近い将来にCAになる夢を実現されたら、その先には、結婚や、妊娠、母親として幸せな家庭を築いていく、未来の予想図も描かれているのではないでしょうか。

「CAさんって、ハードな仕事やストレス、気圧の問題で妊娠しづらいって聞くけどホントのところはどうなんだろう。。。
流産とかの確率は他の職業より高いのかな。CAになりたいけど、元気な赤ちゃんも産みたい。。。」

今回は、「ナーバスな噂も飛び交うCAの妊娠、出産について」元日本航空CAがリアルな事情をお話しします。

本記事の内容
  • CAさんの妊娠・出産・育児のリアル~流産しやすい?
  • ママCAの育児とフライト、両立のヒント
  • ママさんCAがハードな日々を乗り越えられる秘訣

ママさんCAをサポートする育児や復帰の制度、仕事を長く続けていくために、是非、結婚前に読んでいただきたい大切なヒントもご紹介します。

3分ほどおつきあいください♪

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CAは流産しやすい?~CAの妊娠・出産事情~

結論言うと、皆さんフツーに元気な赤ちゃんを産んでいますよ( ̄^ ̄)ゞ

CAの仕事は、不妊・流産のリスクを伴うの?

昔からCA受験者の悩みの一つに、不妊や流産の噂がありました。

でも、実際に入社してみると、先輩も、同期も、後輩も、皆、無事に元気な赤ちゃんを出産していました

一般のお仕事をされている女性でも、不妊や流産で悩まれている方もいらっしゃいますから、CAだからと、極端な心配に至る必要はないのかなと思います。

CAでも、健やかに妊娠・出産されている方がほとんどですよ!ご安心くださいね。

人生の優先順位を考えることも大切

憧れのCAに就き、素敵なパートナーに巡り会って結婚したら、次の夢はきっと、元気な赤ちゃんを産みたい!ですよね。

女性の身体やサイクルはデリケートですから、妊娠を希望する場合には、まずはご自分の妊娠力や体質を知って、管理することも必要です。

もし、CAになる前から婦人科のトラブルがある方や、ハードで不規則なCAの仕事でホルモンが乱れてしまった場合には、一度、ご自分の人生の優先順位を考えてみることも大切かもしれませんね。

出産後、復帰の希望があれば、CA経験者OG再雇用の募集をしている会社もありますし、その時点での年齢や、ご家族のご理解、ご協力にもよりますが、新たに別の航空会社に挑戦することも出来るかもしれません。

一度きりの人生ですから、CAでフライトする喜びも、ママになる幸せも両方叶えられたら最高ですよね!

妊娠したらフライトが出来ない?

CAは妊娠が分かった時点から乗務はできなくなります。

でも出産、育児をサポートする制度が整えられていますので、仕事を辞める必要はなく、復帰してからも長く続けられるんですよ。

これらの制度は会社や雇用形態によって異なるので、入社の際には必ず確認をしておいてくださいね(^^)

ここでは、JALとANAの制度をご紹介します。

JALの制度(JAL HP/CSR・両立支援ページ参考)
・育児休職制度
子が満3歳に達する月の末日までの期間内で選択可能
各自の事情に合わせて復帰時期の変更可能
※育児休職からの復職率は7割超え
・深夜業免除制度
・育児短時間勤務制度

 

ANAの制度(ANA HP/RECRUITMENT 客室乗務員 キャリアページ参考)
・育児休職制度
最長で「子が満2歳に達する日が属する年度末」まで取得可能
・育児のための短日数就労選択制度
・育児日制度(育児のための特別休暇)
・育児看護日制度(育児看護のための特別休暇)

さすがは女性が第一線で活躍する職業、安心の手厚いサポートが有難いですね。

ママCAの育児とフライト、両立のヒント~CAの妊娠・出産後~

ママさんCAにとって最重要は「スケジューリング力」です。

スケジュールのやり繰り上手が両立の鍵

ママさんCAはタフでパワフル!ハードなスケジュールを上手くやり繰りして、仕事も育児も家事も見事にこなす方がたくさんです。

例えば

  • 早朝着フライトの後に、直行でPTAへ参加
  • 子供の用事を済ませて、夜間発フライトに乗務

など、フライト前後の時間を使って、家族との時間を上手に設けています。

CAのスケジュールは不規則なのですが、やり繰り次第では、プライベートな時間は一般のお仕事の方よりも多くなるというメリットがあるんですよ。

また、働くママさんはCAに限らず、仕事、家事、育児で大忙し!自分の時間がとれないのが現実です。

そんなママさんCAにとって、フライト先でのステイは、仕事、家事、育児から解放される、完全に自分だけの自由な時間。

リフレッシュの為の貴重な時間でもあります。

長く仕事を続けるには、結婚相手選びも鍵

CAが長く仕事を続けていくには、家庭内のサポートが大切との意見が実に多いんですよ。

具体的には

  • 家族(特にパートナー)が育児に協力的
  • パートナーが家事の分担に理解を示し、実践してくれる
  • 近くに育児や家事をサポートしてくれる親戚がいる
  • シッターさんや家事代行にお願いできる場合は、依頼する

育児と仕事の両立は、何年も継続する長期戦。

やはり、身近なところに安定したサポートがあることが、ママさんCAの心身に負担がかからず、仕事を長く続けられるコツだそうです。

ママさんとして復帰するCAは多い?少ない?

妊娠、出産を経てママさんCAとして復帰される方は多く、例えばJALのHPでは、育児休職からの復職率は7割超えと紹介されています。

しかし、会社の制度を利用したり、家庭内のサポートを得ても、長い人生の中には、妊娠や出産、育児だけでなく、ご自分や家族の病気や介護、家庭の事情など、仕事を続けられないようなこともあるかもしれません。

でも、ご安心ください。

最近ではCA経験者のOG再雇用を行っている会社もありますので、一度辞めてしまっても、CAとして復帰出来るチャンスがあるんですよ。

仕事を続けるのも、辞めてから復帰するもの貴女次第です!

CAには出産、育児、復帰のサポート体制が整っていますよ!

ママさんCAがハードな日々を乗り越えられる秘訣

小さなお子さんがいるママさんCAは、「大人と話せること」で息抜き

復帰して働いているママさんCAたちに、なぜCAに復帰したのかを聞いてみると、「大人と話せることが楽しい」からだという答えが返ってくることがあります。

子どもはもちろんかわいいけれど、子どもが生まれてからずっと一緒にいるので、ちょっと息が詰まってしまうのだとか。

そんなママさんCAたちは、機内の赤ちゃん連れのお客様の対応もバッチリ!

ご自身の経験も存分に生かして、生き生きと働くママさんCAたちは、とっても楽しそうですよ♪

小学生以上のお子さんがいるママさんCAは、ステイ先が大切な自分時間

小学生以上のお子さんを持つママさんCAは、宿泊を伴うフライトにも復帰します。

宿泊中は家族と離れてしまうので、ちょっとさみしかったり、子どものことが心配だったりしますが、ママさんCAにとっては貴重な「自分だけの時間」

そんなママさんCAたちは、ステイ先でどのように過ごしているのでしょうか。

  • ひたすら寝て疲れを取る
  • 観光
  • 好きな本を読んで気分転換
  • マッサージやエステで自分を労わる
  • ショッピング

皆さん自分だけの時間を有意義に過ごしているようですね(^^)

このステイでのご褒美タイムこそが、仕事、家事、育児でハードな日々を乗り越えられる秘訣だそうです。

まとめ:CAの妊娠、出産、育児、復職事情のリアル

ネガティブな噂がフォーカスされやすい航空機乗務とCAの妊娠については、皆さん元気で健康な赤ちゃんを出産している現場のリアルをお伝えしました。

また、CAには出産、育児のサポートが整っていることに加え、復帰のチャンスもある為、ライフステージに柔軟に寄り添える仕事であることや、フライトと育児を両立させる為の、家庭内サポート&結婚相手選びのヒントもお話ししました。

でもやっぱり、働くママさんCAの姿を実際に見ることが一番の答えです。

フライトもママ業も謳歌できるCAの世界に、ぜひあなたも飛び込んできてください!

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