おしゃれイメージが強いCAさん、ピアスってオンとオフどう使い分けているのかな?

身だしなみ規定が超きびしそう。。。ヘアーやアクセサリー、ネイルについても知りたい。

今回はこのような疑問にお答えします。

本記事の内容
・CAのちょっと意外なピアス事情(小ぶり+ぶら下がらない)
・エアライン別で異なる身だしなみ規定(出退勤時とステイ先)
・ちょっと意外なANAの身だしなみルール(暗黙の年功序列あり)
もちろんエアラインによって身だしなみ基準に違いがあります。今回は、ピアスを中心に「CAとしての身だしなみ基準」を元ANAの国際線CAがお伝えします3分ほどおつきあいくださいm(__)m
Sponsored Link

CAのピアスについて意外な事実

ピアスは勤務中OKだが、つけない人も多い

ダメと思われがちなピアス。実はピアスはOKなんです。しかしほとんどの航空会社が、”小ぶりでぶら下がらない、パールなど”という決まりがあるんです。

ピアスOKといっても、ピアスの穴の開けすぎには注意してください。若気の至りで、鼻や耳に大きな穴を開けてしまった・・・という方。清潔さに欠けるため、CAとしては望ましくありません。

就活のピアスはOK?

結論から言って、OKです。但し、決まりとして明記されていませんが、就活の身だしなみは「そのままフライトできそうな身だしなみ」が望ましいです。

つまり、ピアスをつけるなら”小ぶりでぶら下がらない、パールなど”が無難です。

面接時のヘアスタイルについてもっと知りたい方はCA受験生がすべき面接ヘアスタイル|好印象の秘密は前髪にアリで詳しく解説しています。合わせてどうぞ♪

CAはピアス意外にも違いがある?各エアラインの身だしなみ

CAの身だしなみは、航空会社によって様々な違いがあるんです。ANA、JAL、外資でどんな違いがあるのかご紹介していきます!

ANA客室乗務員の身だしなみ規定

  • ヘアカラー:明るすぎない色
  • ヘアスタイル:シニヨン/夜会巻き(ヘアアクセサリーは黒か紺)/ショートカットは肩にかからないように
  • アクセサリー:指輪は一つまで/ピアスは5mm以下ぶら下がらない/ネックレスは小ぶりで見えなければOK
  • ネイル:ジェル、マニキュアOK(ベージュやピンクなどの自然な色。グラデOK、ラメやアートNG)*しなくてもOK
  • マツエク:自然なもの

JAL客室乗務員の身だしなみ規定

  • ヘアカラー:カラー6番まで
  • ヘアスタイル:シニヨン/夜会巻き(シュシュなどのアクセサリーはNG)/前髪は眉毛にかかってはNG
  • アクセサリー:指輪は結婚指輪のみ/ピアスは5mm以下ぶら下がらないもの/ネックレスは禁止
  • ネイル:ジェル、マニキュアOK(ベージュやピンクなどの自然な色。グラデ、フレンチ、ラメ、全てNG)*必ずネイルはしなくてはいけない

外資系エアラインCAの身だしなみ規定

外資はエアラインによって違います。

*タイ国際航空の場合*

  • アクセサリー:ピアスは小さくぶら下がらないもの/ネックレスはNG
  • ネイル:ジェル、マニキュアOK(赤、ピンク、オレンジ、白のフレンチのみ)

*アシアナ航空の場合*

  • ヘアスタイル:オールバック必須

どの会社でも身だしなみ規定が同じもの

様々なエアラインのよって違いはあっても、どの会社も同じような規定があります。

1、時計
必ず必要です。秒針があるもの。(急病人発生時に心拍を取るため)

2、化粧
濃いめの化粧、口紅は明るいもの。(緊急時など暗闇でも見えるように)スッピンはNG

CAのネイルについての参考記事:
CAさんのネイルはNG?客室乗務員の身だしなみ規定にたまげた話       

いつもヒヤヒヤ!ANAの身だしなみルール

新人がやってはいけない暗黙ルール

ANAやJALなどの日系の会社では、身だしなみに暗黙の年功序列があります。

例えば、CAのヘアスタイルはシニヨンか夜会巻きですが、新人は基本的にシニヨンで、キャリアを積んだら夜会巻きOKと言う暗黙ルールがあります。

次にネイル。ANAはグラデOKですが、これも新人がしていると、先輩方から「生意気だ」なんて言われかねません。

新人CAにとって、生きた心地がしない忘れ物

ANAのCAの制服で必ず必要なアイテムは・・・

  • ジャケット   シャツ   スカート
  • ベルト   スカーフ   ストッキング
  • パンプス   名札   エプロン

これら1つでも忘れると、絶対に乗務ができません。

羽田と成田を行き来するようになると、どこに何があって何がないのか混乱し、忘れてしまうことも。

忘れたアイテムは、客室部で借りることができますが、そうすると直属の上司に報告されるため、忘れたら全力で借りられる人を探します。

特に3年目までの新人CAは、忘れ物をするとこの世の終わり。。。くらいに感じるんです。

参考記事⇒新人CAの心構え・暗黙のルール5選【日系は、個性より統一美】

CAはピアスだけじゃない|フライト以外の身だしなみ

実は厳しい出退勤時とステイ先の身だしなみ

制服着用時以外にも、CAには出退勤時とステイ先にも身だしなみルールがあります。

ANAの場合
*NG*
・デニム  ・ハーフパンツ   ・サンダル、ミュール、ムートンブーツ
ただし、国際線のステイ先は特に決まりはなく、何でもOKです。
また成田への出勤時は制服での出勤が可能ですが、シャツの上にはカーディガンなど目立たないようにしなくてはいけません。

私服でもお客様に見られている意識を持たなくてはいけないんですね。

休日のCA服装あるある

仕事では厳しい身だしなみはありますが、休日はもちろん自由です。

街を歩いていて、何となくCAっぽいなと思ったりしませんか?

CAのファッションあるある

・カバンはロンシャン
・髪の毛をピチッとまとめがち
・背筋が伸びていてキレイ♪

休日とはいえ、やはりいつものCAの習慣が出てしまいます。また同業者だと、ANAっぽいな、JALっぽいな、外資っぽいなと言う予想ができ、だいたい当たっているんです(笑)

参考記事⇒CAさんの職業病あるある♪客室乗務員だとバレてしまう20選

ピアスだけじゃない!CAのおしゃれ

日系のエアラインCAは、統一美を求められているので、なかなか個性は出せません。

そんな厳しい身だしなみの中でも「自分らしさ」を見つけようとしているCAは、どんな工夫をしているのでしょうか。

ピアスに違いをつけるCA

CAのピアス基準である、「小ぶりでぶら下がらない、パールなど」ですが、実はその大きさにも基準があります。

ピアスをしているCAに人気なのは、基準ギリギリの大きさのパールのピアスですが、ここで他のCAとの違いを出している人もいます。

サイズをごく小さいものにする
ピンクパールにする
パールではなく、ゴールド・シルバーのボールにする

メイクで勝負するCA

CAはアクセサリーで違いが出せないので、メイクで個性を出そうとする人もいます。メイクで一番目立つのはやっぱり口紅!

発色の良さ、乾燥しにくさなどを考慮し、自分に一番似合う色を選んでいるんですよ!他にも、いろんなお化粧品を試してみたり、基礎化粧に力を入れてみたりと、CAは美容には余念がありません。

見えないところにお金をかけるCA

髪やネイルの色など、厳しい制限を受けているCAの中には、「お客様に見えないところ」でおしゃれを楽しんでいる人もいます。

例えばフットネイル。

誰にも見せる機会がなくても、自分の気持ちを上げるために、ハンドネイルからは想像できないくらい、カラフルでキラキラだったりするんですよ♪

まとめ|CAはピアスなどの身だしなみ規定に気が抜けない。。

本記事のまとめ
・ピアスには規定以内ならOK
・エアラインによって身だしなみの違いがある
・ANAには新人がやってはいけない身だしなみがある
・制服の忘れ物をした時は、冷や汗もの
・出勤時やステイ先でも身だしなみルールもある
・休日のCAも習慣が抜けない

日系のCAの身だしなみは厳しいですが、お客様の期待を裏切らない、「さすが」と思われる身だしなみをしなくてはいけません。

各エアラインのCA身だしなみを守りながら、小さなおしゃれを楽しんでください♪