「CAに採用される条件って、具体的に何だろう?身長、歯並び、視力ってどれくらい重要?!」
「やっぱりかわいい子がCAに採用されるのでは?」
CA採用の条件について、そんな風にお考えではありませんか?
この記事では、「どの程度の身長、視力が必要なのか」や「歯並び、容姿端麗さ」について、元CAの私が、赤裸々にその真実を語ります。これを読んでいただければ、あきらめかけていたCAへの道が開けるかもしれません。それでは、さっそく参りましょう!
CA採用の身体的条件
CAの身長は160センチ程度必要
ズバリ、身長は重要な採用条件のひとつです。CAはサービス要因であると同時に、保安要員でもあるため、ある程度の身長は必要です。会社によって具体的な身長の規定は違いますが、共通している基準は「飛行機の上の棚に手が届く」ことです。どんな場面で身長が必要になってくるのでしょうか。
- お客様の手荷物収納のお手伝い(上の棚への収納)
- 飛行機のギャレー(キッチンのこと)での作業
- 緊急時のお客様の誘導(機内全体を見渡す必要あり)
これらの理由から、大型機材で160センチ程度は必要だとされています。身長の上限はありませんので、身長の高い人は問題ありませんが、身長が低い人は死活問題ですよね。身長が低いと、業務に支障をきたすだけでなく、自分の身体に大きな負担がかかってしまいます。では、身長が160センチ以下の人はどうすれば良いのでしょうか。
- 整体に通って、姿勢を良くする。少しでも身長を伸ばす
- 小型機を中心に運航する航空会社を狙って受験する
一番のオススメは「小型機を中心とした航空会社を狙って受験する」ことです。
私が以前勤務していた会社は、737型機という小型機が中心だったので、150センチの方がいらっしゃいました。もう少し小さい飛行機やプロペラ機を中心に保有している会社もあり、そういった会社のCAは小柄な方が多い印象です。
目が悪くても、コンタクトで矯正できれば問題なし!
CAの採用では、裸眼もしくはコンタクトレンズでの矯正視力で1.0が基準となります。視力が悪い場合、コンタクトレンズで矯正できるなら、問題はありません。
CAは特別な事情がある場合以外は、メガネの着用を認められていません。なぜなら、緊急時にメガネで、自分や乗客を傷つけてしまう恐れがあるから。緊急時にメガネが外れてしまったら、乗客の誘導もできなくなってしまいますよね。
もし、コンタクトレンズを使っても1.0に満たない場合は、思い切ってレーシックを検討してみてはいかがでしょうか。
歯の矯正は透明、もしくは裏側から
現在の日系航空会社のCA採用においては、歯並びは特に重要視されていません。対して、外資系の航空会社のCA採用では、歯並びまでしっかりチェックされる傾向にあります。CAは接客をしますので、あまりにも見苦しい歯並びには問題があると思いますが、日本には歯並びに自信のないCAもたくさんいるのが現状です。
笑顔が求められるCAにとって、歯並びが悪いことで、笑顔が出せなくなってしまうのは大問題です。歯並びを治すには、いくつかの方法があります。
- 審美歯科で、セラミックによって調整する
- 歯の裏側からの矯正(表からの矯正は禁止)
- 透明のマウスピースによる矯正
どの方法も決して安くはありませんが、自分への投資だと割り切り、CAになってから矯正を始めるCAもいます。
CA採用の条件【容姿端麗編】
CAはみんな美人?
「CAって、やっぱりかわいい子が多い!本当は顔採用があるのでは?」
「私はそんなに美人ではないので、CAにはなれないかも・・・」
はっきり言います、CAは顔採用ではありません!
CAはモデルではないので、どんなに美人であっても、どんなにかわいくても、CAに採用されるとは限りません。
「CAは美人ばかり」「CAはかわいい子が多い」そんなイメージの強いCAですが、実際のところそんな人ばかりではありません。今度飛行機に乗る機会があれば、じっくり観察してみてください。では、なぜCAが美人ばかりだと思われているのか考えてみましょう。
- 常に笑顔
- 自分に自信を持っている
- メイクが華やか
- 愛想がいい
つまり、CAは「相手に好印象を与えるのが上手」なんです。また、CAには美意識の高い人が多く、自分の見せ方が上手な人がたくさんいます。お肌のきれいな先輩にその秘訣を聞いてみたり、素敵な色の口紅をしている後輩にそのメーカーを聞いてみたり。そんな環境に置かれていれば、自然と自分の美意識も向上していきます。
CAにしても、一般社会のCAに対するイメージが高いので、そのイメージにすこしでも近づきたいという心理があるのかもしれませんね。
CAは笑顔がステキ
CAが美人に見える理由の一つに「常に笑顔」というのがありましたね。CAは接客業のプロとして、訓練中から「笑顔でいること」を常に求められています。CAも忙しい時など、笑顔でいることを忘れてしまいがちなこともありますが、とっさの時にはいつも笑顔でいるように訓練されています。
私は「常に笑顔でいること」に自信があったのですが、新人訓練の時に教官から「笑顔と真顔の差が激しい」とご指摘をいただいたことがありました。この指摘を受けて、「ずっと笑顔でいるというのは、ずっと笑顔でいようと意識していないとできないのだ」と知りました。この経験があって以降、私は「意識して、常に笑顔でいる」ことを心がけるようになりました。
皆さんは笑顔に自信がありますか?ぜひ、今日から「意識して、常に笑顔でいること」にチャレンジしてください。笑顔の訓練の成果は、きっとCAの採用試験の時だけでなく、CAになってからも役立ちます。
CAの秘密兵器は赤い口紅
CAが美人に見える秘密、それは「赤い口紅」です。機内は思った以上に薄暗く、普通のメイクでは目立ちません。このような環境では、普段しないような真っ赤な口紅が引き立ちます。この口紅一つで、一気に表情が華やかに見え、お客さまに「きちんとした印象」を与えることができます。
CAは制服のポケットに、この秘密兵器「赤い口紅」をいつも忍ばせています。たまに、口紅が前歯に付いてしまい、ニコッと笑った瞬間に、ホラーな状態になってしまうことも・・・
日常ではなかなか使うことのない「真っ赤な口紅」ですが、 その「赤」にもさまざまな種類があります。
- 青みがかった赤
- オレンジ系の赤
- ピンク系の赤
- マットな赤
- 艶やかな赤
人によって、似合う「赤」は違います。早めに自分に似合う「赤い口紅」を探してみてくださいね!
まとめ|CA採用の条件とは
身体的な条件は、その解決策を考える
身長が低い、目が悪いなどの身体的条件でCA採用を諦めるのは、とてももったいないです!
今回は、そんな場合の解決策について考えました。
- あとちょっと身長が欲しい時は、整体に行くなどし、姿勢を良くする。
- 身長が低い時は、小型機やプロペラ機を保有する会社のCAを狙う
- 目が悪い場合は、コンタクトレンズで視力矯正
- コンタクトレンズでも0に満たない場合はレーシックを検討する
- 笑顔に自信があるなら、歯の矯正は必要なし
- 歯並びが気になる場合は、審美・裏側からの矯正・マウスピース矯正を検討
一つでも心配事をなくせば、それだけ自信を持ってCA採用試験に臨めます。後悔しないように、できることをやっておきましょう。
CAは顔採用ではない!
CAは自分を魅せることに長けており、お客さまに好印象を与えることが上手です。そんなCAが美人に見える秘密をまとめておきましょう。
- 美意識が高いだけでなく、美への向上心も持っている
- 常に笑顔を心がけている
- 最終兵器は「赤い口紅」
CAは「美人」でなくても、「美人に見えるように努力」をしています。結果、CAは美人やかわいい人が多いのでしょう。
CA受験の際には、いろいろな不安がつきまといますが、目の前の不安要素を一つ一つ取り除き、前向きな努力をしましょう。その努力は、きっと役に立つはず!一人でも多くのCA希望者が、CAになれますように!!