かっこよく制服を着こなし、バッチリ決まったメイクに乱れない髪型…

いつ見てもCAの身だしなみは完璧です。そんなCAの身だしなみはどれほど厳しい規定があるのでしょうか。

今回は、ANA・JALをの身だしなみ規定を徹底比較してみましょう!

本記事の内容

・【ANA・JAL】身だしなみ規定10項目を徹底比較してみた。
・ANA・JALきびしいのはどっち?身だしなみ規定の特徴には「社風」あり

本記事を読むと、将来、ANA・JALどとらかで悩んでいる人が、制服や身だしなみ規定から「求める人材像」や「社風」について大きな気づきがあると思います。

3分ほどおつきあいください。

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【厳しいのはANA・JALどっち?】身だしなみ規定10項目を徹底比較してみた

ANA公式HPより引用

① 制服

ANA: ANAウイングス・エアージャパンとも同じ制服を着用しています。シャツは3種類あり、それに合わせてスカーフも2色あります。そしてなんとエプロンは4種類もあるんです!色味は全て合わせなければいけませんが、色はその日の気分で好きなものを着用することができます。

JAL: 2020年、制服が新しくなりましたね。JALではグループ会社ごとにスカーフの色が違います。またパンツやワンピースなど制服のタイプが選べます。

② 髪色、前髪

基本的に2社とも色の基準はあります。ANAは髪色に限らず”自然な色”と表記されていることが多い印象です。
また前髪はJALの方がピシッと流して固めているCAが多いですが、ANAは前髪ありのCAも多くいます。

③ ヘアセット

ANAは現在の制服になってからボブにするCAが増えました。ANAもJALも襟に付いた場合はシニヨンか夜会巻でまとめなければいけません。ANAでは黒か紺色であればシュシュも使用可能ですがJALでは禁止されています。

JAL公式HPより引用

④ ネイル

ANAでは肌馴染みの良いベージュ系、ピンク系はマニキュアやジェルネイルがOKとなっています。JALではネイルはマストで!となっていた時期もあったようですが、現在は規定が変更されているかも…?

⑤ メイク

ノーメイクは2社共にNG。細かくブランドや色番が指定されているわけではないですが、暗い機内でも明るく見えるメイクが必須です!JALではパールやラメは禁止。あとは制服に合うかどうかも重要なポイントとなってきます。薄すぎても、派手すぎてもNGです。

⑥ 靴

JALは今年、ヒール0㎝も可となりパンプスだけではなくローファーなども許されるようになりました!日系の航空会社ではまだまだ認められないと思っていたのでとても驚く出来事でした。ANAでも規定が変更され、5㎝以下のパンプスであれば着用可能となっています。

⑦ アクセサリー

両社、ピアスは5㎜以下、指輪は1つまでとなっています。ANAでは小ぶりのネックレスは着用できますが、JALでは禁止されています。

⑧ バッグ

JALでは貸与のショルダーバッグがあります。ANAでは貸与のショルダーバックはないので自前ですが、黒、紺、茶のものとなっています。軽くて丈夫なロンシャン率が高いです。

⑨ 時計

両社とも秒針がついているものとなっています。また規定に書かれてはいないですが、ハイブランドのものは避けることが暗黙の了解となっています。

⑩ ステイ先での私服

ステイ先で制服を着て過ごすことはできないので、私服を持っていきます。これも規定として定められてはいないですが、ジーンズやミニスカートはNG。

急なデッドヘッドという飛行機での移動の可能性があるため、その際に社員だということが周りのお客様が知った時にでも会社のイメージを壊さない服装である必要があります。

【ANA・JAL】身だしなみ規定の特徴・きびしいのはどっち?(社風あり)

結論から言いますと、

ANA:
JALよりは個性重視。その分、身だしなみ規定もそこまでは厳しくない。
・さまざまなタイプのCAを採用していることから、制服や人材にも「多様性」を重視。伝統よりも世の中のニーズをいち早くキャッチし、多様性ある外国人のお客様をしっかり受け入れたい。

JAL:
・「JALブランド」である上品さを最重視。
・CAの制服や身だしなみ・採用人材にも「統一感」を持たせている。
・その分だけ身だしなみや制服の規定はANAよりやや厳しめ。
・多様性重視のANAに対し、JALは日本人としての伝統・気品を変わらず出している。

 

身だしなみ規定はどうやって決まっているの?

身だしなみは会社のイメージや制服に合わせて決まっており、制服が新しくなる度に身だしなみ規定も見直されています。

最近の傾向としては、世界基準(ヒールの高さやパンツスタイルを取り入れるなど)に近づいてきていますが、まだまだ海外の航空会社と比べると自由度は低く、日本でのCAのイメージを守られています。

また、お客様からのご意見も取り入れ、規定の表現が“肌馴染みの良い”や“派手でない”などどこまで許されるのか難しいといったCAからの意見などでも規定が更新されることもあり、日々規定は変わっていきます。

昔と比べると規定は厳しくなくなってきましたが、その反面判断に困ることも増えてきています。

厳しいのはどっち?

基本的にきっちりと細かく定められているのがJAL。

規定は大まかに定め、ある程度はそれぞれの判断にゆだねるANA。どちらが厳しく感じるかは人それぞれですね。細かく定められている方がわかりやすく楽ではありますが、個性は全く出せません。

先ほどもお話しましたが、細かく定められていないと判断に困ることが多いですが、規定の範囲内で個性を出すことができます。統一美を大切にするJALと個性を大事にするANAの社風が表れていますね。

まとめ|日系CAの身だしなみは外資よりも厳しい

外資系航空会社と比べるとまだまだ世間のCAのイメージを崩さないような厳しい身だしなみ規定です。

髪色やハンドネイルで楽しめない分、フットネイルを自分の好きなデザインにして気分を上げてみたり、オフの日はメイクを変えて服装もカジュアルにしてみたりとできる範囲で楽しんでいるCAもいます。

身だしなみ規定からANA・JALそれぞれの社風も感じられたのではないでしょうか。是非、ANA/JAL選びの参考にしてください♪