは多く、復帰してもまた休職し退職に至るケースも少なくありません。
機内の乾燥や不規則な生活から風邪もひきやすく、何度も欠勤することもあります。しかし、無理にフライトをすると副鼻腔炎などより症状を悪化させることになります。
また、ロングフライトで目的地までたどり着いたけれど、帰りの便で発熱がひどく乗務できないとなるとフライトはキャンセルになります。
そういったことから、CAは決して無理をせず、心身のバランスを保つことを一番に考え、行動できる人であるべきです。
挑戦する心を持つ
活躍するCAには向上心のある人が多いです。
ただ毎日、フライトを淡々とこなすのではなく自分の見聞を広めることに尽力します。
例えば、ステイ先で、部屋にこもって寝てばかりいるのではなく、ローカルなお店に出向いてみるのもいいでしょう。
ワインや日本酒の勉強をして、仕事に生かすCAもいます。その他、航空会社主催のボランティア活動などに参加するCAもいます。
私も航空会社主催の沖縄の海のサンゴを再生するボランティアに参加したり、中国語の勉強に力を入れていました。
広い視野を持って、自分が気になることや、挑戦したいことを常に見つけて行動し続ける人はCAとして活躍できるでしょう。
ロールモデル=自分の理想像 を見つける
CAの仕事は、毎日同じメンバーと働くわけではないので、自分が目指したい女性像を持っているCAに出会うことが難しいです。
しかし、CAにも班があり、班のメンバーで月一回はフライトしたり、独立航空会社などでは同じCAとフライトするチャンスが多くあります。
その中で自分を理想の先輩・同期・後輩を見つけることで、仕事への向き合い方が変わります。
プライベートの過ごし方も変わります。
それが自分や自分のキャリアを理想に近づかせ、自分を輝かせる一番の方法です。
職場でのロールモデルを見つけ、試行錯誤をしながら働くことのできるCAも活躍できること間違いなしです。
まとめ|貴方はCAに向いていますか・・・
- 美容に関する意識が低い人はCAとしてのプロ意識に欠けます。はっきりいって向いていません。
- チームワーク・おもてなしへの関心が低い人もCAとしての適正に欠けるので適性はありません。
- 体力や身体に自信がない人も厳しい環境で働くCAの仕事は過酷でありやめた方がいいです。
- 不規則な勤務の中で自己管理を徹底し健康な体を維持でき、何事にも挑戦心を持ちながら働く人は活躍できます。
- ロールモデル=自分の理想のCA・女性像を持つ人を見つけることはCAとしてより輝く方法です。
みなさんが、自分を今一度見つめ直して、CAとして輝けるようセルフプロデュースできることを祈っています。