航空業界の中でもCAという仕事はとても人気があります。CAになって国際線を飛び回る、海外ステイでは現地のお料理や観光地にて見聞を広げていく。そんなキャリアに憧れている方へ。

CAとして働いてみたいけど、年齢や定年などといったキャリアの積み方に不安持っている方も多いでしょう。

本記事の内容

・CAの平均年齢と定年のリアル
・CAたちの賢いセカンドキャリア選択

日系CA、外資CAとしてキャリアを積み、現在ではエアライン講師としてのセカンドキャリアを積んでいる私が、リアルなCAの平均年齢や定年、セカンドキャリアについてご紹介しましょう。

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CAの平均年齢と定年のリアル

ほとんどが20後半~30前半です♪ なぜなら、CAという最高のファーストキャリアを活かして次へ進んでいるから、ですね♪

日系CAの平均年齢や定年

日系CAと言ってもJAL やANAのような大手企業、ANAウィングスやジェイエアなどの大手航空会社の子会社、スターフライヤー、ソラシドエア、エアドゥ、フジドリームエアラインズなどの独立系エアラインなどたくさんの会社があります。

その会社によってCAの平均年齢は大きく異なるのが特徴です。大手JAL やANAは主に大型機に乗務するためたくさんの役職があります。

例えばJALであればリードキャビンアテンダントと呼ばれる、俗にいうチーフパーサーになるには選ばれた人材だけがおよそ10年のキャリアを積んでやっと手に入れることができる役職です。

その一方で大手航空会社の子会社や独立系航空会社では2年もすれば先任と呼ばれる客室の責任者になることができます。そのような背景から大手航空会社では40~50代のCAも多く在籍しています。

その他の航空会社のCAは20~30台が大きな割合を占めます。

外資CAの平均年齢や定年

外資系はエアラインにより日本人の在籍する平均年齢が大きく変わるのが特徴です。

大韓航空、アシアナ航空、エバー航空、チャイナエアラインなどの東アジアの航空会社、タイ航空、シンガポール航空、マレーシア航空、ガルーダインドネシア航空などの日本人乗務員は30代を限度に退職する場合がほとんどです。

5年という契約期間を設けている会社や、育休制度など福利厚生が整っていない会社があることに加えベースが外地であることもあり、女性のライフプランにもなり得る結婚出産を境に日本に帰りCAを辞めるケースが非常に多いです。

中東系エアラインであるエミレーツ航空、カタール航空、エティハド航空などは100カ国以上のCAとフライトし、世界でも最も多くの場所を訪れることができる航空会社です。

しかしそのフライト事情はかなりハードであり長期でも10年ほど乗務し、その後日本で働くケースが非常に多いです。

最後に欧州系エアラインであるルフトハンザドイツ航空、KLMオランダ航空などは30~50代の日本人乗務員が多い会社です。欧州系航空会社はCA経験者かつ大人の洗練された教養や所作を好む傾向があります。

その航空会社も何十年も1つの会社にとどまって働くケースは少ないと言えるでしょう。

CAの醍醐味トランスファー

これまでのお話ではCAはそんなに長く働ける仕事ではないのかと心配になった方もいらっしゃるでしょう。
しかし、CAにはトランスファーという風習があります。

トランスファーとは他のエアラインに転職するということです。一般的には何度も転職するのはあまり良くないといったイメージもあるかもしれません。

しかしCAという職種に関しては、トランスファーが非常に多くされています。特に外資系航空会社はすでにCAとして経験がある受験生の方を好む傾向があります。

私の周りでは多い方で6社ほどトランスファーしているCAがいます。国内線の地方路線の担当から大手日系航空会社、アジア系航空会社ののち欧州系でゆったりフライトする方も多いです。

そのため新しい国や環境でも頑張れるガッツがある方ならばいろいろな会社でCAとして乗務しかけがえのない体験をすることができます。

賢いCAのセカンドキャリア|定年まで働かない♪

皆、CAというキャリアを次の仕事に最大限活用しています。ファーストキャリアとしてはサービス業最強ですからね♪

CAの素質を活かした司会業

トランスファーのお話もさせて頂きましたが、CAの仕事は不規則でかなりハードなため生涯を通して乗務するCAはほんの一握りと言えるでしょう。

ということは、CAはセカンドキャリアを考えておく必要があります。

もちろん玉の輿にのりお嫁さんになるのも1つの道ではありますがあえてここではキャリア志向のCA志願者の方に向けたお話をさせていただきます。

CAはコミュニケーション力が高く、機内アナウンスなどにより大勢の前で話したり臨機応変に話をすることが得意です。

そのことから、結婚式やイベントの司会業の仕事をさせる方が多いです。

華やかで、常に笑顔でいることが癖づいているためすぐに仕事を見つけることができます。実際に私の同僚もCAを終えた後、司会業に転身した方が大勢います。

CAの知識を活かした講師業

私のセカンドキャリアでもある講師業についてご紹介しましょう。

私は現在某エアラインスクールにてCAやGSを目指される方の指導を行なっています。面接対策や立ち居振る舞い、書類添削などCA、GS合格のための指導を全面的に行います。

個人的な意見ですが私はフライトも楽しかったのですが新たに航空業界への就職という夢に向かって頑張っている生徒さんのサポートをすることにすごくやりがいを感じています。

また、経験を積めば大学や大手企業で講義をすることも可能になり着実にステップアップできるフィールドが広がっています。

航空業界の知識に加え、英語や中国語など外国語を教える能力を身につければさらなるフィールドが広がります。大の英語嫌いだった私が現在ではTOEIC講師をも担当し受験生のTOEICスコアを上げることに奮闘しています。

起業して事業を立ち上げる

CAは好奇心旺盛であったり、行動力がある方が非常に多いです。

そのため、セカンドキャリアを見据えて行動しているCAは少なくありません。実際に旅行会社を立ち上げたり、カウンセラーとして事務所を立ち上げたり、自分の興味のある分野に特化してビジネスを始めます。

人脈が広かったりトレンドに対する感知能力も強いため、今までになかったビジネスに着手する方も多いです。しかし、CAは非情に事務系の仕事に疎いです。

職場でパソコンを使うこともそれほどなくEXCELやPOWER POINTなども使うことがほぼないためセカンドキャリアを積む際に多くのCAが苦戦します。

そのため、CAとして乗務しつつもパソコンを駆使できるようにスキルをつけておくことはセカンドキャリアに対して大きなアドバンテージになるでしょう。

まとめ|CAの平均年齢が低い理由⇒皆、定年までやらない♪

基本は、CAのほとんどは長くは続けません。ファーストキャリアとして使って、次の仕事に繋げます♪

・日系・外資系、また会社の大きさやベースによってCAとして働ける年数は大きな幅があります。
・ CAとして生涯働く人材は少ないですが、きちんと計画することで有意義なセカンドキャリアが待っています

CAのセカンドキャリアについてもっと知りたい方は、CAの転職先ベスト5♪ 退職後のセカンドキャリアの作り方で詳しく解説しています。合わせてどうぞ。

CAとして働いてみたい方にとって少しでも気づきを与える事ができれば幸いです。