航空会社にもよりますが、日系大手の航空会社の航空会社のCAには、基本給に「乗務手当」がプラスされます。

乗務手当とは、フライトしている時間に対して支払われる手当のことです。

つまり、たくさんフライトすればそれだけ手当がつきますし、逆に病気などでフライトする機会が少なくなれば、お給料が減ってしまうことに・・・

今回は、大手日系航空会社の、乗務手当にスポットを当ててみましょう♪

この記事の内容
  • 客室乗務員の乗務手当まとめ
  • 乗務手当以外にもある!CAならではの福利厚生
  • CAのリッチな生活は福利厚生のおかげ

3分ほどの記事です。どうぞ、お付き合いください(^^)

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客室乗務員の乗務手当まとめ

CAのお給料は乗務手当で決まる

冒頭でも少しお話ししましたが、CAのお給料は基本給+諸手当で構成されています。

会社によっては、基本給のみの場合もあるようですが、私が知っている限りJALやANAではこのシステムが採用されています。

その諸手当の中でもっとも大きいのが、今回お話する乗務手当

乗務手当は、フライト時間に対して支払われます。

だから、たくさん飛べば飛ぶほど、お給料はUP!

例えば、1時間あたり1000円だとしたら、1か月70時間のフライトで7万円!

国際線に行けば、一度のフライトが長時間になるので、必然的にもらえる金額も多くなります(^^)

ただし、ケガや有休消化などでフライトをしていない場合は、乗務手当が支払われないので、お給料は大幅にダウン・・・(^^;)

まさに、CAは「飛んでなんぼ!」の世界ですね。

飛びまくれば、乗務手当が稼げるの?!

飛べば飛ぶほど乗務手当がもらえるのであれば、どんどんフライトしたいと思いますよね!

ですが残念ながら、CAは一か月でフライトできるフライト時間が決まっています。

また、フライトパターン(どのフライトに乗務するか)は、会社が決めるので、自分でフライトタイムを減らしたり増やしたりすることはできないんです。

実際のところ、一か月あたり90時間も飛べば、体に負担がかかってぐったり・・・なことが多いので、ほどほどがベストですが(^^;)

というわけで、乗務手当がどのくらいもらえるかは、毎月飛んでみないとわかりません。

乗務手当とパーディアム

乗務手当と同じくらい大きなお手当の一つが、パーディアムと呼ばれる手当です。

これは、宿泊手当とも呼ばれており、フライトで宿泊を伴う際、一泊あたり数千円支払われます。

CAは、多い時には月に10泊ほどするので、それだけで数万円!!

ですからCAは、日帰りのフライトが続くより、宿泊を伴うフライトの方が好み♪(人によりますが・・・)

先ほどの乗務手当と、パーディアムを合わせると、10万円前後になります(^^)

つまり、乗務手当とパーディアムは、CAにとってなくてはならない手当だってことが、おわかりいただけますよね?

乗務手当以外にもあるCAの福利厚生

飛行機にタダで乗れちゃう

CAの福利厚生の中でも有名なのが、飛行機にタダ(もしくは格安)で乗れるチケットの支給ですね(^^)

このチケットのことを、CAはEFと呼んでいます。

EFを使うにはいくつかのルールがあります。

  • EFは無制限ではない(乗れる回数が決まっている)
  • 予約はできない
  • 満席だと、飛行機に乗れないこともある(乗っていても降ろされることも・・・)
  • EFを使える人には制限がある(会社によって違う)

いろんな制限がありますが、タダもしくは格安で飛行機に乗れるというのは、やっぱり嬉しいですよね!

CAはEFを使って、実家へ帰省したり、旅行をしたりしています(^^)

通勤にかかるお金はもちろん支給

会社までの交通費、これももちろん、きちんと支給されます。

あらかじめ、会社までの通勤経路を申請しておく必要があり、後払いで精算されます。

毎日の通勤ですから、その交通費もバカになりません。

でも、きちんと支給されると分かっていれば、ちょっと安心ですよね♪

CAは早朝・深夜勤務もあるため、時間帯によってはタクシーが配車されることも。

たまーに、会社からの急な呼び出しで、タクシー代を立替払いすることもありますが、基本的にはCAは配車されたタクシーの料金を支払う必要はありません

もし、タクシー代を立て替えた場合は、必ず領収書が必要です(^^) 

CAの食事について

CAをしていて、地味に「助かるなぁ」と思っていたことの一つが、食事です。

CAは、決まった時間に食事をとることができません。

また、「今日のランチは何にしよう♪」とランチのメニューを選ぶ事もできません。

「今日は寒いから、あったかいものが食べたいな」と思っても、気軽に買いにいったり、食べにいったりすることができないんです(><)

でも、ご安心ください!

そんな制限を受けているCAだからこそ、「ミール」と呼ばれる食事がつくんです♪

国内線ではたいしたミールではありませんが、それでもないよりはマシ!

国際線では、お客様に出すお食事をいただきます。

エコノミークラスを担当しているCAは、エコノミークラスの食事、ビジネスクラス担当のCAはビジネスクラスの食事、そして、ファーストクラスを担当するCAは、ファーストクラスの食事が食べられちゃうんです♪

これってちょっと、嬉しいですよね(^^)

有給休暇の取得は100%

大手の航空会社では、会社自体が大きいので、航空会社とCAの間のお約束もしっかりと守られています。

その一つが有休消化。

私の所属していた日系航空会社では、CAの有休消化率は毎年100%!!

翌年に持ち越せない有給を残しているCAに対しては、早く有休消化をするようにと声がかかります。

持っている有給休暇を無駄なく使えるというのは、やっぱりありがたいですよね♪

ただし残念なことに、その有給休暇は、希望通りに取得できない可能性もあります・・・

なぜなら、航空会社は公共交通機関だから

同じ時期に、一気に多くのCAが有給休暇を出してしまったら、航空会社はその時期に必要なCAを確保できなくなり、飛行機は飛ばなくなってしまいますよね。

ということで、せっかく有給休暇を希望しても、CAは常に却下される危険と隣り合わせです。

自分の結婚式や、親族の法事のために出した有給休暇でさえ、却下されたCAもいるほどなんです・・・

CAのリッチな生活は福利厚生のおかげ

有給+EFでお手軽に旅行

有給休暇が思った通り取得できないという、CAならではの問題点があるのは、先ほどお話しした通りですが、反対に言えば「世間がお休みでないときに、おやすみが取りやすい」ということです。

どこに行っても空いていることが多いので、気軽に旅行が楽しめます♪

札幌ラーメンを食べるだけに、新千歳空港を日帰りするとか、もつ鍋を食べに福岡を日帰りするなんて、普通ならちょっともったいなくてできませんよね(^^;)

航空会社にもよりますが、海外の航空会社を安く利用できることもあり、海外旅行も格安ですよ!

ブランド物もお安く手に入れられる

海外でのお楽しみは、もちろんショッピング♪

海外でアウトレットに行ったり、ブランドショップを覗くのも、CAの楽しみの一つです。

日本では高いブランド品も、海外でならお得に入手できる場合がありますよ♪

さらに、航空会社の社員割引を利用して、さらに安く手に入れることができる場合も(^^)

ただし、乗務員は国内に持ち込む際の免税の枠が狭いので、高級なものを買った場合は、結構な額の税金を払うことになります。

CAは、そのあたりを考慮してお買い物を楽しんでいるんです♪

まとめ|CAの乗務手当や福利厚生は、とってもおいしい♪

CAにとって、乗務手当がいかに大切かということがお分りいただけましたか?

この手当があるだけで、お給料は大幅にUPするんですよ(^^)

さらに、パーディアムもつくことを考えると、宿泊先で美味しいものを食べにいったりするのも、楽しみの一つになりますね!

他にも、CAはいろんな面で恵まれた福利厚生がありました。

  • 飛行機にタダ(格安)で乗れるEFチケット
  • 交通費は全額支給
  • 食事がつくことも!
  • 有給取得は100%

とってもおいしいCAの福利厚生ですが、今回はそれぞれに、CAならではの問題点があるという事もお伝えしました(^^)

CAになったあかつきには、ぜひCAのおいしい福利厚生の恩恵をたっぷり受けて、CAライフをエンジョイしてください♪