キャビンアテンダントになりたい!と、夢に向かって頑張っているみなさん。
では、実際にCAの倍率はどのくらいなのか?お給料は?どんな生活しているのか?と様々な疑問があるのではないかと思います。
よくある疑問
・CA合格率や倍率は?やっぱり難しいのかな?
・CAは普段どんな生活?お給料は高くないって本当?
・ANAの客室乗務員ってつらいって聞くけど・・・
今回そんな疑問を、ANAのCAとして国内線・国際線でフライトしていた私が、「ANAのCAになるメリットや対策のコツ」などをお伝えします!
・高い倍率の勝者になる。CAになるための3つの対策
・ANAの客室乗務員しかできない経験
3分ほどで読めます。おつきあいくださいm(._.)m
高い倍率の勝者になる。CAになるには対策が必須!
まずはCA就活生に朗報です。
オリンピック効果で、CAになる倍率が下がっている!
CAは昔から狭き門と言われていますが、実は最近は昔に比べて倍率が下がっており、受かる確率が上がっているんです。
就航路線も増え、東京オリンピックに向けて、ここ数年のANAとJALの応募人数は、毎年新卒と既卒合わせて約1000人の大量採用をしています。
私の時は、就職氷河期を言われていた時代ということもありましたが、募集人数は約300人、倍率は約100倍と言われていました。それに比べると狭き門と言われるCAになれる可能性が広がっています。
それでもやはり憧れの職業であるCAに対する応募人数は多いのは変わっていません。ANAは新卒が就職したい企業第1位に選ばれるほどの人気です。しかしこの大量採用をしているこの時代は最大のチャンスです。諦めずに憧れのCAを目指して頑張りましょう!
日常からできるCA就活の対策術
難しいCAの採用試験に合格するには、日頃からの対策が必要です。
CAの採用試験は一般企業と比べて少し特殊です。何が特殊かというと、面接中はもちろん、待機中や移動中、その時の行動や発言、姿勢、振る舞い、全てが見られていると言っても過言ではありません。日頃からそういった事に気をつけていないと、いざ採用試験になるとボロが出ます。
最近のANAやJALは、①書類審査・筆記試験→②グループ面接→③個人面接→④個人面接・健康診断、とこのようなステップの採用試験を行います。
今年度の採用から、エントリーシートと同時に自己紹介動画の提出もあります。書類審査や筆記試験、面接の受け答えなどをしっかりと準備して対策をすることも必要です。
エアラインスクールに通って試験対策もできますが、日頃の姿勢を再度見直して見てくだい。まずはそこから始めましょう。
CAに必要な英語力|新卒は高くない
実はCAの英語力は思ったより高くありません。
ANAやJALに応募資格としてTOEIC600以上とあります。ある程度の英語の知識がないと、そもそもの応募ができないですが、TOEIC600というのは英語が話せなくても頑張れば取れてしまうスコアです。
実際に同期の中で、英語がとても苦手で、採用試験の前に死ぬ気で勉強して600ギリギリのスコアをとった子がいます。
中には帰国子女やネイティブレベルのCAもいますが、多くはありません。
国際線になると確かに英語が話せないと辛い場面もありますが、CA試験に合格するという意味では、英語力はTOEIC600があればまずOKです。それを目指して頑張りましょう。
ANAのCA生活|給料や生活
実際の全日空CAの生活をばらします。わりと質素ですよ。
ANAのCAの給料は階級別
入社してすぐは多くはありませんが、徐々に上がっていきます。ANAの募集要項に、給与が明示されています。(大卒:月額180,319円)
少ない!と思いますよね? しかし実際には、これに乗務手当、深夜手当、国際線の場合は離日手当などが付き、平均的な給与を頂けます。
また、CAならではの「ステイ」と呼ばれる、フライトした場所に宿泊する際にはその手当も支給されたり、ボーナスや業績の良い時に支給される一時金にはかなり助けられました。
ANAはステップアップが非常に早く、入社3年目でクラスをまとめる責任者の資格を取ることを求められ、階級が上がるとお給料も上がっていきます。
ただ入社してのすぐの訓練の約二ヶ月は、頂けますが学生のアルバイト程度で苦しかったです。
ステップアップしていくことで、同世代の平均的なお給料よりかなり上回ることができていました。
ANAのCAは完全なシフト制
国際線もフライトするCAは完全シフト制のため、友人と予定が合わせにくいのです。
あらかじめの休みは数日しかわからず、スケジュールが出て初めて予定が立てられます。有給制度もありますが取れないのがほとんどで、取れたらラッキーなくらいでした。なのでスケジュールが発表される月末にはCAは携帯やPCとにらめっこしていました。
しかしCAの醍醐味である「ステイ」を楽しむことができます。新人の頃は寝る間を惜しんで観光したり、美味しいものを食べにいったりとかなり
エンジョイしていました。
CAは友人や家族と予定は合わせにくいが、CAだからこそできる過ごし方を楽しむことができます。
JALと比べて、ANAはガチの体育会系
「ANAで働いていたらどこでもやっていける」と言われるくらいANAは体育会系と言われています。
ANAのCAは現在約8000人、そのほとんどが女性のため、人間関係は楽ではありません。特に新人は先輩の手を煩わせないように、「私がやります!なんでも言ってください!」となんでも率先してやる姿勢が自然に身についてきます。
気配りができるCAはやはり可愛がられていましたし、それができないCAは、ちょっと裏で言われることも・・・女性の社会ではしょうがないですが。
新人の頃はフライトでも覚えることも多いし毎日が大変でしたが、ある程度のキャリアを積むと、上から言われることも減りますし、フライトを楽しむ余裕がでてきます。
ANAでの体育会系の風潮は、辛いこともありましたが、たくさん勉強になりましたし、自分の財産になりました。
まとめ|全日空CAの倍率は高い。が給料も高い♪
今回の記事内容を5行でまとめます。
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「CAは華やかな仕事と思われているが、実は大変」と、言われていますが、まさにその通り。
しかし、CAしかできない経験がたくさんあります。それが楽しいことでも辛いことでも、良い経験と思い出になることは間違いありません。
ANAのCAになり、いま思い返すと辛くて胃が痛くなることも多々ありましたが、ANAのCAになって様々な経験ができ、本当に良かったと思います。
そのCAになるために、まずは自分の立ち居振る舞いから見直していきましょう。万全の対策を今からして、夢を叶えましょう!