CAというと華やかで憧れの世界というイメージを持つ方が多い一方で、イジメやパワハラ、人間関係の難しさを連想される方も少なくないでしょう。

今回は実際に日系航空会社と外資系航空会社の両方を体験した元CAによる実体験をご紹介しましょう。

本記事の内容

・CAのいじめ・パワハラ・人間関係は仕事よりハードな話
・CAライフのストレスを軽減するために 。

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CAのいじめ・パワハラ・人間関係は仕事よりハードな話【イヤな先輩CAの攻略法】

 CA業界の現状

 CA業界は離職率が高い業界です。

体力的にとてもハードな仕事ということや、休みが不定期で宿泊を伴う勤務が多いことも1つの原因ですが、CAのいじめやパワハラ、キツすぎる上下関係に疲れて退職するCAが多くいるのが現状です。

私の同僚にもキツすぎるスケジュールで不眠症になったり、先輩に気を使いすぎて精神病にまで追い詰めてしまうCAは本当に多くいます。

精神病にならなくともストレスで肌荒れを起こしたり、プライベートではずっとうちで休んでしまう、些細なことにイライラしてしまい性格が変わってしまったような者もいます。

世界中を飛び回り制服を着て、颯爽と空港を歩くCAにも計り知れない苦労があるのが現実のようです。

CAと一言で言っても全然違う社風

前述で、CA=パワハラがきつい、長くは続けにくい仕事だというようなことを書きました。しかし、驚くほど会社によってその様子は違います。

実際の体験から言えることは日系航空会社の方が外資系航空会社よりもはるかに人間関係は厳しいです。

私が日系CAをしていた際は、新しい業務を担当する際はフライトする全員の先輩にあらかじめメールでご挨拶をしました。

また、ショーアップと言われる出社時間の2時間ほど前には出社して、ブリーフィングと呼ばれるフライト前の打ち合わせのための場所取りをしたり必要な情報を集めたり多くの雑用をこなします。

フライトが始まっても先輩に気を使ってしんどい時があったのも事実です。

一方で外資系航空会社にトランスファーしてからは多少の上下関係はあるものの先輩CAもフランクな方が多く以前よりもリラックスしてフライトすることができました。

外資系航空会社と言ってもアジア系、欧米系、中東系などで雰囲気は全く違いますが、総じて日系の独特のルールなどはなくフライトすることができることが多いです。

割り切ってフライトする

 どの航空会社のCAになっても嫌な先輩とフライトすることはあります。しかし、CAの勤務形態として毎日同じCAとフライトすることはありません。

仮に嫌なCAがいてもそのフライトを耐えれば次のフライトを供にすることはありません。そのような勤務形態からある程度割り切ってフライトすることも大切です。

また、CAの中ではあまりにもひどい先輩は他のCAの中でブラックリストがある会社がほとんどなのであらかじめある程度フライトのメンバーの状況を把握することが可能です。

万が一ブラックリスト入りするような嫌なCAとフライトすることになっても、その嫌なCAの特徴を把握しておいてなるべく目立たないように無難にフライトを済ませることに徹しましょう。

あらかじめそのような情報を仕入れる術を身につけることも大切です。

 CAライフのストレスを軽減するために 

嫌な先輩の克服法を見つける

嫌な先輩のほとんどは厳しすぎる礼儀や、こだわりを持っている方が多いです。その様な方の接し方で一番大事なのは、絶対に口答えしないということです。

理不尽なことを言われても、真正面から向き合ってはいきません。「以後気をつけます。ご指摘ありがとうございます♪」という言葉と態度でいることが大切です。

また挨拶しても無視されることもザラにありますが、だから挨拶したくないと思うのではなく挨拶はしっかり。つまり当たり前のことに気を抜かずしっかり行動に移し続けましょう。

そして、嫌な先輩から逃げるのではなく、自分からアドバイスを求めたり接点を持とうとすると意外と風当たりは緩くなるものです。

怖がらず、フライトの先輩としてアドバイスもらい自分が納得するものだけを自分のなかで落とし込めばいいのです。

好きな先輩を見つける

 嫌な先輩CAの話をたくさんしてきましたが、中には尊敬できるCA、優しく指導してくれるCA、気さくで親しみやすいCAなどがいるのも事実です。

そのような先輩と距離を縮めたり、アドバイスをもらうのも良いでしょう。CAとしてはもちろん、人間として、女性として尊敬できるCAはたくさん存在しています。

どうせなら嫌なCAから逃げて嫌な思いをしながらフライトするよりは、ロールモデルとなる先輩に近づけるよう努める方がよっぽどCAライフを豊かにすることができます。

時期に新人CAも後輩ができて先輩CAになります。その際に昔いじめたれたから同じように新人に意地悪く接するのか、新人CAの模範となったり心の支えとなれるようなCAになるかはあなた次第です。

CAという仕事は職場環境も仕事内容も特殊です。そのような環境の中で自分を輝かせたり楽しめるマインドを持てることは非常に重要だと言えるでしょう。

他の道を見つける

場合によっては、先輩CAのいじめやパワハラが耐えられない、耐える意味もわからない、もうどうしたらいいのか見失ってしまいそう。

というところまで心にダメージを負ってしまっている場合は、他の道を進んでみるのも一つの方法です。

つまりCAという職から退くということです。転職、留学、結婚など道はたくさん枝分かれしています。

一つの道に固執せず自分が挑戦してみたい新たな道を見つけて進んでみることも良いでしょう。しかし、その前に今一度立ち止まってしっかりと考えることを忘れないでくださいね。

CAになるために一生懸命採用試験にトライして厳しい訓練を乗り越えてCAになれた。そのことに誇りを持ってください。

そのことを思い起こしても次のステップに進む覚悟、決意があるのであれば思い切ってCAを退いて、新たな人生を歩むのも立派な決断と言えると思います。

まとめ|CAのいじめ・パワハラ・人間関係

  • 会社にもよりますが、CAという仕事はいじめやパワハラも多く離職率が高いのが現状です。
  • 毎回同じCAとフライトするわけではないので、ある程度割り切りながらも好きな先輩を見つけるなどロールモデルを見つけると良いでしょう。
  • どうしても厳しい場合はCAを辞めるのも1つの方法です。しかしその前にしっかりと考えて後悔のない様にしましょう。

みなさんがCAの仕事を楽しみつつうまく人間関係を築けることを祈っています。